4頁漫画と映画感想など

早々に描きたくなっちゃった……。
いきなり「創作休止」なんつって、オラ恥ずかしい。これ、「二次創作は休止」の意味でした。
別に私生活でトラブルあったとか超多忙とかそんなわけではありません、心配してコメントくださった方ありがとうございます。
娘も入学して毎日もう好きなことばかりしてます。
遠くの書店までわざわざ歩いて行ったり(書店はしごとかw)友人と山菜採りに出掛けたり。

実はもう絵を描きたくない……とペンを握るのも嫌になってしまったこともあって、しばし他のことに没頭してました。
で、ベジータ以外のオリジナル漫画ならやる気出るかも、と描き始めたら…
これが不思議と「まったく萌えない!!!!」一応描いてはみたんだけどなんかすぐ飽きちゃう。
あれ、なんでだろう?としばし考え込んで……そういえば子どもの頃から「好きな漫画のまね」っぽいものは描いてたけどあまりオリジナル描くことに夢中になった記憶がないことに気づいて。
自分は何故子どものとき以来のお絵かきを再開したんだっけ??って考えたら、ベジブルに萌えたからだ!!!って。それで4年?5年前に描きだしたんだよな…と。

ベジブルに目覚める前は絵を描いてた自分のことすら忘れてて、もう二度と漫画なんか描かないと思ってたんだった…。
そうしたら急にまたベジータ描きたくなってきて、GWは帰省断って私は恒例の一人留守番なのでず~~~っと漫画描いてますw

極楽……。
両極端なんだよなあ…描きたくない、描きたい、二通りしかない…。
久々に昨日は徹夜しちゃって、今夜は早く寝る!!!!

↓久々に描いたベジブル漫画(ちょい飯ブル?)
※1頁目はGペン、2ページ目描き始めたらペンツールがエラー起こして線がおかしなことに。
3~4頁は鉛筆ツール使用。だからヘンテコな仕上がり。

 

以下、映画感想など


THE MACHINIST/EL MAQUINISTA(2004)
邦題 マシニスト
監督 ブラッド・アンダーソン

あらすじ
極度の不眠症で1年も眠れず、病的に痩せ衰えた機械工のトレヴァー(クリスチャン・ベイル)。
自宅で不気味な貼り紙を見つけ、新しい同僚に出会って以来、彼の周囲で奇妙な出来事が頻発する。
誰かが自分を陥れようとしていると感じたトレヴァーは、疑心暗鬼になっていく。

公開当時かなり話題になった作品で気になってはいたんだけど、クリスチャン・ベイルがあまり好きではないという理由で観てなかった。

話題になっただけあってベイル氏の決死の激やせはすごかった…。
凄すぎて死神のような姿ばかり気になり話があまり頭に入ってこないw
でもよくこんな死にかけの体で走ったり怒ったり演技できるな~と、ほんとプロはすごい。
こういうの観ちゃうと邦画が物足りなくなっちゃうんだよな…。
「幸せの黄色いハンカチ」くらいだな、邦画で好きなの。(4回は観てる)

肝心のストーリーはというと…かなりありきたりではあるものの、見せ方がうまいせいかず~っと緊張感を持ったままラストまで飽きずに観ることができた。
作りやすい…漫画だったとしても非常に描きやすい、誰でも思いつくお話なんだけどうまいこと作ったな…って妙に感心してしまった。
まあこの映画全体のかもし出す不気味さは、激痩せしたベイルさんと、「切断」「粉砕」など怖いワードいっぱいの工場勤務のバランスゆえ…だろうな。
殺人鬼とかオバケとか呪いとか精神疾患とか色々怖いものはたくさんあるけど、実は一番リアルに鳥肌立つのって「工場の機械に巻き込まれて…」ってやつだよな~といつも思う。

ただ、こんなシリアスな映画でありながら、途中トレヴァーが理由あって人の車に飛び込み狂言ひき逃げ被害を警察に訴え出る場面…。
冷静になるとちょっと笑ってしまう…。いや、笑っちゃいけないんだけど、すっげーボロボロで警察出向いたのに結局ばれて追われて、逃げる逃げる…、あのカラダであの逃走無理だろ。
そう思うとなんかソンビが健康的なフォームで全力疾走してるようなおかしさがあって笑ってしまう…。


13デイズ (2000)
監督 ロジャー・ドナルドソン

あらすじ
1962年10月16日ケネディ大統領の寝室に衝撃の知らせが届く。
カストロ将軍による社会主義政権下の隣国キューバ上空から撮影された写真から、ソ連が弾道ミサイルを運び込んでいることが確認されたのだ。
アメリカからわずか140kmしか離れていないキューバに核兵器が持ち込まれたことにホワイトハウスは震撼した。
ミサイルを取り除くことは絶対に必要だが、対応をひとつでも間違えれば第三次世界大戦に発展しかねない。
大統領は重大な決断を迫られる……。

ケヴィン・コスナー演じるケネス・オドネル大統領特別補佐官が男くさくて、大統領との関係も観てておもしろい。
どこまでがガチ実話なのか定かじゃないが…(一言一句実話ってことはないよね)
アメリカの学校なら「キャーバ危機ならこの映画で勉強できる」って感覚なのかな。
どうせ映画にするならもっと派手な演出があってもいいと思うんだけど、本当に淡々としてる。
これだけ軍上層部をアホみたいに描いてるのが面白いけど。

120分以上あると思うんだけど、「長いな…」と感じつつも結構見入ってしまった。
なんだかんだ、女がでしゃばらず男たちがああでもないこうでもないと議論してるこの手の作品は自分の好みなんだな…。
横山秀夫作品に通じるものがある。男たちの戦場、この場合は戦地に赴くより、ホワイトハウスでの戦いなんだけど、政治のかけひきってのはおもしろいな…と色々考えさせられる映画でした。

こういう映画観ると思わず「日本はこれに比べたらおとなしくて情けない…」と思われがちだけど(今現在それは事実な部分もあるが)、自分が昔兄に借りて読んでいた歴史漫画「風雲児たち」では、ロシアと北方領土の問題で議論する場面があって(史実に基づく)「日本もかっこいいじゃん」と感動した記憶がある。そういや北方領土に関しては意識したことなかったなあ…と自分を恥じると共に、こういう先人たちの戦いの歴史があるからこそ、簡単にそれを壊しちゃいかんな…と思うわけです。話が逸れちゃったけど、13デイズ、途中眠くなるけどそこそこおもしろい!!!w


7ミニッツ (2014)
監督ジェイ・マーティン

んー!!!
つまらなかったw
3人の青年が売りさばくはずのヤクを捨ててしまい、このままじゃ元締めに殺される…なんとか金を用意しなきゃ!
ってことで、強盗に入ったはいいが、叔父さんの店(信用金庫的なところ??)だから覆面しててもすぐばれるし、
途中乱入してきたモノホンギャングに横取りされそうになって死人出るし、最後は生き延びた1人とその嫁さんがめでたしめでたし…っていう…。

冒頭から「強盗に向かうぞ」という雰囲気の車内。
で、いちいち個々のエピソード紹介のために時間が戻る…という回想シーンを刻んだ映像の作り方。
おしゃれな演出を狙っていたんだろうけどなんかテンポが悪い。
誰にも感情移入できないまま、気づいたら映画が終わってた。


FIFTY SHADES OF GREY(2015)
監督サム・テイラー=ジョンソン
※R18

あらすじ
平凡な女子大生アナ(ダコタ・ジョンソン)は学生新聞の取材のため、巨大企業の若手CEOのグレイ(ジェイミー・ドーナン)を訪ねる。誰もが心惹(ひ)かれてしまいそうな容姿でばく大な富を持つグレイは、「君のことを知りたい」と引っ込み思案で恋愛未経験のアナに興味を示す。次第に二人が親密になっていったある日、グレイの自宅に呼び出されたアナは衝撃的な契約を持ち掛けられ……。

毒舌注意

元になった原作小説、著者はどこぞの主婦だとか。イギリス映画かなこれ?
一言でいうと……
「陳腐すぎる!!!!」なんじゃこりゃああああ!!!
いや…待てよ、映画の出来が悪いだけで小説は素晴らしいのか??
でも恋愛経験の少ない冴えない主婦が描いたオナニー小説しか思い浮かばない。
何も知らない若い娘くらいじゃないか?これで泣けたりときまいたりできるのは…。

いやほんと……R18作品なのにもっとどうにかできなかったのか。
何もかもが中途半端、エロスも哀愁もあったもんじゃない。

SM性奴隷契約する話なのに「君以外には15人と今まで契約してきた」「俺に触れてはいけない」「デートはしない」等々の言葉にまったく説得力がなく、男はいつも感情を顔に出すしヒロインに対してごくごく普通に恋しちゃってるし…。なんかもうすごくもったいない作り方してるな~という感想…。


SKYBOUND (2017)
邦題 スカイバウンド大地消滅
監督 アレックス・タヴァコリ

お…おふう…すごいもの観たぜ…。
言葉にならない駄作w

セレブな若者(男3人女2人だっけか…)がマイジェット機でバカンスに旅立つも、シカゴ空港に着陸できない。
はてさて……というお話なんだけど、ネタバレすると、核のせいだった…っていう。

60分で終わっちゃうような薄い内容なんだけど、尺伸ばしの為だかなんだか、途中でジェット機内に侵入してたおっさんとバトル?がある。
それもほんと、必要なのこれ?というアホみたいなエピソードで目が点。
そして、物語のピークには仲間の1人がアホみたいな死に方をする。まったく感動できない…。

ハワイ沖に墜落するジェット機、何故か都合よく無傷で砂浜に打ち上げられる若者たち。
最後はニュースにて
「核で数百万人が死亡、生き残った人はカナダ、メキシコ、ハワイに向かってる」と状況説明のみ。
面倒くさいからってそりゃないよ。

駄作の共通点として、キャストが冴えない、ストーリーが変、に加えて「臨場感がない」ってのが挙げられるかと思う。
この映画もまさにこれ。
ジェット機の中なのに「撮影セットの中に立ってるだけ」に見える。
これはどこがどう、って理由はわからんのだけど、同じ壁に寄り掛かってるだけの場面でもきちんとした映画は「ああ、ジェット機に乗ってて今空飛んでるんだよね」と一目で分かる。ん~、奥が深いw


MURDER BY NUMBERS(2002)
邦題 完全犯罪クラブ
監督 バーベット・シュローダー

あらすじ
米カリフォルニア州の小さな町サン・ベニート。海岸の断崖に建つ古い屋敷で、2人の少年がある企みを練り上げていた。同じ高校のクラスメート、リチャードとジャスティン。リチャードはハンサムで裕福な家庭に育ち、学園の人気者。一方、ジャスティンは頭脳明晰ながらクラスでは誰からも相手にされない冴えないオタク。そんな何もかも対照的な彼らが夢中で取り組んでいたのは、綿密な<完全犯罪>の計画だった…。ある日、森の中で女性の死体が見つかった。事件を担当した女性刑事キャシーは、周囲の反対を押し切って自らの直感に従い、独自捜査を展開していく…。

なんじゃこりゃ…。
一話完結ドラマ?っていうクオリティ。
サンドラ・ブロックの「相棒とわりきったセックスしちゃう女刑事キャラ」は好きなんだけど、それも後半で「ああ、普通の女だったのね…」と残念な気持ちに。
過去に傷を負った女性が刑事になるっていうパターン、飽き飽きなんだよ…。
眉毛の濃い相棒はいい味出してたけど。

リチャード役にはライアン・ゴズリングが。
高校生役だけどいい味出してる~。

これ、原作の小説は面白いんじゃないか…と思わせるそれなりのストーリーにはなってる。
でもキャシーのトラウマとか余計な要素が物語の邪魔してるし、殺人計画を立てた2人の高校生の背景、心理がないがしろになってていまいち感情移入できない。
まあガキなんてこんなものか…とも思うんだけど、最後まで何が言いたいのかわからなかった。
怖がらせ憎ませたいのか、微妙な年ごろの若者の暴走をハラハラしながら追ってほしいのか、キャシーやるじゃん!!!って奮い立ってほしいのか…。
どのキャラもフワフワしすぎでした。


レッド・ドラゴン (2002)
監督 ブレット・ラトナー

あらすじ
FBI捜査官ウィル・グレアムは、連続殺人の捜査のため、精神科医のハンニバル・レクター博士に助言を受けていた。
だが、偶然目にしたものからレクターが犯人であると判明、苦闘の末に逮捕する。
しかし、これが影響して精神的疲労が募り、現役を引退。今は家族とフロリダで静かに暮らしていた。
そんな彼のもとをある日、元上司のジャック・クロフォードが訪れる。彼はウィルに、最近起きた二家族惨殺事件の捜査協力を願い出た。
一度は断るウィルだったが、殺された家族の状況を知るうち捜査に加わるようになる。
それでもなかなか犯人像を割り出せないウィルは、やむなく拘禁中のレクターのもとへ意見を聞きに出向くのだが…。

先に「ハンニバル」を観るべきなんだけどついうっかりこっちを観てしまった。
言わずと知れた「羊たちの沈黙」第三弾です。

レクター博士のカリスマ性を消しちゃうくらいつまらなかったよパトラッシュ…。
「羊たち~」では助けを乞うクラリスとレクターのかけひきが絶妙で、その緊張感たるや、レクターの不気味さたるや、光り輝いていたけど本作はまったくだめ。

FBI捜査官ウィルが協力を要請するも、クラリスほどウブなわけじゃあなく、「無理なら俺いいわ…」って結構投げやりですぐ帰ろうとする。
なもんでレクターさん得意の胸板をアピールしながら「帰っちゃいやん、もっと粘って!!!!」とばかりにガラスに近づいてくるw
いや…もうあんた協力したくてたまらないんじゃん…って冷めてしまった。

で、今回の殺人鬼はいまいちどころかまったくパっとしなくて、純愛とか中途半端に出てきちゃうし、この恋はこの恋で悪くはないんだけど、シリーズでやるような内容ではないかな…って。
唯一「お?」っと思ったのは記者の殺され方かな。
車椅子に縛り付けられたまま火をつけられ白昼の街中を走行するっていう、この不気味さは結構いい。

この手の猟奇殺人って荒唐無稽な殺し方に力入れがちだけど、どんなに奇想天外な発想であれ、犯人のトラウマと結びついたときに「観る者を納得させる演出力」が問われると思う。
本作はそれが欠けていたので本当にいまいち……という感想しかない。

お次は読書感想

あらすじ
加賀恭一郎は、なぜ「新参者」になったのか—。
明治座に幼馴染みの演出家を訪ねた女性が遺体で発見された。
捜査を担当する松宮は近くで発見された焼死体との関連を疑い、その遺品に日本橋を囲む12の橋の名が書き込まれていることに加賀恭一郎は激しく動揺する。
それは孤独死した彼の母に繋がっていた。

人気シリーズ「新参者」の加賀恭一郎のルーツがついに判明……なんだけど、まあ東野圭吾はとりあえず楽しませてくれること間違いなし、なのでハードルも高くなっちゃう。
そもそも……観たことないんだけど実写版は阿部寛が演じてるそうで、自分の中の加賀刑事のイメージと合わないことが残念で残念で…。
あんなに濃い感じじゃなくてもっと涼しげな男なんだよなあ。

でも今回の主役は加賀じゃなく、どちらかというと従兄弟の刑事さんで加賀はちょこちょこ美味しいとこだけ奪っていく感じw

で、お話の方は、私の大好きな作家薬丸岳さんの「虚無」とちょっと似てるかな。
いわば「なりすまし系」+「家族愛」っていう。
だけどやっぱり虚無の方が暗いなw

本作、殺人の動機もいまひとつ腑に落ちないところもあり…なんだけど、12の橋の謎とかそういった伏線の回収が実に綺麗、お見事。
これを読むと、改めて加賀刑事シリーズを1から読み返したくなること間違いなし!!

あらすじ
25年前に別れた恋人から突然の連絡が。「あなたの息子が重体です」。日本を代表するコンピュータ開発者の「私」に息子がいたなんて。このまま一度も会うことなく死んでしまうのか…。奇しくも天才プログラマーとして活躍する息子のデータを巡って、「私」は、原発建設がからまったハイテク犯罪の壮絶な渦中に巻き込まれていく。

読みやすい!!
結構骨太なテーマで色々書かれてる方みたいで、男くさい!!
でも好みです。
ただ、内容は易しくて捻りが無いためか、ちょっと物足りなさがあるかなあ。
「ああ、こいつやっぱり裏があったのね」っていう典型的なキャラも出てきて案の定裏切る、とか。
意外性はない。
だけど死んだ息子の存在が、事件に巻き込まれることによってだんだん色鮮やかに父親の意識に浮かびあがっていく様子はすごく切ない。
1人の人間の評判というのは、1通りではないってこともよくあることなんだけど身につまされる。
自分の足で動いて自分の目で確認することって大事だな~と。
多分自分は父と息子の絆に弱いんだな。
女には味わえない世界、憧れます。

 

あらすじ
袋のキャバクラ「ミントキャンディ」に勤める新人黒服の立花篤(たちばなあつし)。彼は父の入院費用を稼(かせ)ぐため、嫌悪(けんお)する水商売に身を投じていた。店での救いはナンバー1キャスト千鶴(ちづる)の存在。立花が密(ひそ)かに想いを寄せる千鶴もまた、家庭の事情で夜の住人となっていた。勝ち気な立花は、「風俗王」の異名をとる藤堂(とうどう)観光社長・藤堂猛(たけし)からその才を見込まれ、幹部研修の系列店で辣腕(らつわん)ホール長の長瀬と出会う。若きカリスマ・ホール長の天才的な手腕に刺激を受けた立花は、その世界の魅力に取り憑(つ)かれていく。やがて、最年少ホール長に抜擢(ばってき)、自ら店を仕切り始めるが、同僚からの執拗(しつよう)な嫌がらせに遭う。夜の世界に染まっていく立花から千鶴までもが離れ、失意のうちに退店。頂点を目指し、風俗王の椅子(いす)を藤堂から奪うべく渋谷(しぶや)にキャバクラを立ち上げるが……。

以前感想書いた「溝鼠(どぶねずみ)」の新堂冬樹著書。
過去にオペ室勤務経験がありご主人は有名外科医、エログロなんでもござれの友人に「気持ち悪くて二度と読みたくない」とまで言わしめたあの溝鼠っすよw

でも本作を読んでみて、別にいっつもあんな下衆い話ばかり書いてる人じゃないんだ…と知りました。
書店ブラついてたらこの方の恋愛小説とかも置いてあって、一体どんな恋愛話書くんだよ…とちょっと怖いもの見たさがある。

さて、この「黒い太陽」あらすじとか本の装丁観る限りでは「すごそう…ゴクリ…」って期待度高まっちゃうんだけど拍子抜けでした。
キャバクラ話はさしてこれといった山場もなく、主人公がどんな風に「風俗王」になるのかワクワクしてたのに、最後まで冴えない言い訳ばかりのクソガキだった…。

様々な裏工作、裏切り、妨害……とか思わせぶりだったのに蓋を開けてみると「引き抜き、引き抜き、引き抜き」なんだもん。
他になんかないんかい!!!!
女の汚さも全然リアリティがない、だがそこは嫌いじゃない。
桐野夏生が描くほんと~に洒落にならない女のドロドロ書かれたらエンタメ性消えて不快感だけが残りそうなので。

ラストがね…納得いかないんだわ…。
プロポーズしちゃえば無問題じゃないか??って。
この作家さん、さすが男って感じで、女にモテる要素がきちんと書けないまま篤を主人公として話進めてて、しかも篤の心情の変化も急すぎてわけわかんない。
それでも最後までスラスラ読めちゃうから不思議ではあるんだけど。誰にも感情移入できないのでこちらの感情は揺さぶられないし読後の余韻もない。