✧٩(ˊωˋ*)و✧本ばかり読んでる(感想11件)
2021/05/27
まったく更新していない中、色々励ましのコメントくれた皆さま、ありがとうございます。
必ず復帰します。
今はちょっと気持ちが前向きになれず、ペンを握ると辛いくらい…。
描かなきゃ…と思うと本当に描けないんだよな…。
なんだろう、反吐が出るほど自分の絵が嫌になるって、あるんだな…。
辛いな、あんなに描くのが楽しかったのに。
絵の練習してて思ったんだけど、私の場合、「絵がうまくなるための練習」じゃダメなんだな…と。
「この場面を描きたいから必要に応じて練習する」方が効果的なんだって思った。
そりゃそうだよな…ずーーーっと描いてなかった漫画を描き始めたのは、ベジブルが描きたかったからだもん…。
うまくなったって、描きたいものがなかったら空しいだけだって、ぼんやり思いました。
ベジブルがなかったら一生ペンを握ることはなかったんだよね。
今は、静かにまた、気持ちを温めるときなのかもしれないと、自分を癒してます。
そんなこんなで今は絵のことを忘れようと、日々違うことをしてます。
何か月も時間をかけてきた部屋の改造もそろそろ終わるかな。
巨大な本棚をいくつか買ったので、その本棚に囲まれて、マイデスクというれ描きたい古代史漫画に備えた歴史資料とか専門書のコーナーも作って、最高の空間に仕上げてる。
朝目覚めた時から本に囲まれて、空いた時間は本を眺めてる。
ここのサイズにはこれが欲しい、と言ったら夫が手作りの棚を作ってくれたりして、なんちゃって設計図を書くのも結構楽しい。
この部屋作りのために服や無駄なタンスをごっそり捨てて、夫とは部屋を別にして、10畳+ウォークインクローゼットを
全て自分の空間にした…なんという贅沢な空間…。
娘がたまに部屋に来て、図書館に本を借りに来た子どものようにあれこれ選んでは「これは難しいな…」とか
ブツブツ言ってる姿が愛おしい。リビングにも本棚を置いてるんだが、娘は自律神経の本がお気に入りで
「この本はリビングに置いておこうよ」とw渋いなおいw
以下、DBについて批判的なことを書きます。※閲覧注意
さて、DBの最新映画の情報を耳にしましたが、私の中では42巻で完結した作品なので、観に行くことはない。
いずれCSやアマプラで放送するだろうから、子どもが観るときに自分の目にも入ってくるだろうけど。
性格的に「それはそれで楽しめばいいじゃん」という臨機応変なタイプの人間ではないんだよね、面倒くせー奴だな…と自分でも思うけど。
ベジータの存在って孤高で、我儘で、不器用で…だから好きになったわけで、いきなり弟がいたとか、ビンゴダンス躍ったり
悟空と恐妻家トークで盛り上がったり、私には無理だった。
ブルマに姉はいないし最強はビルスではない、全能様なんて存在しないしフリーザは悟空たちと馴れ合わないし、ダサい金色になんて変身しねえ!そう決めたw
悟空を差し置いて主役みたいな扱いされるベジータなんて好きじゃないし、彼は永遠の二番手で脇役の一人だ。
異論は受け付けないw
関係ないけどいきなり亀仙人がでしゃばってきたり、もうね、私には耐えられない世界だったよ。
DBを嫌いになってしまいそうだった。
私はこれからも私の中にあるベジータを愛していこうと思う。
- 1. 読書感想
- 1.1. 屍鬼 〈上下〉 単行本 – 1998/9/1
小野 不由美 (著) - 1.2. 収穫祭 (幻冬舎文庫)– 2010/10/8
西澤 保彦 (著) - 1.3. 乱読のセレンディピティ単行本– 2014/4/1
外山 滋比古 (著) - 1.4. 本ボシ (講談社文庫) – 2012/8/10
曽根 圭介 (著) - 1.5. 黒祠の島 (新潮文庫) – 2007/6/28
小野 不由美 (著) - 1.6. ぼぎわんが、来る (角川ホラー文庫)– 2018/2/24
澤村伊智 (著) - 1.7. 後悔と真実の色 (幻冬舎文庫) – 2012/10/10
貫井 徳郎 (著) - 1.8. さあ、地獄へ堕ちよう (角川文庫) – 2014/8/23
菅原 和也 (著) - 1.9. 文庫版 狂骨の夢 (講談社文庫) – 2000/9/5
京極 夏彦 (著) - 1.10. 隠蔽捜査 (新潮文庫)– 2008/1/29
今野 敏 (著) - 1.11. ねなしぐさ 平賀源内の殺人 単行本 – 2020/2/10
乾 緑郎 (著)
- 1.1. 屍鬼 〈上下〉 単行本 – 1998/9/1
読書感想

屍鬼 〈上下〉 単行本 – 1998/9/1
小野 不由美 (著)
あらすじ
死が村を蹂躙し幾重にも悲劇をもたらすだろう―人口千三百余、三方を山に囲まれ樅を育てて生きてきた外場村。猛暑に見舞われたある夏、村人たちが謎の死をとげていく。増え続ける死者は、未知の疫病によるものなのか、それとも、ある一家が越してきたからなのか。
正直私は魔法だとか魔界だとか妖精だとか幽霊だとか、そういうファンタジー要素のあるお話は苦手なんだが、これはそんなことを忘れてしまうくらいの傑作だと思う!
まぁ、ネタバレちゃうと、
いわゆる「ゾンビもの」なんだけど、田舎の風習だとか忌まわしい言い伝えだとかそういう設定がすごく緻密に練られているため
ファンタジー感があまりない、とてもリアルな世界観に思えた。
ゾンビになった村人が次々と生き残った村人を襲う……雑に解説するとこんな物語なんだが、疫病に置き換えてもまったく不自然にならない、そんな構造になってる。
決して悪人が存在するわけではない静かで平凡な村人たちが悪魔のように豹変していく様は悲しいが、これはいわば「やられる前に殺れ」の精神で決してどちらを責めることも出来ない、結構悲しいお話だ。
主人公的な働きをする幼馴染の男が二人、彼らは医者と坊主として共に村の異変の謎を解こうとするのだが、彼らは互いの思想の違い故に別々の運命を歩む結果になる。その過程が実に丁寧に描かれていて、その別離が悲しかった。だが私としてはこの坊主が「痛みを伴ってない」気がして卑怯に思える。ゾンビのボスがもし、可憐な少女じゃなかったとしたら、また、坊主に妻子でもいたら違った結論を導き出したのではないかと思えてならない。なんとも、失うものがない者が説く性善説を見せられているような苛立ちを覚えた。
でもそれはきっと、私が冷たい合理主義者だからなのかもしれないな…。
とまぁ色々書いたけど、とにかく面白いので、お勧めしたい作品です!!
収穫祭 (幻冬舎文庫)– 2010/10/8
西澤 保彦 (著)
あらすじ
1982年、8月17日、夜。暴風雨の首尾木村北西区で、ほとんどの村民が虐殺される大量殺人の発生が警察に伝えられる。しかし悪天候と現場に通じる2脚の橋が流れたため地区は孤立、警察の到着は翌日になってからだった。かろうじて生き延びたのは中学3年の少年少女3人と彼らが通う分校の教諭ひとり。被害者は、3人の家族ら14名で、そのうち11人が鎌で喉を掻き切られていた。不明な点もあったが、犯人は、事件当日、逃走後に事故死した英会話教室の外国人講師と断定された―。そして9年後、ひとりのフリーライターが生き残った者たちへの取材を開始するや、ふたたび猟奇的な殺人事件が起こる。凶器はまたもや鎌だった…。
強引!!!!
事件当時中3だった生き残り3人組が揃いも揃って記憶喪失になっていたり、再び起きた惨劇の動機に説得力が無かったりと、とにかく無理やりすぎる。
が、しかしそこさえ目を瞑ればかなり面白い。ただし、西澤小説ならではのエログロ(変態)描写満載なので要注意。
でもね…この人の書くグロはなんかいいんだよね、なんでだろう?小説で表現するグロなんてどれも大差ない、と思われそうだが面白いものとそうでないもの、
それらの違いって一体何なんだろう…わからん。
この小説、小野不由美『屍鬼』が面白すぎたため「それに似たお話、閉塞感漂う田舎の村で起きる惨劇系の小説でおすすめがあったら教えて」という私のツイートに、
いくつかリプをくれた人のおすすめ本の中のひとつだったため、早速買ってみたんだがまぁ正解だったかな。
とはいえ『屍鬼』には到底及ばないなぁ…、あれは名作だ。
乱読のセレンディピティ単行本– 2014/4/1
外山 滋比古 (著)
東大・京大で5年連続販売冊数第1位の大ベストセラー
『思考の整理学』の読書版 !「一般に、乱読は速読である。それを粗雑な読みのように考えるのは偏見である。
ゆっくり読んだのではとり逃すものを、風のように速く読むものが、案外、得るところが大きい」という著者は、
乱読によって思いがけないものを発見する能力〈セレンディピティ〉が起こることを教えてくれる。
「本は身ゼニを切って買うべし」「知識と思考」など、「知の巨人」が思考を養い人生が変わる読み方を伝授 !
『思考の整理学』が素晴らしかった外山滋比古の著書。
かれこれ4冊くらい買ってるけど完読したのはこれで2冊目かな。
以前も感じたんだが、外山氏は独特の日本語を書くな…と。
たとえるなら「海外小説の古い翻訳文」みたいな。
で、今回この本を読んでいたら
「洋書を読みまくった時期があった」と。語学力のUPのためらしいんだけど…そのせいで一時期日本語の文章が書けなくなったそうだ。
納得、納得ですよwどうりで。
その後遺症?が抜けてないんだね。
でもそこが魅力でもあると思う、癖になってる自分がいる。
「本は読み捨てでいい」「読書ノートなんかいらん」という、昨今のノートブームをぶった斬るかのような持論、嫌いじゃないw
ちょうど高い読書ノート買った私はこれ読んで「あ…当分いいや」とw
同著者の『忘却の生理学』(読み途中)にも似たことが書いてあったけど、この人の、考えが一貫してるところが好きだ。
こういった思考についての本、読書術の本は腐るほどあるが、外山滋比古は、いつも明瞭完結で不愛想で口は悪いが正確な診断と適格な治療を施す医師のよう…。
本ボシ (講談社文庫) – 2012/8/10
曽根 圭介 (著)
あらすじ
河原で幼女の全裸死体が発見されて、初めて捜査本部に詰めることになった一杉研志(ひとすぎけんじ)。目撃情報から浮かび上がったのは、とかく噂の絶えない小学校教師。その不敵な容疑者が取調官の説得に落ちた瞬間、事件は解決した……。しかし2年後またもや起きた幼女殺害事件に、研志の過去までが甦る。
過去の短編集の中の『図地反転』を改題して文庫化したのが本作らしい。
タイトル、『図地反転』の方がカッコイイと思うんだけどな…。
あまり知らない人はいないと思うけど『図地反転』ってのは、あれです、よくある心理学の。
ちょうどいい解説サイトを見つけたので参考にどうぞ。
https://it-counselor.net/psychology-terms/reversible-figure
サスペンスでミステリーなんだけど、ちょっと心に重くのしかかってくる読み応え。
先入観とか、思い込みとか、そういった人間誰しも持っているもの、転び方によってはとんでもない惨事を招いてしまう。
また、運命の歯車ってやつが、いつどのタイミングでどの要素によってか自分を、または他者を破滅に追い込むのかという普遍的恐怖、
そういうものがゾワゾワと……なんとも巧みな表現で書かれている。
ラストは、読者にお任せ…というよくある尻切れトンボなENDを迎えるお話なんだけど許せてしまうのよね…。
何故なら本作のテーマは謎解きではなく、社会問題の根っこの部分だから。
どうやって冤罪を作り上げてしまうのか、と同時に、人権派弁護士の無責任なパフォーマンスと、そのせいで新たな犠牲者が出てしまうという、
実際にあった事件をモデルにした問題提起などもきちんと書かれていることで良いバランスを保ったお話になっている。
正反対の立場から見た景色を、想像力を駆使して考えてみたい。本来、誰もがそうあるべきなんじゃないかな…難しいことだけど。
黒祠の島 (新潮文庫) – 2007/6/28
小野 不由美 (著)
あらすじ
「そう――ここは黒祠なのですよ」近代国家が存在を許さなかった“邪教"が伝わる、夜叉島。式部剛は失踪した作家・葛木志保の姿を追い求め、その地に足を踏み入れた。だが余所者を忌み嫌う住民は口を閉ざし、調査を妨害するのだった。惨事の名残を留める廃屋。神域で磔にされていた女。島は、死の匂いに満ちていた。闇を統べるのは何者なのか? 式部が最後に辿り着いた真実とは。
出来れば皆さん……小野不由美作品を読むなら『屍鬼』よりこちらを先に読んで欲しい。
私もそうしていれば「おお、面白い!」と思えたんじゃないかと…。
『屍鬼』が面白すぎたんだ…だからこっちは物足りなく感じてしまうかも。
でもね、お見事です、先が読めなかった、素晴らしい!
被害者がとても人間の所業とは思えぬとんでもない殺し方されてるわけだが…謎が多すぎてそちらに頭が集中。
硬く口を閉ざす島民たち、逃げ場のない閉塞感、不気味な風習… いいね、ゾクゾクする。
だけどラストはやけに爽やか。
ぼぎわんが、来る (角川ホラー文庫)– 2018/2/24
澤村伊智 (著)
あらすじ
幸せな新婚生活を営んでいた田原秀樹の会社に、とある来訪者があった。取り次いだ後輩の伝言に戦慄する。
それは生誕を目前にした娘・知紗の名前であった。原因不明の怪我を負った後輩は、入院先で憔悴してゆく。
その後も秀樹の周囲に不審な電話やメールが届く。一連の怪異は、今は亡き祖父が恐れていた“ぼぎわん”という化け物の仕業なのか?
愛する家族を守るため秀樹は伝手をたどり、比嘉真琴という女性霊媒師に出会う。
真琴は田原家に通いはじめるが、迫り来る存在が極めて凶暴なものだと知る。はたして“ぼぎわん”の魔の手から、逃れることはできるのか……。
うーむ…冒頭はめちゃくちゃ怖い、すごくイイ!
夏休み、田舎、祖父の家、謎の訪問者とのやりとり、祖父の反応…どれもこれも背筋が凍るような、
まさに、日本のホラーそのもの!!!
でも中盤以降どんどんつまらなくなる、なんとも勿体ない。
読み終わってから知ったのだがこの小説、女性霊媒師(姉妹)が活躍するシリーズの第一弾のようだ。
二作目は買わないなぁ…。
後悔と真実の色 (幻冬舎文庫) – 2012/10/10
貫井 徳郎 (著)
あらすじ
“悪"を秘めた女は駆除する――。若い女性を殺し、人差し指を切り取る「指蒐集家」が社会を震撼させていた。
捜査一課のエース西條輝司は、捜査に没頭するあまり一線を越え、窮地に立たされる。
これは罠なのか?男たちの嫉妬と裏切りが、殺人鬼を駆り立てる。
挑発する犯人と刑事の執念。熾烈な攻防は驚愕の結末へ。第23回山本周五郎賞受賞作。
いいね~刑事の世界、嫉妬と猜疑心渦巻きつつも泥臭い男の世界、そして西條輝司のかっこよさ。
>捜査に没頭するあまり一線を越え、窮地に立たされる。
あらすじにもあるように、西條が転落していくわけだが、まさかそこまで??という展開に驚いた…。
急展開な割りに、エリートは結構脆く崩れていくものなのかもなぁ…となんだかやけに真実味を感じてしまった。
犯人がわかったときは「あぁ…なるほど」という軽めの驚きだったんだが、西條を取り巻く様々なキャラクターとの
絡みがなかなか面白くて、さほど強烈でもないこの小説、結構気に入ってしまい、貫井作品をもう少し読みたくなった。
刑事ものが好きな人は推理だの種明かしより、警察組織のゴタゴタや男同士のプライドのぶつかり合いが好きだと思うので、
横山秀夫小説好きな私と同様、この作品も結構楽しめると思う。
さあ、地獄へ堕ちよう (角川文庫) – 2014/8/23
菅原 和也 (著)
あらすじ
SMバーでM嬢として働くミチは、偶然再会した幼なじみから《地獄へ堕ちよう》というWebサイトの存在を教えられる。
そのサイトに登録し、指定された相手を殺害すると報酬が与えられるというのだが……。
うーん…これは何系小説なんだろう。
エログロ? でも軽い、とにかく人の死が軽い。
かなり好みが分かれると思う。
戸梶圭太のように、突き抜けたエログロで笑わせてくれるわけでもなく、かといって胸に深く突き刺さるメッセージがあるわけでもない。
いわば中二病?小説かなぁ…。主人公の倫理観もガタガタだし、バイト仲間の男の子(特に罪はない)を拷問して殺しちゃうし、
それもその死に恐怖がのっかってこないから「フーン…」という感想以外出てこない。
いい大人が読んで楽しめる小説ではないのかなこれは。もう一工夫あれば面白くなりそうなんだけどね。
文庫版 狂骨の夢 (講談社文庫) – 2000/9/5
京極 夏彦 (著)
あらすじ
夫を4度殺した女、朱美(あけみ)。極度の強迫観念に脅える元精神科医、降旗(ふるはた)。
神を信じ得ぬ牧師、白丘。夢と現実(うつつ)の縺(もつ)れに悩む3人の前に怪事件が続発する。
海に漂う金色の髑髏(どくろ)、山中での集団自決。
遊民、伊佐間、文士、関口、刑事・木場らも見守るなか、京極堂は憑物を落とせるのか?著者会心のシリーズ第3弾。
しつけぇ~~~!!なんてしつこいクドイんだw
毎度のこと、ラスト畳みかけるような謎解きも、疲弊感MAXで、どうでもいいよ…とそそくさページをめくったわ。
まぁ、そうは言っても凄いね京極夏彦は。
ここまで長い小説を読ませるパワーというか、著者自身がめっちゃ楽しんで書いてる感が強いw
こういう話だよ、と簡単には紹介できない複雑さ。頭の体操になるw
隠蔽捜査 (新潮文庫)– 2008/1/29
今野 敏 (著)
あらすじ
崎伸也、東大法学部卒。愛想なく冗談ひとつ言わない男。そして、最も頼りになる警察官僚。
「大人の判断だって?それは、臭い物に蓋という古くて役立たずの官僚主義のことだ。
今必要なのは、保身のための方便じゃない。どうしたら被害が最小限で抑えられるかという正しい危機管理なんだ」(本文より)
竜崎伸也は、警察官僚である。現在は警察庁長官官房でマスコミ対策を担っている。
原理原則を遵守するその朴念仁ぶりに、周囲は〈変人〉という称号を与えた。
だが彼はこう考えていた。エリートは、国家を守るため、身命を捧げるべきだ。
私はその信条に従って生きているにすぎない、と──。
組織を揺るがす連続殺人事件に、竜崎は真正面から対決してゆく
吉川英治文学新人賞受賞!
といってもこの賞を知らん!!
それはおいといて……。
このタイプの小説は読んだことがないw
意外な展開だったな…。
もう岩のようなお堅い警察官僚の崎、ラストは家族崩壊とか仲間からの大きな裏切りでしょ?
そう思ってました…すみませんでしたw
こんな主人公あまりいないと思うわ。この主人公を好きかどうかは別として、初志貫徹って大事なのかもね…。
この場合、崎は家族にも恵まれたんじゃなかろうか…いや、崎の血を受け継いだ息子だからこそ?なのか、そして妻もすごいw
なんだこのパターンは…。
これが『流星ワゴン』の重松清ならもっと湿っぽ、読んだだけで読者が胃潰瘍にでもなるくらいの描写で書き切ることだろうw
警察ものが好き、でもどれもこれも似たパターンで飽き飽き、という人にはちょっぴりお勧めしたくなる一冊です。
ねなしぐさ 平賀源内の殺人 単行本 – 2020/2/10
乾 緑郎 (著)
あらすじ
安永八(一七七九)年、十一月二十一日早朝――。
神田橋本町の自宅で源内が目を覚ますと、続きの間の向こうに、男の亡骸があった。
知らせを受けて駆けつけた杉田玄白の目には、脇差を手に持ち、茫然自失とする源内の姿が。
何があったのかを源内に問い詰めるが、記憶がないと首を振るばかり。
稀代の天才に、いったい何があったのか。
殺人の容疑で牢屋敷に入れられてしまった源内は、やがて獄中死してしまうが――。
身分は侍。本業は本草学者。医学、蘭学や鉱物の知識にも明るく、戯作者、発明家といった
よろずの才を持つ者として、現代にも名を残す江戸の天才・平賀源内の、非業の死の謎に迫る!
日本古代史、いわば奈良時代あたりまでは興味があったが、平安以降はまったく興味がなかった自分にとって
平賀源内を好きになったことはまさに想定外だった。小学生の頃兄に貰ったズッコケ三人組シリーズの中で
時間旅行のお話があり、タイムワープして三人組が平賀源内に出会うお話がある。
何度も何度も読んだなぁ…。
実は先々月くらいに久々読み返したんだけどやっぱり最高に面白かった。
子どもの事この小説に出会えたことは私にとって宝だと思う。
で、そんな経験がありながら平賀源内の研究にハマるところまで至らなかったわけだが、表紙買いした本書は
なかなか感動的で、サクっと読める傑作だったから、これは良い意味で期待を裏切られた感があるw
ちょっとしたミステリー小説になっていて、でも源内の味を殺していない。
私は源内の友人である杉田玄白目線で「源内は一体どうしたというんだ…」と彼を心配しつつ読み進めていた、まんまとハマった気がするw
器用貧乏で、最期まで自分の才能が過小評価されたまま、うまく生かす術を見出せなかった悲しい男でもある平賀源内。
本の帯に書かれた品川氏の言葉は強い共感を覚えた。切なく爽やかな小説、これは本当に買って良かった。
著者の乾緑郎を本書で初めて知ったのだが、他の作品も読んでみたい。
