小説感想

読書感想

イン・ザ・プール (文春文庫) – 2006
奥田 英朗 (著)

あらすじ
「いらっしゃーい」。伊良部総合病院地下にある神経科を訪ねた患者たちは、甲高い声に迎えられる。色白で太ったその精神科医の名は伊良部一郎。そしてそこで待ち受ける前代未聞の体験。プール依存症、陰茎強直症、妄想癖…訪れる人々も変だが、治療する医者のほうがもっと変。こいつは利口か、馬鹿か?名医か、ヤブ医者か。

一話完結もの、精神科医・伊良部が滅茶苦茶な治療?で患者を救う?お話w

プール依存症を読み進めていくうちに「これ…ちょっとしたホラーか?」って笑ゥせぇるすまん的な怖さを感じた。
伊良部のモデルって喪黒福造なんじゃ…。
と思ってたら意外にもハッピーエンド。最初の印象と違って意外にブラックではない、悪く言うとパンチ不足、良く言えばとても優しいお話になってます。
陰茎強直症の患者のラストは笑えるしスッキリする、強迫性障害の患者は全然解決してないんだけど、とりあえず自分はこういう立ち回りしか出来ないんだ…と認めた時点で何かがふっきれた様子。
解決の仕方が法的にアウトなものが多くていちいちおもしろいw
肉感的な看護師がまいい味出してる。
携帯電話依存の高校生の話は、この時代にありがちで当時なら社会問題に鋭く切り込んだ作品…という扱いになったのかな。
今はスマホに変わって色々勝手が違うけどまあ根本は同じなんだろうけど、高校生に携帯が当たり前になった時代よりかは今の子はもっとクールに使いこなしてる印象。
一部のお馬鹿さんは除いて…だけど。(バイトテロとか虐めとかね…あれやる子はスマホなくても何らかしら問題起こす)

本の感想