ごぶサターンシティー

おやじギャグで久々の日記です。

映画観て読書して絵描いてる日々。
最近は体調にも気を遣い一日必ず7時間寝るようにしたため、暴飲暴食ならぬ暴読暴観暴描はしなくなった(なんだこの造語)

ヤムチャンのママさんコメントありがとうございます!

今日はちょっとおもしろ便利グッズを紹介。
これ、ブラジャーでもミニダンベルでもなく……本に乗せるおもしなんだけど、ちょー便利!!

とあるYouTuberさん(顔出しせず登録者も少ない、再生回数なんて20回、とかもザラな人なんだけど、
自身のチャンネルでさりげなく使っててずーっと気になってた。

洋書を読みひたすらノートを書いてるだけの手元が映ってるだけの地味な、ほんと~に地味な動画。
ある時、グッズの入手先を聞いてるコメントを発見、投稿主さんがURL貼って返答してたので助かった。
米国Amazonで売ってるので日本のAmazonでは買えないと知り、これだけのために米国Amazonにアカウント登録して注文。
届くまで時間かかるけどただでさえ高い送料がかかる上、お急ぎ便とか追加してところで明日届くってわけでもないので気長に待つことに。
すると、なんと…予定より一か月近く早く届いたwどういうことだよ!嬉しいけど!

 

最近観た海外映画で覚えているものだけとりあえず記録。

これ以外にも篤郎関連のドラマと映画を観まくったw

海外映画も日本映画ドラマも感想書き切れないので…また今度。

とりあえずこれだけ…
三部作構成『美しい夜、残酷な朝』の日本編ショートムービー『Box』

 

韓国篇「cut」、日本篇「box」、香港篇「dumplings」が収録されているDVD
動画配信サイトにて鑑賞。
あくまで渡部篤郎出演作品全部網羅する、という目的でここ数か月奮闘してるので日本篇だけ観たw
韓国篇の『Cut』は何年も前にネタバレサイトで全部知っていたのでスルー(すっごくエグイ内容)
ちなみに10代の頃出たクレジットに名前も載らないような、載っていても実名で載ってるような端役の篤郎も観たくて一覧表を作り、
今現在かなりの量の作品を観た。
日活ロマンポルノで高校生の制服着てエロイことしてるあどけない篤郎も観たw

さて、この『Box』結構怖かった。
長谷川京子との熱いキスシーンもあったが、昔の父と大人になった娘の設定なのでなんとも萌えない。
でも篤郎のコスプレが観れたので大満足。
長谷川京子の演技力がなかなか高いことを知った作品でもある。

 

ドハマリして毎日聴いてる曲。
まさかの韓流アーティストだった…誰やねん!でも曲は好き

さてさて、最近買ったのでこれから読むんだけど、でめっちゃワクワクしてる本を紹介。

『「感情」から書く脚本術』、これは紀伊国屋書店WEBで購入。紀伊国屋さんにしては珍しく、届いた本が折れてたのでさすがに新品でこれはないだろ、と思うすぐ交換手続き。
無事綺麗なものが届いてよかった。もう読み始めてるけどめちゃくちゃ面白い。
もう一冊は『ストーリーボードで学ぶ物語の組み立て方』
ディズニー映画の絵コンテなんか盛沢山で豪華な内容。
これはヨドバ.comで購入、取り寄せで時間がかかったけどAmazonの配送が最近雑なのであえてヨドバシで。
届いた時あまりの嬉しさに興奮して家の壁にぶつけてしまい、左上の角が擦れてしまい泣きそうになったw
新品で高かったのに…まぁボロボロになるまで読めばいいさ。

 

お次、久々の読書感想
最近一度読んだ小説はずいぶん処分して、実用書だけ買ったり取っておくスタイルでいこう!と今更ながら思いついた。
二度と読まないとわかりきってる本をとっておくときりがない。
ってことで、図書館蔵書サイトで予約して気になってた小説など借りまくってる。
本棚もどんどん歴史書とか化学系の本とか何度も読み直すような本ばかりが並ぶようになってきてとっても見栄えがよくなった気がする。
(それでもまだ山ほど古い小説があるけど…汗)

読書感想

『チャイルド44』トム・ロブ・スミス

 

あらすじ
1933年、ホロドモール大飢饉により飢餓に喘ぐソビエト連邦ウクライナのチェルヴォイ村で、
兄パーヴェルと弟アンドレイは、食用目的で猫を捕まえようと森の中に入るが、
パーヴェルは行方不明になってしまった。
その20年後、幼児が行方不明になる事件が連続して発生、レオの部下フョードルの息子アルカージーも殺害される。
スターリン支配下の当時は「ソビエト連邦には犯罪は存在しない」という建前になっていたので、当局は捜査に対して全く熱意が無い。
国家保安省の捜査官レオ・デミドフは未解決の幼児誘拐事件を捜査、スパイの疑いを掛けられていた獣医アナトリー・ブロツキーを逮捕した。
ところが、レオの部下ワシーリー・ニキーチンがブロツキーを匿っていた農夫ミハイル・ジノヴィエフとその妻を殺害、
それに激昂したレオはワシーリーに銃を向けて殴り、その事を後に上司のクズミン少佐に問い詰められる。
その後、レオの妻ライーサがスパイであるという疑いを掛けられ、
レオはクズミン少佐の謀略によってウラル山脈の東側に在るヴォウアルスクという村に左遷されてしまう。
そこでも少年少女を対象とした惨殺事件が連続して発生する。レオはそれまでの組織の意向に沿った勤務態度を改め、本気で事件解決を目指し始める。
(※ウクライナ人たちは強制移住により、家畜や農地を奪われ、400万人から1,450万人が死亡した。また、600万人以上の出生が抑制された。スターリンによるウクライナ人に対するジェノサイド)

今回特に感想を書きたかったのがこれ、映画化もされてる『Child 44』
イギリスの作家、Tom Rob Smithのデビュー作。

まさに圧巻のデビュー作。
ソ連政府の恐ろしさもだが飢えた子どもが猫を捕獲する描写が本当に辛い。
猫が可哀そう、ではなく猫を食わなきゃ生きていけない少年たちの環境、彼らの痩せ細った体が痛々しいんだよね…。
木の皮を剥きそれを口に含んで咀嚼することで飢えをしのぐが、多くの大人も子どもも死んでいく。
そして、大人は他人の子を食おうとさえする。

舞台が20年後に移ってからはこれまた痛々しいというか、とにかく当たり前のことが当たり前に出来ない。
殺人の捜査はおろか、自分の意見すら自由に口に出来ず、常に周りは誰かを告発し陥れようとする環境で、
一体どうやって事件解決するんだ???とハラハラし通しだった。
平気で人を犯人と断定するわ、平気で拷問するわ簡単に刑期決めちまうわ、すごい世界だ。
ただ、単純にウクライナのジェノサイドとかソ連国民の壮絶な人生を描く話ならここまでズッシリとこないと思うんだよね。
この、今の日本人から見たら、とんでもない境遇の人達の生活の中に、今現在の日本人でも共感できる「殺人事件の捜査」っていう
日常が絡んでくるからこそ、より人々の壮絶な暮らしが際立っているんだと思う。
我々にとって「当たり前ではない状況」の中に「当たり前に行われなけれなならない、当たり前に行われているもの」が混ざることで
すごく小説が面白いものになってる。
そして、レオは立場が降格し、明日にでも収容所送りになるか死刑になってもおかしくない中、決してスーパーマンにもならず
重い重い足枷をはめられつつなんとか前進していく、そこがとてもレオという人間を身近なものにしてるんだな…。

レオと妻との関係も、要所要所で実に丁寧に描かれていて、それが全然事件の邪魔になってない。
ラストだけはやけにアッサリしてるな、という印象だけど、ここまでの力作を書いたら最後はあれでいいだろうw
読者の立場からしてもこれ以上は勘弁して…ってタイミングだったし。

しかし、物語に悪役必須とはいえ久々にこんな嫌な野郎を見たわ(っていうか読んだわ)
ワシーリ、彼は最高のドクズで最高の悪役だったw
そして、自分の意志も正しい考えも貫けない環境の中においても、勇気を出して正しいことをする人達の存在も本当によかった。
これが、不自然ではなく実にリアルだった。
エグイ小説だったが、人間の善がちゃんとあったことに勘当したよ…。
ちなみにこの小説は、ウクライナ出身のアンドレイ・チカチーロという実在した人物が起こした連続殺人事件がモデルとなっているらしい。
怖すぎる。

『クララとお日さま』カズオ・イシグロ

ずっと積読してた本、やっと読了。
彼の作品は『忘れられた巨人』『日の名残り』に続き三作目。
他にも『わたしを離さないで』(普通この代表作から読むよねw)
『わたしたちが孤児だったころ』が私の本棚で待機中。

あらすじは簡単で「AIロボットと少女との友情のお話」なんだけど、実はそうでもない。
物語はクララたちAIロボットが自らが展示されている店のショウウィンドウ越しに外界を眺めるところから始まる。
彼女たちの原動力は太陽光のようで、とにかく「お日さま」への執着心は半端ない、神と崇めているほど。
クララは最新型AIのひとつ旧式だが店長の太鼓判つきというくらいに賢いらしく、日々道行く人々を観察してはその感情やら行動に
ああでもないこうでもない、と思考を巡らせている。
そんなクララはある日ジョシーという中学生くらい?の少女に気に入られ、買われることになった。
この世界(地球なのか宇宙なのか、国がどこなのかも明記されておらず謎だらけ)では子どもたちはAIを親友に健全な心を育てる?のが常のようだ。

現代人が犬を飼うのと同じ感覚。
古くから「赤ん坊が産まれたら犬を飼え」という言葉があるくらい犬は子どもの情緒安定、精神の成長に良いと言われてるもんね。
が、当然ペットを愛する人もいればおざなりに扱う人もいる。
クララは幸運にも良い家庭に引き取られ、クララもまたジョシーのために献身的に尽くし続ける。

しかしジョシーは重い病気にかかっていた。
これがどうやら「向上処置」なる手術が原因らしく、なんだか映画『ガタカ』を思わせる暗さ。
格差社会に対応できるよう賢くなる処置を受ける代償が「病気」なわけだ。
なんともどこかで何度も観たような内容。
ジョシーの姉はそのせいで若くして亡くなっている。
それでも娘に処置を受けさせた母親の神経が私には理解できない。
いや、理解できなくもないが私ならやらない。
一人失くしてるんだぜ?ありえない。
ちなみにジョシーの両親は離婚していて父親とは離れて暮らしてる(中盤から登場する)

幼馴染で将来をジョシーと共に生きると約束したリックという少年がお隣(離れてるけど)に住んでいる。
彼は処置を受けなかった人間で、処置を受けた人間たちからはやや冷ややかな目で見られている。
それでも賢い一部の人間に門戸を開く大学もあるが、そこに入れる人間はほんの僅かだ、お金もかかる。
子ども達は学校には行かず皆が家庭教師にリモートで勉強を教わっている環境。

ジョシーの体調悪化と共に、ジョシーの母親はとあることの実行に向けて計画を進めていく。
ここらへんはあっと驚く事実判明なのに、あまり派手に披露しないところがいかにもカズオイシグロw
その伏線は最初からずっとじわじわと張られ続けてきたんだけど、私は気づかなかったな。
リックとジョシーの関係も少しずつねじれていく処置を受けた者と受けなかった者の相違の見解、価値観の違い、まぁ仕方ない。

まぁ、ずっと楽しみにしてたこの長編を読み終わったときまず感じたことは
「あまり面白くない」だな。
クララの友人(といっても同じAIロボット)のローザの存在にしろ、そのやりとりにしろ、
様々な皮肉だとか教訓がこめられているのはわかる。
人間の価値とか、親がどこまで子の将来に口を出すべきか、だとか。
信じることの大切さとか、どこまでやってよいかという倫理感の問題だとか……。
わかるけど、わかるんだけど面白くはなかった。
他の二作品、特に本作と似たような「不穏な空気」を秘めた『忘れられた巨人』、両者ともに完全な答えとか明確な種明かしなんてものはないのに、
前者はつまらなく後者は面白かった。
何故なんだろう…。
まず物語の舞台設定がありふれたものだったこともその要因か?
社会の格差に対して親が、子がどう将来と向き合うか、なんてものは「その時々の状況で変わる」としか言えないし
「そこまで妥協するか」とか「絶対という保証のない中で理想と現実のバランスをとる」とか
私にはありきたりな回答しか出来ないし、それ以上でもそれ以下でもないと思うんだよね…・
そして、ジョシーの母親がやろうとしたこと、これも「フィクションの中だからなぁ」という身も蓋もない言い方をしてしまえば普通に「いいんじゃね?」ってなるし、
そもそも「向上処置」なんてやるような世界で、今更ジョシーの母親を誰が責められるんだ?とも思うし、逆に「気持ち悪いこと考えるなぁ」と呆れもする。
その上「自分も2人目の子どもまで失ったらこれ考えるかもな」なんて思いもよぎるし「鉄腕アトムも確かこんな目的で作られたよな~」と考えたりする。

なんというか、つまり、面白くはなかったw
よくあるSFにちょっと難解なメッセージを乗せて、社会問題や親子問題、人間関係を絡めてみました感が強かった。
大絶賛されているし、されている理由もよくわかる。
読みやすい文学、そこは評価したいところ。
でも、読み物として小説としてあまり面白くなかった、これに尽きる。

 

『プリズン・ブック・クラブ–コリンズ・ベイ刑務所読書会の一年』

単行本 – アン ウォームズリー (著), 向井 和美 (翻訳)

解説
「刑務所は受刑者同士が孤立している場所だというのに、 この読書会でなら、人種や民族や暴力団の派閥の壁をやすやすと越えられるんだ」
『怒りの葡萄』『かくも長き旅』『またの名をグレイス』…… 刑務所内での本をかこんでのやりとりを通して囚人たちは自らの喪失感や怒り、
孤独、贖罪について吐露し、読書の楽しみを知り、異なる意見の持ち主の話にも耳を傾けるようになった。
――― 1年間ボランティアとして読書会運営に関わったジャーナリストが見た、囚人たちの変化とは。
読書の効用、犯罪者の更生についても考えさせられる、胸に迫るノンフィクション。

シンプルに興味深い内容ではあったが、結構余計な部分が多かったようにも思う。
このジャーナリストも犯罪被害者である、というのがこの本の売りにもなっているが彼女は強盗に物を獲られ怖い思いをしたものの、
強姦や暴行の被害者ではない。そういう人が受刑者を相手に読書会をした、というのとはまた違うよなぁ…と思ってしまった。

受刑者たちの読んだ本が私の全然知らん本ばかりでかなり残念、自分の無理さ加減がちょっと情けなくなった。
でも受刑者との語り合いは読んでいておもしろかった。彼らの心情に少しずつ変化が表れるが、それが決して「劇的な変化」ではないところも実にリアルだった。

とても健全で、映画化されそうな(されてる?)内容の本。

『なぜふつうに食べられないのか 拒食と過食の文化人類学』

磯野真穂(著)

たまたま栄養学の本を調べていたらこれが目に留まり、表紙のインパクトからついAmazonでポチってしまった。
人口に対して接触障害の比率はおそらく増加傾向にあるみたいなんだが、まぁそりゃそうだ。
普通体型のタレントが「太っちゃって~」なんて言ったり(TV観てないからわからんけど多分そうだろうという予想)
これまた病的にガリガリのタレンに対してが「スタイルいいですね」なんて褒めるアナウンサーがいたり、
そんな社会で自分を保ちつつついていこうとする若い女の子たちは気の毒だ
この本は摂食障害の治療の本ではなくそういったものを対象とした文化人類学でとても珍しいと思う。
世の中の親御さんが読むのも違うし、患者が読むのもこれまた違うので、こんな研究者向けの本を何故
買ったのかわからないけど、とりあえず様々なケースの体験記が載っていたり、分析があったり、読み応えある一冊でした。

 『著者略歴』ジョン・コラピント

 

あらすじ
書店のアルバイトとして働くキャル・カニングハムは作家志望の青年。
いつの日か傑作をものすることを夢見ているが、小説の素材集めと称して女遊びに興じるばかりでいっこうに筆は進まない。
ある日、ルームメートの法学生スチュワートがひそかに小説を書いていることを知ったキャルは、留守中にその原稿を盗み見てしまう。
それはキャル自身をモデルにした小説で、まごうことなき傑作だった!ところがその矢先、
スチュワートが交通事故で亡くなり、キャルはその原稿を自分の作品と偽って発表する。
一躍ベストセラー作家となったキャルだったが、盗作の事実を知る脅迫者が現われた時から、彼の人生は音を立てて崩れていく…。

 「スティーヴン・キングをして「ヒッチコックの最高傑作に比肩するスリラー」と言わしめた、異能の大型新人のデビュー・ノヴェル。」
なんて解説文に書かれてたんだけど、ど こ が や ね ん!!!!
とつっこまずにはいられないw
ベタ褒めしてるけどこれ言ったときスティーヴン・キング疲れてたんかなw

軽快な文章でとても読みやすく、怖くなりそうで怖くならないっていうかw
殺しそうで殺さないし死にそうで死なない、みたいな、なんか軽いんだよね。
でもこれ映画化したらめっちゃ面白そうだし、映画化しやすいと思う。
久々にこんなもろに「よくありそうな話」を読んだな、逆に新鮮だった。

なんか、主人公の言動や行動がとてもイケメンのそれとは思えないんだよね。
最後までこいつ本当にイケメンなのか?と思いながら読み終わっちゃった。
とにかく悪い奴になりきれないこの不器用なキャルは、
自分の持つ優しさが現代社会においていかに希少なものか自覚してほしいわ。

 

 

こちらはおまけ

『SAVE THE CAT』本当に売れる脚本術』ブレイク・スナイダー

最近つまらなすぎて読み終えず売り飛ばしてしまった本。
Amazonでもすごくレビューが高評価なんだけど私にはとても読み進められなかった。なんというか、文章が合わない。
著者の自画自賛(自分の脚本)がハナにつくし「おめえの作品どれも知らねえよ」という、自分の無知を棚に上げてしまうほど、私の中に沸き上がる謎の感情があったw
本を売るってあまりないんだけどもう手元に置いておくのも嫌だなってw
多分合う合わないってだけで悪い本ではないんだと思う。
米Amazon脚本術部門ナンバー1って、意味わからんわ。


古代史関係の本、備忘録

『古代史から読み解く「日本」のかたち』
倉本一宏 , 里中満智子(著)

対談、というか互いに言いたいことを交互に書いているだけで、対話になってないというか、でもまぁ面白かった。
持統天皇の活躍を描いた名作『天上の虹』が、男女問わず年齢を問わず、著名人にまで相当な影響を与えたことが伝わる本。
かくいう自分の相当影響を受けた。
古代史にのめりこんでしまったのは里中先生の漫画と、山岸涼子先生の『日出処の天子』の影響、そして故黒岩重吾先生の古代小説との出会いがあったからだ。

当然里中先生の生の声?が聴けるこの本も一気読みした。
まぁ大したことは書いてなかったけどwそこはよしとする。


『謎の豪族 蘇我氏』
水谷千秋(著)

面白くてこれも一気読み。
別の古代史関連の本に水谷氏の名が出てきたので興味が湧きすぐ購入。
蘇我氏を題材にして書かれた本の多くは「感情的」「偏執的」なものが多く、それと比べてこちらは至って冷静かつ、
私と似た意見が多かった。
似ているとはいえ勿論著者の、膨大な資料に基づく意見とそれとでは説得力にも根拠にも雲泥の差がある。
つまり非常に勉強になった。と同時に文章のうまさに見惚れて、この人の本をもっと読みたいと思わせてくれた。
ちょうどこの本を読んだ後に『蘇我氏四代の冤罪を晴らす』というタイトルからもう恣意的な面を隠さない遠山美都男の
著書を読んだのでますます水谷氏の冷静さが際立った。
遠山氏はこの本の中で水谷氏を批判しているが、その批判がとても大人げない。
水谷氏の「とはいえ、蘇我入鹿の中には将来的にはもっと上に立ちこの国をわがものにするような願望や展望が、多少なりとも視野に入っていたのかもしれない」みたいな、うろ覚えだけどこんな風な一文に対し、
すっげーキレてるw
いやいや、遠山のおっさん(おっさんだが爺さんだかは知らんが)それを全否定するほどの資料はないし、
お前らは都合の悪いことは藤原氏の捏造だなんだと喚いてはいるが、蘇我氏をもちあげる際もこれまた都合よく藤原が作った資料を根拠にしてるやんw
と私は思うわけだ。その点において水谷氏の冷静さ、偏りのなさには感心させられっぱなしだった。
私は日本書記の「意図的に蘇我氏を悪人に仕立てたであろう箇所」を疑うなら、全てを疑わなければいけないと思う。
黒岩先生の蘇我入鹿を読んで以来蘇我入鹿のファンさが、近年の「蘇我入鹿は正義だった論」には辟易としてる。
大悪人でなかったなら善人だったはず、なんて簡単な問題で済むわけがない。
人間はそんな単純なものではない、と私は思う。
まぁ正直言えば、悪い男であってほしいw

単なる高潔な男ではあまりにもロマンがない。
こんなことを言っている私には、歴史解釈本など絶対に書けない。

なんていじらしい(くない?)こと言ってみたけど、
そんな世間体や他人の評価なんてくそくらえ、な作家さんもいて
それがこちら

とんでも論で藤原氏に個人的恨みを晴らすことで有名?な関裕二氏の著書『日本を不幸にした藤原一族の正体』

確か、タイトルからしてクソみてえな『聖徳太子は蘇我入鹿だった』を書いたのがこの人だったよねw
一回読んでみっか!
と非常にわかりやすくタイトルに全ネタバレしてるこの本を選んでみたが、これが……
ちょー面白かったwww
なんだよ、どんだけ藤原氏に恨みあるんだよお前、と思って読んでたら
ところどころ陰謀説では片づけられないような鋭い考察を混ぜてくる、なんつーおっさんだ。
後半の竹取物語なんかは全く知らなかったが、明らかに藤原氏と物部朝臣麻呂のことじゃん!って納得させられたし、
なんかとにかく文章が読みやすいので一気読みしてしまった。
あ~、この人幸せだろうな、他人にどう思われるとか全く関係なくマジで好きなこと書き殴ってるんだなってw
すっごい量の本出してるしw
どれもこれも似てるんだけど。他にも色々読んでしまってる、まんまと術中にハマったわw


『地図でスっと頭に入る古代史』

これも紀伊国屋書店WEBにて購入
監修が瀧音氏なのでまぁちょっと偏りはあるかもしれないけど、すごくわかりやすい地図まとめ。
この手の本は他にも持ってるんだけど、やっぱり本が違えば地図の描き方とか、項目の分け方が全然違って面白い。
表現も柔らかいので読みやすかった。繰り返し読んで行こうと思う。


『物部氏と蘇我氏と上宮王家』
佃収(著)

非常にマニアックかつ、なんとこの手の本にして横書きという意外性を持つ古代史書籍。
絶版でプレミアがつき、ほぼ倍以上の値段で売られていたんだけど日本全国古書店を検索しまくり
ようやくまともな価格で売られている個人店を発見、定価より安く手に入ったのは本当に幸運。
ほぼ古代の記録を羅列しただけのちょっとした事典のような本。
マニア以外は絶対欲しがらないと思うw