印刷会社迷う!!

なんか物足りなくて一話増やしてしまったのでまた通販開始が遅くなってしまいます(4月頭の予定)
が、その新しく描いてる一話以外完成してるのでもうすぐです!

★edge通販発送本日予定していますお待たせしてすみません

「くそったれの関係」はちょっと豪華に表紙をホログラムPPとかいうやつにしてみようかと思ってます。

ほんとやりまくってて描いててしんどくなってきた…そろそろシリアスエロなし描きたいな。

以下、読書と映画感想

あらすじ
「センセイ、僕たちを助けてください」ある小説家のもとに、手紙が届いた。送り主である中学二年のタケシと、小学五年の男子リュウに女子のジュン。学校や家で居場所をなくした三人を、「物語」の中に隠してほしい。その不思議な願いに応えて彼らのお話を綴り始めたセンセイだったが―。

読書感想を書くに当たって…私はこともあろうかこの作品を細部までは読み込めなかった…。
胸が苦しくて、この切なさや悲しさに耐えられるうちに「なんとか最後まで読み切ること」に必死だった。

以前も書いたけど重松清さんの書くお話は本当に「人物を描く」のがうますぎて、感情移入が半端なく…自分は平常心で読み進めるのがなかなか困難。
全体的には優しさに溢れていてファンタジーな世界観でもあるんだけど、すごく胸の深い部分に突き刺さり、涙が出る。
でもやっぱり素晴らしい小説だ……。
辛い部分を先に読んで、少しずつ戻りながら読む、というわけのわからない方法で読み切ったわけだけどw

いじめられっこになりそうにもないリュウがいじめの標的になっていく過程だったり、いじめっこの心理や置かれてる環境だったり、
ジュンの背負うものやタケシの家庭の事情…。とにかく涙なくしては読めない。とても身近に感じるからこそ、劇的な展開や悲劇の演出はないのにここまで胸にくるものか~、と本当に感動します。
子を持つ親として色々考えさせる、というか人として…生きていることに対して…とか色々と。そんなお話です。

あらすじ
ジャファル・パナヒ監督が運転するタクシーに、さまざまな境遇の客たちが乗り込んでくる。死刑制度について議論する教師と路上強盗、監督志望の大学生、金魚鉢を抱えた2人の老人など、個性豊かな乗客たち。彼らと監督との対話から、テヘランに生きる市井の人々の人生模様や、リアルなイラン社会が浮かび上がってくる。

誰だこのおっさんは!!!と思ったらこのジャファル・パナヒ監督ってすごい巨匠なんだとか。
なにやらイラン政府への反体制的な行動によって、映画制作を禁じられちゃったらしい…物騒だぜ世界は!!!
今回タクシー運転手に扮して(っていうか変装とか一切してないんだけどw)一般客を乗せ、目的地まで運び、その間の様子を車内カメラで撮影して映画にした…らしいんだけど、
これは本当に一般人なんだろうか??違うよね?特に事故で血だらけの男の人とか。
でも調べてみたら実は嘘でした…ってなったら悲しいので一応やらせなしって思っておく。
第65回ベルリン国際映画祭で金熊賞受賞したくらいなんだから…全部リアルってことなんだよなあきっと。

ずーっと運転席からの視点の映像が続くのが斬新で、街並みとか道路のマナーだとか行き交う人々のリズムとかそういうものが楽しめる映画でもある。
ただ、映画としてすごくおもしろいか、楽しいか、と聞かれたらNOだ。
島国育ちの日本人としては遠い世界のお話すぎてピンとこないところがあって、これ中国人監督とか韓国人監督とかが国内を撮った映画ならもう少し身近に感じるのかもしれない。
でも韓国映画だったらもっと口汚い言い合いとか聞かされそうでそれも嫌だな…なんて勝手に想像して勝手に嫌悪してしまう。

自分が一番好きなのは死刑について議論する男女。
女が教師だったときの「あー、なるほどね」という男の意見が、そのときの気持ちがすごくよくわかるのでニヤっとしてしまう。
他にも金魚こぼすタイミングとか最高に笑えるし、姪っ子のこまっしゃくれた雰囲気が非常に可愛い。

死刑に対する考えとして、相反する意見を何名かに代弁させているあたり監督がやり手だってことがよくわかる。
まあこう言ってしまうと全員仕込みだったと思ってることがバレてしまうんだけど、
姪っ子を迎えに行ってから会いに行った男、強盗?被害に遭ったにもかかわらず犯人が死刑になったらと思うと警察に届けられない…と言ってみたり、
言い合った女教師と路上強盗?の男は真逆の意見を言い合う。
なんかとても回りくどいんだけどついつい見入ってしまった。

あと、とりあえず皆道路渡るのがうますぎることに感動w
あんな流れの車道横切れねえ!!!!!

A FEW GOOD MEN
1992年
監督 ロブ・ライナー

あらすじ
キューバを臨む米海兵隊基地で起きた殺人事件。その弁護にあたった法務総監の若きメンバーたちは、
しごきのための暗黙の制裁“コードR”の存在を知る……。

大好物の法廷サスペンス!!
法廷ものにハマったきっかけは若い頃読んだシドニー・シェルダンの小説だったな、懐かしい。

まあ結構ストーリーは雑で、トム・クルーズが演じる主人公キャフィーのキャラも途中ブレたりしてる。
でも、それでも面白い!!!!
やっぱり華があるなあトムさん。でも92年の作品なのに、映像をちょっと汚くしたら70年代でも通用しそうな雰囲気。
デミ・ムーアは特に必要なかったキャラだった気もするけど綺麗だからいいかw
さんざん引っ張っておいて(この映画は約138分ある)最後はジャック・ニコルソンとトム・クルーズの暑苦しい顔面演技に頼ったところも潔いっちゃあ潔いw

中佐の自殺も含めてかなり言葉遊びというか法廷での「解釈」戦争が見られて見応えがあった。
国家に命を捧げること、命令に従うこと、これが軸となっていてこれなくしては決着がつかないところも皮肉交じりでよかった。
でもこれは小説で読んだ方がもしかしたらもっと楽しめるかもしれない。
と思ったので調べたらもともと舞台劇だったものを映画化したものなんだね…、ああ確かに舞台向きかも。
でも若き日のトム・クルーズにデミ・ムーア、いつも老けてるジャック・ニコルソンの熱い演技が見られただけでもよかったよかった。


1996年
監督グレゴリー・ホブリット
 

あらすじ
大司教惨殺事件で逮捕されたのは、彼の侍者のアーロンという青年だった。
売名家と呼ばれている弁護士マーティンは、事件の話題性から無償での弁護を申し出た。
あどけないアーロンの表情を使ったマーティンの作戦も、明らかにされていく宅地開発に絡む大司教への恨みや
“悪魔払い”の名のもとにビデオに収められた醜聞も、元恋人の検事ジャネットによって次々と提出される物的証拠の前にはなす術が無かった。
そんな時、アーロンの精神分析を担当したアーリントン女医がつかんだ事実とは……。

かなりネタバレ感想しちゃうので観てない方はご注意を。

アーロン少年役のエドワード・ノートン。
おそらくこの役で映画デビュー?かな。
気弱で周りが思わず信じたくなる、助けたくなるような少年…という役どころなんだけど……。
なんか自分としてはどう見ても「実は狂気を秘めてる」顔つきにしか見えなくて最初から「こいつやばいだろ…」と思えて仕方なかったんだけど、(スコアで見せた二面性ある演技がとてもよかったからだと思う)
ラストでまんまと、というか視聴者のその想像も想定してのオチが待ってた。

だけどこの映画は結局「性善説を盲信して鬼畜を世に解き放つめでたい弁護士」への皮肉で成り立ってるんだな…と。
いや、いいですよこれは。
裁判のときのアーロン少年の豹変ぶり、そしてラスト……。
そうなんだよね、しょうもないよマーティン弁護士。あんたの糞みたいな正義感がまた犠牲者を増やすんじゃないの?
胸糞は悪いけど監督の言いたいことはすっごく共感できるので嫌いじゃない。

この弁護士を演じるのが上品で知的なリチャード・ギアだからこそ説得力のある映画でもある。
さんざん宅地開発だ裏の権力だなんだ言っておいて結局ただのサイコパスの猟奇殺人だもんなあ、この空回りっぷりがすごくよかった。

1996年の映画なのに80年代を思わせるノスタルジックな雰囲気と90年代にしか出せない暗さみたいなものが画面から出てくる、なかなかの良作でした。

あらすじ
米国科学財団の南極基地で働く南極ガイドのジェリー・シェパード(ポール・ウォーカー)は、記録的な猛吹雪に見舞われてしまう。
そのため、さまざまな困難を一緒に乗り越えてきた 8匹のそり犬を残し南極を去らなければならなかった……。

1983年公開の名作と名高い日本のドラマ『南極物語』の海外リメイク版。
ディズニー映画なんだねこれ。
元祖の日本版は観てなくて、高倉健主演で有名なのは当然知ってた。
でも15匹中半分は最初に首輪外せず餓死……最後に生き残ったのは2匹だけ…とかもうきつくて観れない。
なので比較は出来ないけど、日本版は撮影地が南極、このディズニー版はカナダってことで全然違う雰囲気の映画なんだろうなあ…と想像はつく。

吹雪とか極寒の地が似合う高倉健と南の島バカンスとか似合いそうなポール・ウォーカー…さすがディズニーw
ポール・ウォーカーってただそこにいるだけで場が明るくなる、そんな雰囲気持ってる役者さんだよね。
犬とポール・ウォーカー…すごくイイ!

実際極寒の地で飢えた犬たちがあんな愛らしさを残したまま生還できるとはとても思えない(もっと強烈に野生化しているはず)けど、
あくまでファミリー映画として描いてくれてとても楽しめたし素直に感動した。
犬の中で一番若いマックスの成長物語としてもおもしろくて、余計なナレーションもなく、犬の表情、演技がとにかく素晴らしい。
何度も言いたかないけどさすがディズニー、さすがハリウッド!!!!と言わざるを得ないっす!

犬好きの自分としては終始「い、いぬううううううう」と叫ばずにはいられない、そのくらい犬たちが美しい…。
真っ白な景色と犬、オーロラと犬、寄り添い温めあう犬、崖から落ちる犬…とにかく犬!!!!
なんかもう感想になってないけど犬ってやっぱいいなあ…。
媚を売るわけでもなく我儘でもなく、自分の役割を理解し耐え忍び賢明に尽くす。
そして人間もまた犬のために必死になって…なんていう信頼関係だ。
幼犬マックスの成長が、漫画「サバイバル(さいとうたかを)」のさとる君の飼い犬シロ(名前合ってたっけ?)と重なってなあ…よかったよほんと。

隕石探しに来た偉いおっさん「犬じゃなくてお前置き去りにしたろか」なんて思ってごめんなさい。
とにもかくにも良い映画でした、お子さんとぜひ観てほしい映画です。
ちなみに自分は最初一人で観て、その後子ども達に勧めてついつい一緒に観て、さらに後日夫に勧めてまた一緒に観て…一週間に3回観てしまったww
白い雪原を犬が美しいフォームで疾走したり首かしげたりキメ顔したり…飽きないんだよなあ。

あらすじ
ロンドンでひと仕事を終えたばかりの新米殺し屋レイとベテラン殺し屋ケンは、ボスの命令でブルージェを訪れる。地元の女性クロエにひと目惚れしたレイは、彼女をデートに誘うことに成功。一方ケンは、ロンドンの仕事である失敗を犯したレイを抹殺するようボスから命令される。

舞台はベルギーの古都ブルージェ。
主人公レイ(コリン・ファレル)が放つチョコレートが児童誘拐だのと乱暴なブラックジョークが強烈。初デートでその会話なんなんだよw
この映画は公開当初ユーモアも織り交ぜたクライムサスペンス……みたいな紹介のされ方だったけど結構胸にくるものがあるんだよね。

今回、数年ぶり二度目の鑑賞で、自分が初見のときに書いた某サイトのレビュー久々読んだら割と辛辣な言葉が並んでた。
年月が自分の感性を変えたのか?
でもこの映画はことあるごとに思い出してて「また観たい」って思ってたからほんと不思議。
で、再鑑賞してみて理由がわかった。
オチの大事なところを忘れてて「ああこれが好きだったんだ、このオチが」と思い出した。

邦題の「ヒットマンズ・レクイエム」から想像されるであろう渋いかっこいいこれぞプロ!!!って感じの殺しの演出とか一切なくて、
どちらかというと皆しょうもない。
「アホかお前ら…」って笑える場面もあるんだけど、ユーモアギリギリの緊張感の方が強くて
クライムサスペンス?なんだろうこの作品はどういう分類が正しいのかはいまだにわからない。

コリン・ファレルの髭は相変わらず濃くて受け付けないけど昔感じたほど嫌ではない。そしてベテラン殺し屋ケン(ブレンダン・グリーソン)がとにかくいい味出してるんだなあ~。
「スリー・ビルボード」の監督だとわかってから改めて観ると「なるほど…」と思う演出が本当に多い。
小人症のピーター・ディンクレイジは相変わらずすごくおいしい役だし、会話の場面の思わず笑えるけど何が起こるかわからない雰囲気とか、皆どこか間抜けでキレててしょうもなくて憎めないところとか…。

やっぱりこの映画でもそれぞれが己の「罪」と向き合ってる。
そしてどちらの作品もそのお国柄だったり地域性を全面に押し出してる。
そういう雰囲気も味わえてちょっとその町に住んだような気持ちになれるのもまたイイ。

レイ役のコリン・ファレルがゴールデン・グローブ主演男優賞を受賞したのはまあ納得、といったところか。
意外に難しい役なのかもしれない。反省してないようで反省していて世捨て人かと思いきや恋も楽しげで不器用で、片目失明させた相手に再会して悪びれもせず「あ、ども…」みたいな態度とっちゃうところとかww
どうしようもなく間抜けなところもあって、殺し屋とは到底思えない、なんとも形容しがたい役どころだからw
ケンが言うように「向いてない」でも「クソだけど立ち直れる」という言葉がしっくりくる。

評判はいまいちだけど隠れた名作だと思うので未鑑賞の方はぜひぜひ観てほしい。