2ページネタ漫画

edgeについてのお知らせもあります

 

 

 

「edge」再頒布するのに色々問題があって修正作業しています。
少部数なので一冊あたり作るのにかなり高額になる都合上、巻末の4頁ギャグ漫画は掲載できなくなりました。
(60ページ以下ににおさめるため)
なんとか一冊の販売価格を前回と同じ600円におさえたいという理由からです、ご承知おきください。
で、巻末の4ページギャグ漫画はアブノーマルページにUPしようかと思います。
アブノーマルページのパスワードは現在「edge」を買ってくれた方だけがわかる仕様になっていて、
それならここに巻末漫画をUPしても問題ないかな…と思い決定しました。
前回と印刷会社を変えるためそちらの仕様に合わせて色々変えなきゃいけないことがあります。
2~3日で作業は終わると思うのでもうちょっとお待ちください。
あと、在庫過多になってしまっても困るので本当に少部数10~20部くらいしか印刷しません。

今制作中の「Destiny」とか「くそったれの関係」と「アンサイズニア」はなんとか2019年以内に頒布したいと思っていて、そちらに集中したくて。
漫画熱が冷めるまでになんとか本という形にしたいです。
そしてアブノーマル作品もできれば濃い、濃い~~~~~い一冊を作りたいです。
皆さんが「これ…家族にバレたら死ぬwwww」っていう一冊を!!!!!!!

以下、読書感想と映画感想
まず最近読んだ本8冊、こちら

ガーディアン
薬丸岳(著)-2017

あらすじ
匿名生徒による自警団「ガーディアン」が治安を守る中学校に赴任した秋葉は、問題が少なく安堵する。ガーディアンのメンバーは、問題のある生徒らに「制裁」を行っていた。相次ぐ長期欠席を怪しんだ秋葉が生徒の身を案じるが、同僚は激務に疲弊し事なかれ主義だ。秋葉が学校の秘密に気づくと、少年少女は一変し、天国から地獄に叩き落とされる。

少年犯罪や凶悪犯罪をテーマに書かれた小説が多い薬丸さんだけどこちらはちょっと学園ミステリー風味。
とはいえ胸がキュンキュンするような要素は特になく、やっぱり土台になっているものは「やるせなさ」だったり「優しさ」だったり…。

一介の中学生がここまで出来るか?という疑問点は多々あるけど、著者が伝えたいことはよく伝わってくるお話。
「制裁」の内容もえげつな~~~~、と眉をしかめるほどではなく登場人物に超極悪人は存在しない、そこが薬丸節!!

主人公の中学教師秋葉は熱血漢というわけでもなさそうなんだけど話が進むにつれ「こいつ…結構熱いな…」と応援したくなってくる。
サプライズ?ゲストとして他作品でもお馴染みの夏目刑事がちょこっと出てくるのはファンにとっては嬉しい。
はっきり言ってここまで教師たちがちょーいい奴ばかりっていうのは現実味に欠けるんだけど、そこはこの著者の性格がそうさせるのだといつも私は納得してしまうw
もっとギスギスしたミステリーを期待して読んだ人にとって物足りなさを感じる一冊だと思う。

ひとつ、つっこまずにはいられないのはどうしようもない不良の八巻の変わりようだ。
最後の最後、もう綺麗にまとめちゃえ~~って面倒になったのか知らないけどw


Aではない君と
薬丸岳(著)-2017
第37回吉川文学新人賞受賞作

あらすじ
あの晩、あの電話に出ていたら。同級生の殺人容疑で十四歳の息子・翼が逮捕された。親や弁護士の問いに口を閉ざす翼は事件の直前、父親に電話をかけていた。真相は語られないまま、親子は少年審判の日を迎えるが。少年犯罪に向き合ってきた著者の一つの到達点にして真摯な眼差しが胸を打つ

タイトルから受ける印象よりも読後感は軽いかも。もっともっと落ち込むような内容だとばかり思っていた。
酒鬼薔薇事件のような「突発的ではない計画的で残虐な犯行」を犯した少年Aのその後…を期待して読んだら、主人公はどこにでもいる気の弱い少年で友人を殺した理由にもそれなりのものがあった。

この内容だとあとは読み手が「こんな被害者は殺されても文句は言えない」といじめられた側の立場で憤慨するか、「それでも殺しちゃいけない」と正論で物を言うか…の二択しかないんじゃないの?と思っていたけど…。
私はこの本に書かれているもっとも大事なことは著者が恐れずに出した結論にあると思う。
「心と体どちかを殺した方が悪いか」それに対してきちんと結論を書いている。
これはなかなか難しいことなんじゃないか。

殺されなければ親はいじめっこだった息子を叱りつけ正すことが出来た「かも」しれない。
殺されなければいじめっこだった少年はどこかで自分の過ちと向き合うことができた「かも」しれない。
その「かも」を奪ったことが腹立たしいのではなく、著者は悲しくてやるせなくてしょうがないんだと。

心を殺され、相手を殺した少年は苦しみながらも親に、周りに支えられ時に蔑まれ軽蔑され…それでもこれからも生きていく。

「ガキの頃からそんなえげつないいじめをしてる奴がまともな大人になるわけがない」という意見もごもっともだと思う。でもそれを第三者が決めつける権利なんてないはず。
どこからまともでどこからが異常なんだろう。

私から見れば「ペットを殺させるような奴は殺されて当然だ」という意見も十分異常だと思う。
勿論ペットを殺せと命令し脅迫するような奴も異常だけど。

我が子が人を殺めた。それは自分の心を守る為に致し方なかったとしても「殺して当然だった」なんて親はどうなんだろう。

自分が当事者になってもいないのに白黒はっきり自信を持って言える人間ほど怖いものはない。
この本を読んで一緒に悩める、悩みに悩んで苦しむ、そんな人間でありたい。
薬丸岳の本はいつも本当に優しさに溢れている。

ちなみに、やっぱりミステリー要素も含まれていて、この方のデビュー作「天使のナイフ」のようなちょっとした謎解きもある。
テーマが重いためそちらに気を取られがちだけど「木鉢」がキーとなる謎解きの部分はなかなか面白い。


タワーリング
福田和代(著)-2011

あらすじ
地上50階地下5階、まるで一つの街のような巨大ビル。バベルの塔か、人類の理想郷か?朝9時、警報ベルが鳴り響く。「我々は、ウインドシア六本木をジャックした!」人質は最上階に住むビル会社社長。駆けつけた警察はシステムに阻まれ、容易に突入することができない。じりじりと過ぎる時間の中、17階のオフィスに閉じ込められたビル会社の社員、船津康介は、ある奇策を試みる…。非常用井戸、備蓄食、発電所を備えた都市の要塞。そのセキュリティと防災システムが、人々を外界から遮断していく。

まだ読んだことない作家さんの本だー!と思いきや、以前「TOKYO BLACKOUT」と「サイバー・コマンドー」読んでた。
「TOKYO BLACKOUT」の方は都市部大停電のお話で、確か車椅子の少年を絡めたちょっぴり感動するお話になってたはず…といっても本当に感動要素とかほんの僅かで、
どのお話も災害シュミレーション小説の域を出ていないというか…なんだろう胸に響くものがなくてエンタメ的な楽しさが足りない印象だった。

で、今回の「タワーリング」。
なんかねえ…2011年に出した本とは思えない古臭さがあって、全体的に野暮ったい。
六本木の高層ビルジャック事件にもかかわらず、すっごく規模の小さいお話。
まあそういうのを書きたかったんだと思うけど、ビルジャックした犯人の目的、動機を知った時「へ?なんじゃそりゃ?」という感想しか出てこなかった。

主人公の康介も超地味だし、巨大ビルを生かした設定はあるにはあるけど、胸躍るようなレベルではなく。
一体これの何がおもしろいと思って書いたんだろうか……。

最先端の高層ビルで「バベルの塔」なんて言われてるからてっきり石田 衣良の「ブルータワー」みたいなスケールのデカイお話が読めると思ったのに…残念!


13階段
高野和明(著)-2004
第47 江戸川乱歩賞受賞

あらすじ
犯行時刻の記憶を失った死刑囚。その冤罪を晴らすべく、刑務官・南郷は、前科を背負った青年・三上と共に調査を始める。だが手掛かりは、死刑囚の脳裏に甦った「階段」の記憶のみ。処刑までに残された時間はわずかしかない。2人は、無実の男の命を救うことができるのか

江戸川乱歩賞受賞作に大きなハズレなし!!といったところか、結構サクサク読める内容なんだけど、
ちょいちょい挟む法的解釈などが少しとってつけたようでミステリー小説として楽しもうとしている最中突然社会問題を突きつけられる感じがして足踏みしてしまう。
しかしその法解釈なども割と公平というか、極端な偏りもないため、様々な視点で書かれていてなるほど…と唸る部分も多々ある。

小説の中で使われていると思わず惹かれてしまう「記憶喪失」というアイテムが結構生きていて、どうなるんだ?というドキドキ感も適度に味わえる。
刑務官の南郷のラストはええ…そんなあ…と少し悲しくなるんだけど、あれが本人が抱えてきた葛藤の落としどころなんだろうか。
ミステリーでありながら色々考えさせられる内容になっていて、読んで損はしない一冊だと思う。


代償
伊岡瞬(著)-2016

あらすじ
平凡な家庭で育った小学生の圭輔は、ある不幸な事故をきっかけに、遠縁で同学年の達也と暮らすことに。運命は一転、過酷な思春期を送った圭輔は、長じて弁護士となるが、逮捕された達也から依頼が舞い込む。「私は無実の罪で逮捕されました。どうか、お願いです。私の弁護をしていただけないでしょうか」。裁判を弄ぶ達也、巧妙に仕組まれた罠。追いつめられた圭輔は、この悪に対峙できるのか?衝撃と断罪のサスペンスミステリ。

いや~…久々に「くそったれええええ!!!!!」と叫びたくなったw
なんだこれ、すっげーイライラする。
誰に?ってもう主人公の圭輔とそ両親。
おめでたいにも程がある。これはある種、罪ですよ罪。
家族を守るべき夫が、子を守るべき母が、母を守るべき息子が…皆して危機管理能力ゼロ。

お話自体は単純でサイコパス野郎、達也に振り回される主人公と、その周囲で被害に遭う人々の話。
圭輔の友人、寿人がとにかく素晴らしい。彼がいなかったらこの小説は成り立たないし、くそったれな話の中で唯一のオアシス。

悪巧みの天才と気弱な主人公って構図でいうと、東野圭吾の「殺人の門」、あれに似てるかな…でもあっちの方が完成度が高い気もする。
まあどっちも相当苛々するんだけど、オチは真逆ってこともあり、著者の力量差っつーかセンスの違いも感じちゃう。
それに、いくらなんでも達也は酷過ぎて一線超えるどころのレベルじゃない。
サイコパスが登場するとその巧妙なやり口にやや関心させられるってのはよくあることだけど、それにしても達也は品がない。
そこが「殺人の門」との大きな違いかもしれない。

これだけイライラしながら読んだのにラストがすごーくあっけなく、すごーく爽やかだったことも驚きだ。
一気読みできるおもしろさではあるが人にはお勧めできない一冊。


イッツ・オンリー・ロックンロール
東山彰良(著)-2010

あらすじ
おれは、博多に住む売れないロッカー、青木満三十四歳。安アパートで見果てぬ夢を抱きつつ、ギターの練習に明け暮れる毎日だ。そんな折、連続爆破事件の現場に遭遇。弾みで、バンドのCDが爆破犯の遺留品に紛れ込んでしまう。話題の犯人に影響を与えたカリスマバンドとして、一躍有名になったおれたち。だが、ある日やつらは突然やって来た…。

個性派作家?東山彰良の壮快なロックンロール小説(タイトルまんまな内容)。買ったまま読まずにしまいこんでいたらしく最近見つけた。
他の作家が書けば残酷で絶望のどん底…になりかねない物語をシニカル&ユーモアたっぷりに描いています。

数年前この方の「路傍」を読んですっかり虜になってしまい
「逃亡作法 – TURD ON THE RUN」
「ワイルドサイドを歩け」
「ラム&コーク」
「さようなら、ギャングランド」
「ジョニー・ザ・ラビット」
「ミスター・グッド・ドクターをさがして」
「キッド・ザ・ラビット」
「流」
など今まで読んできた。
ちなみにキッド・ザ・ラビットはまだ読了していない…ジョニー・ザ・ラビットの続編なのに一冊目から間が空いてしまい、これはまた最初から読まねば、と思ったのでいまだ読了せず。今度読む!

さて、今回の一冊は…冒頭からかなりロックンロール知識を容赦なくぶちこんできてカタカナ描写の連続に「おっと…」と二の足を踏んでしまったw
多分この本で一番名前を挙げられているのはジミ・ヘンドリックスなんじゃないかな…とにかく錚々たるロッカーの名が次から次へと出てくる。
ギター好きロック好きにはたまらない一冊だろう。
著者による独断と偏見に満ち溢れたロック論音楽論が小気味よい。

34歳のミチルには、典男とべっさんというバンド仲間がいる、この2人が胸焼けしそうな程キャラが濃く、好き嫌い分かれるところだがこれは著者のどの本も同じで、とにかく濃い奴等がつるんでるっていう構図が癖になるんだな~。
それとは別に、既に全国区で大成功し紅白出場も決まっているバンドのリーダーである花屋慎吾が登場するんだけど…こいつがものすごく味があるw
ちなみにジャンゴというあだなで本人はこの呼び方を猛烈に嫌っていて、この描写もおきまりのコントのようで、相変わらず野郎同士のくだらないダベリを書くのがうまい!!!!!とうなってしまう。

他の作家だとなかなかこうはならない…と思うのは、かつてミチルとバンドを組でいたこともあるジャンゴがすっかり成功して幼馴染のミチルにマウントでもとってくるんじゃ…?と構えている読者をあっけなく裏切ってくれるところだ。
ジャンゴは時に真理を突いてくるかと思いきや細かいことにはこだわらず程良くアホでもあるw
そして、普通ここまで成功した幼馴染には卑屈になってもおかしくなさそうな34歳いまだアルバイトで食いつなぐミチルがものすごく堂々としていて生き方がまさにロック!なところw

中卒で自閉症の典男、刑務所あがりで、精神が壊れてセックスばかり求め暴れる元集団強姦被害者を妻に持つ40男べっさん。
べっさんはさらに過酷な運命が待っているんだけど、最初はただの乱暴者だと思っていたこの男、物語が進むにつれ一番愛おしく感じるから不思議だ。
典男は典男で常人には見えない人の機微を見抜く才能があって、時々周囲をハっとさせるような言動をとる。

女性陣はというと、ミチルが中学生の頃一度だけ関係を持ち、その後ジャンゴの女になった挙句ヤリマンに変貌を遂げた人妻の沙織と、保健所爆破テロを起こす甲本ゆいが登場する。
沙織は夫がありながら不倫を繰り返しミチルにも執着してくる地雷女なんだが……そこまで書いておいてまさかまさかの…という展開。
作家が男なんだから普通ここまでうっとおしい女にはもっとひどい結末を用意するんじゃ?と思ったけど逆なのか?むしろ男は昔の淡い失恋を忘れられないもの?
とにかくこの沙織をものすごく嫌いになったあと結構好きになってしまった自分にも驚く。

終盤ヤク中になるミチルと、それを諌める沙織の会話がとにかくぶっとんでいて、沙織を突き放すために「おまえのあそこって……黒い」とかwwww
それにブチきれた沙織がすったもんだしたあと、結構あっけらかんと「でも臭くはないやろ?」的な言葉を返すwなんだおまえらwwって笑いが止まらない。

一方まだ若さが眩しい甲本ゆい、てっきりミチルとくっつくかと思いきや、不思議な方向へ……これもまたぶっとんでる。

と、さんざんぶっとんでるぶっとんでるって書いたものの、かなり哲学的な台詞が多い小説でもあり、色々考えさせられながら結局はまあいいか…と結論づけてしまえる楽しい一冊でしたw


プールの底に眠る
白河 三兎 (著) 2013
第42回メフィスト賞受賞作

あらすじ
夏の終わり、僕は裏山で「セミ」に出逢った。木の上で首にロープを巻き、自殺しようとしていた少女。
彼女は、それでもとても美しかった。陽炎のように儚い1週間の中で、僕は彼女に恋をする。
あれから13年……。僕は彼女の思い出をたどっている。「殺人」の罪を背負い、留置場の中で――。誰もが持つ、切なくも愛おしい記憶が鮮やかに蘇る。

なんともポエミーなお話。この手の小説って読んでてムズ痒くなってくるんだけどハマる人はハマるし、人にお勧めしやすい類の内容。
戸梶圭太の本とか親しくない人にうっかり勧めようものなら人格疑われるもんな…。

とても綺麗なお話なんだけど、人の死を多用しすぎてるかなあ、と。
「死」を絡ませないと人の不幸を書けない人なんだろうか。
まあそんなこと言ったらほとんどの小説がそうなんだけど。
掴みどころのない登場人物たちの描写は伊坂幸太郎の書くお話と雰囲気が似てるかな。
率直に言うとおもしろくない。

主人公イルカが恋した少女セミ、彼女の魅力がまったく伝わってこない。
すごい美貌らしいのだが、それを文章で表現するってのは無理難題ってやつで、男性が読めば「自分が思い描く美人」をあてはめて楽しめるかもしれない。
女性目線ではまったくわからない。
イルカの同級生、由利の方がその快活な性格がよく表れていて感情移入しやすい。

唯一よかったのは、冒頭に書かれている主人公の妄想話。
眠れない夜に思い浮かべてきたイルカのお話が結構深みのある長編になっているようで、あくまで主人公の妄想なので少ししか描かれていないのが残念なくらい。


脳男
首藤 瓜於 (著) -2003

あらすじ
ある地方都市で起きた連続爆破事件の犯人が割り出されるところで物語ははじまる。
警察が犯人のアジトを急襲すると、犯人は謎の男ともみあっている。
犯人は逃亡し警察は謎の男のみ逮捕するが、男「鈴木一郎」の言動はどこか奇妙で、精神鑑定を受けさせるため病院に送られる――

なんだろう…この感じ…何かに似てる!と思ったら…あれです、映画「アイ・ロボット」!!!
この作品のタイトルにもなっている「脳男」こと鈴木、勿論こいつはロボットってわけじゃあないんだけど、
この青年が映画でいうところの「サム」の立ち位置。
ウィル・スミスとロボット会社の女研究者が、この本でいうところの中年刑事と女医。
厳密に言うとサムは心を持ったロボットで、脳男は心を持たない人間、真逆だけど雰囲気が似てた。

でもまあ…いまいちでした、この小説。
何が原因だろうか。
結構王道の展開で、ハリウッド映画とかにもありがちなストーリーなんだけど、途中途中で眠くなっちゃう。
全てのキャラが薄く、こいつは好きと思える奴がいない。

肝心の脳男も例えばこれが映像ならものすごいイケメンでももってきてなんとかなりそうなんだけど(調べたら映画化されてるらしい)
全然魅力ないんだよね、彼がキーマンなのに。
とある事情で顔面整形してるんだけど以前は美少年だったという設定。
そういう説明描写があるっってことは今はごくごく普通ってことで…なんかなあ…感情が無い普通の兄ちゃん見てても(読んでても)おもしろくは感じないよなあ。
せっかくの女医も色気なしで美人っていう設定があってもそれが文章から伝わらないから、脳男の謎解きの為だけに登場した要員でパっとしない。
中年刑事は190cm超え100kg超えの巨体で威圧感がある。
…ってそれ以外特に何もいいとこなしだし、本当にキャラが薄い!!!
クライマックスもまったく役立たずで脳男の引き立て役としか機能していない、しかしその甲斐虚しく脳男はまったく引き立ってないw

読み終わってからつまらないというより冒頭からずーっとおもしろくなかった。
おそらく、文章が単調なんだと思う。
ストーリーは悪くないのでもったいない。


お次は映画感想

NON-STOP2014
邦題 フライト・ゲーム
監督 ジャウム・コレット=セラ

 
あらすじ
ニューヨークより146人の乗客乗員が搭乗した、ロンドンへと向かう旅客機。その警備を任されている連邦保安官ビル・マークス(リーアム・ニーソン)のもとに、1億5,000万ドルを指定口座に入金しなければ20分おきに機内の人間を1人ずつ殺害するという異様な犯行予告メールが届く。限定されたネットワークからメールが送信されたことから同僚が犯人ではないかと思いつつ、犯人の特定に奔走するビル。そしてメールの内容通りに、機内で1人ずつ人が命を落とす。やがて、地上から犯人が指定した口座はビルのものであることが判明する。

ジャウム・コレット=セラといえばあの「エスター」の監督さん。
他には「アンノウン」など、これもリーアム・ニーソン主演。

リーアムっていっつも同じ演技だよね…なんて声もあるけどそりゃそうだ、似たような役を演じてるんだからw
といっても今回は「96時間」みたいにセガール風な無双をするわけではなく、影のあるくたびれた保安官で、
その無駄にデカイ図体で言葉足らずにテンパリまくっての捜査するもんだから乗客は「なんだこいつ…でかいし怖いし意味不明だし…」と不信感抱く抱くw
「エスター」同様にかなりイライラさせられたよ……。
誰も自分を信じてくれない…ああああもう違うってば信じてってば!!!!っていうやるせなさを演出するのがうまい監督さんです。

イライラするものの原題NON-STOPの名に負けぬ疾走感だけはちゃんとあるのでさすが。
だがしかし、今回の事件、テロリスト?による綿密に練られた作戦…と思いきや、実は行き当たりばったり、偶然に助けられた作戦でもある。

以下ネタバレします。

まず、離陸早々にビルの相棒保安官をビルが殺しちゃうんだけど…死体放置で何もなかったかのよう。
上司への電話も要領を得ない、そりゃああんた疑われるって。
乗客への説明も皆無、デカイ図体と暗い表情で無駄に威圧感を与え、結果こいつこそがハイジャック犯じゃね?と不信感を持たれる。

犯人ネタバラシもなんだかスッキリしない。
犯人の動機もいまいち腑に落ちない。
無事着陸してからの展開がちょー雑。

……と色々文句つけましたが、不時着の際に見せたパイロットの奮闘、乗客の幼女を必死で助けるビル、ベタだけどちょっと鳥肌が立つくらい感動してしまったw
あと、乗客に取り押さえられたときのビルの告白シーン。
泣きそうな顔のでっかいリーアム・ニーソンがとても悲しい告白をする。
ここがね、ほんと~~~にベタなんだけど好き。

ただちょっと気になったのが、ビルの隣に座ったジュリアン・ムーア(名女優さんですね~)
この人が実は真犯人でもつじつまが合わなくもない…?と穿った見方をしてします。
だって最後まで職業言わないしこの後の予定もない……考え過ぎかな。