人生をかけてやりたいこと

今日の一曲(ラジオDJの気分で)

子どもの頃からずっと大好きな曲

20代の頃から夢だった、蘇我入鹿の漫画を描くために今必死こいて資料を読み漁りプロットを練ってます。
歴史の空白を埋める作業がこれほど辛いとは…。

私が古代史そのものが好きになるきっかけをくれた山岸涼子先生の『日出処の天子』も、
あの梅原猛著作、史学界に衝撃を与えた『隠された十字架』に影響されて描かれた漫画だという。
お二人の対談を何度も読んだ。

そして、古代史上最も悪人として名高い、蘇我入鹿を好きになったのは、
20頃にに出会った『落日の王子 蘇我入鹿』の影響で、
あまりの感動に、これ以降黒岩重吾古代小説を全て揃えるまで夢中になった。

天皇(大王)の地位を狙った逆賊の臣、蘇我入鹿。
小説に出てくる入鹿は、最初から最後までたまらなく魅力的だった。

でも、この時はまだ彼の漫画を描きたい、とまでは思わなかった。

数年後の2005年、NHKドラマ『大化改新』が放送される。

当然黒岩小説とは内容も違っていて、鎌足と入鹿が幼馴染とかちんぷんかんぷんなストーリーではあったが、
見事に「孤独な王子の滅亡」を描いていた良作だった。

黒岩小説版の入鹿は、頭脳明晰、自信過剰、挫折を知らず、女にもてる長身の男かつ、ギラギラした野望を抱く男なのだが、
女には割と純情な面があり、肝心な時に足踏みしてしまい殺される…そんなキャラとして描かれている。

一方ドラマ版の入鹿は、頭脳明晰なナイスガイだが蘇我本宗家という立場と、後継ぎとしての重圧、蘇我系ではない天皇との
微妙なかけひきに破れ、いいように使われてしまい、恋にも破れ、悪の道に進みながらも鎌足をの命だけは奪るまい、とする
己を制御する苦悩にもがく男として描かれている。

どちらも甲乙つけがたく、どちらも色気が駄々洩れだった……。

そして、2021年

『愛なんていらねえよ、夏』のドラマを再鑑賞したことでかつての渡葉篤郎熱に火が付き、
まだ観たことのない彼の昔の作品を一気に鑑賞な

やっぱ入鹿はこの人なんだよなぁ…と再確認した(どういうこっちゃ)

で、またまたとある小説と出会うことに。

『飛鳥燃ゆ 改革者・蘇我入鹿』町井登志夫

 

数少ない蘇我入鹿を主役小説である。
しかも、ちょー面白いw
漫画的な面白さで、一気に虜になってしまった。中大兄王子のキャラもぶっとんている。
私はむしろ、今までよりしっくりきた。
鎌足の根暗感もたまらないw
入鹿がかっこいい、ちょっとヤンキーちっくで風来坊、でも国を大切に思ってる。
やけに現代的。
こんな小説もいいよね、と思えるし、入鹿が生き生きしている。

実は、先にこっち↓をたまたま見つけて読んだところ
とんでもなく面白かったので、他にもあるかな?と探したところ
蘇我入鹿の小説もあった、といういきさつ。

同じ作者の『爆撃 聖徳太子』 

なんちゅータイトルだw

こちら、聖徳太子がぶっとんでますw
しかしある意味、これも正解なのかもしれないw
「うあああああ、うるさいうるさい、みんなうるさああああい」と絶叫しながら
平気で単独隋に渡り、「あいつまたやりやがって」とか蘇我蝦夷に言われてる厩戸皇子www

「煬帝ちゃん(隋の皇帝)僕誰だかわかる?」とか煽る煽るwww
好き嫌い分かれそうだけどお勧めです。

ある時代から、考古学的研究、日本書記批判論文など、様々な方面から「大化改新否定論」「蘇我入鹿逆賊反対論」が活気づいている古代史界。
おそらくそれをふまえた上での小説と思うが、面白くて面白くて、また今まで読んだことのない入鹿像が私の中に生まれることになった。

ここらでいっちょ本気でがんばってみようか……ということで
以下の資料を読み漁っている。
昔から持っている本も数冊あるが、それも再読。
なぜ聖徳太子についても読むのか、というと、そこの時代の考察がきちんとしていないと蘇我氏三代の立ち位置が自分の中で定まらないから。
蘇我馬子がどういう人物であったか…という点がとても重要。

どうしたって最後は殺されてしまう入鹿に、たくさんの冒険をあげたい。

血だらけ入鹿↓

買って読んだ本
『古代史を解く九つの謎』 黒岩重吾 (著) PHP文庫 2003/11/19
『謎の古代女性たち』 黒岩 重吾 (著) 中央公論社 1991/
『古代王権の展開(日本の歴史)』 吉村 武彦 (著), 永原 慶二 (編集), 児玉 幸多 (編集), 林屋 辰三郎 (編集) 集英社 1991/8/6
『物部氏と蘇我氏と上宮王家 (「古代史の復元」シリーズ)』 佃 収 (著) ストーク 2004/2/1
『蘇我蝦夷・入鹿 (人物叢書 新装版)』 門脇 禎二(著) 吉川弘文館 1985/6/1
『天皇と豪族 清張通史(4) 』 松本 清張(著) 講談社文庫 1988/3/8
『壬申の乱 清張通史(5)』 松本 清張(著) 講談社文庫 1988/12/15
『謎の豪族 蘇我氏』 水谷千秋 (著) 文春新書 – 2006/3/20
『消えた古代豪族「蘇我氏」の謎』 歴史読本編集部編 古川順弘(執筆) KADOKAWA2016/5/14
『大化改新 史論〈上巻〉』門脇 禎二 (著) 思文閣出版 1991/9/1
『大化改新 史論〈下巻〉』門脇 禎二 (著) 思文閣出版 1991/9/1
『古代国家を考える 蘇我氏と古代国家』 黛弘道(著) 吉川弘文館 1991
『上宮聖徳法王帝説』 東野 治之(その他) 岩波文庫 1941/2/14
『衣食住に見る日本の歴史 (3)』 あすなろ書房 1989/2/1
『Jr. 日本の歴史 (1) 国のなりたち 旧石器時代から飛鳥時代』小畑弘己 (著), 寺前直人 (著), 高橋照彦 (著)  小学館  2010/10/8
『全現代語訳 日本書記 下』宇治谷孟(翻訳) 講談社学術文庫 1988/8/4
『日本書記(四)』坂本 太郎(著), 井上 光貞(著), 家永 三郎(著), 大野 晋(著) 岩波文庫 1995/2/16
『史話・日本の古代〈第5巻〉聖徳太子伝説―斑鳩の正体』和田 萃(著) 作品社 2003/7/1
『逆説の日本史2 古代怨霊編: 聖徳太子の称号の謎』井沢 元彦(著) 小学館文庫 1998/3/1
『聖徳太子憲法は生きている』三波春夫(著) 小学館文庫 1998/8/1
『偽りの日本古代史』井上 亘 (著) 同成社  2014/12/12
『古代史から読み解く「日本」のかたち』倉本 一宏 (著), 里中 満智子 (著) 祥伝社新書  2018/5/1
『聖徳太子は蘇我入鹿である』関裕二 (著) 晋通社新書  2012/4/25
『地図でスッと頭に入る古代史』昭文社 出版 編集部 (編集)、瀧本能之(監修)-2021/1/27
『古代史再検証 蘇我氏とは何か』瀧本能之(監修) 宝島社  3016/3/13
『古代史再検証 聖徳太子とは何か』瀧本能之(監修) 宝島社 2016/5/12
『歴史道Vol.12 完全保存版 古代史の謎』朝日新聞出版 2020/11/20
『図説 地図とあらすじでわかる!古事記と日本書紀』坂本 勝 (監修, 監修) 青春出版社   2009/1/7
『飛鳥の覇者―推古朝と斉明朝の時代 (新・古代史検証 日本国の誕生) 』千田 稔 (著), 上田 正昭 (監修), 里中 満智子 小澤 毅  文英堂 2011/4/1
『蘇我氏四代の冤罪を晴らす』遠山 美都男(著) 学研プラス 2008/11/1
『隠された十字架―法隆寺論』梅原 猛 (著) 新潮社 1981/4/28
『NHK 歴史への招待〈第4巻〉聖徳太子と蘇我一族』日本放送協会 (編集) 日本放送出版協会 1989/6/1
『聖徳太子の正体―英雄は海を渡ってやってきた 』 小林 惠子 (著) 文藝春秋 1990/10/1
『古代豪族の謎』 『歴史読本』編集部 新人物往来社 2010/4/7
『大化改新 六四五年六月の宮廷革命』 遠山美都男(著) 1993/2/25
『世界の歴史〈6〉隋唐帝国と古代朝鮮』 砺波 護 (著), 武田 幸男 (著)  中公文庫2008/3/23
『「大化改新」隠された真相―蘇我氏は本当に逆臣だったのか? 』 谷口 雅一(著) ダイヤモンド社 2008/6/12
『聖徳太子伝説 斑鳩の正体(史話日本の古代 五)』 和田 萃(著) 作品社 2003/7/1
『日本の歴史 03 「大王から天皇へ」』 熊谷公男(著) 講談社
『古代人と死 大地・葬り・魂・王権』 西郷信綱 (著)   平凡社 2008/5/1
『考古学・人類学・言語学との対話 日本語はどこから来たのか』 馬場 悠男 (著), 小林 達雄 (著), 中川 裕 (著), 西谷 正 (著), 大野 晋 (編集), 金関 恕 (編集)  岩波書店2006/12/21
『古代豪族と大王の謎』 水谷千秋(著) 宝島社2019/4
『古代豪族と朝鮮』 森 浩一 (著), 井上 満郎 (著), 門脇 禎二 (著), 上田 正昭 (著), 西谷 正 (著), 京都文化博物館 (編集)  新人物往来社  1991/2/1
『人事の古代史 律令官人制からみた古代日本』 十川陽一(著) ちくま新書 2020/6/10
『蘇我氏 古代豪族の興亡』 倉本一宏(著) 中公新書2015/12/25
『古代日本語文法』 小田勝(著) 筑摩書房 2020/5/10
『海洋の日本古代史』 関裕二(著) PHP新書 2021/4/29
『倭の五王』 河内春人(著) 中公新書 2018/1/25
『大伴家持 波乱にみちた万葉歌人の生涯』 藤井一二(著) 中公新書 2017/6/25
『太陽の地図帖 山岸涼子『日出処の天子』古代飛鳥への旅』 平凡社 2016/1/28
『古代日本人と朝鮮半島』 関裕二(著) PHP文庫 2018/5/11
『図解 古代史 旧石器時代~律令国家成立で写真地図で解説』 成美堂出版 2007

図書館で借りて読んだ本
『聖徳太子と蘇我入鹿』 海音寺五郎(著) 作品社 2021/7/25
『大伴氏の正体 悲劇の古代豪族』 関裕二(著) 河出書房新社 2018/1
『日本史を学ぶための古文書・古記録訓読法』苅米 一志 (著), 日本史史料研究会 (監修) 2015/4/4
『飛鳥を掘る』河上 邦彦(著) 講談社選書メチエ 2003/1/1
『日本古代の儀礼と祭祀・信仰 上』和田萃(著) 塙書房 1995/03
『日本古代の儀礼と祭祀・信仰 中』和田萃(著) 塙書房 1995/03
『和歌森太郎著作集 第4巻 古代の宗教と社会』和歌森太郎著作集刊行委員会/編 弘文堂 1980/10
『皇子たちの悲劇 皇位継承の日本古代史』 倉本一宏(著)  KADOKAWA 2020/1
『蘇我氏の正体』関裕二(著) 新潮文庫 2009/4/25
『衣食住にみる日本人の歴史〈1〉旧石器時代~古墳時代―私たちの暮らしのルーツ 』
西ヶ谷 恭弘 (監修) あすなろ書房  2002/3/1
『衣食住にみる日本人の歴史〈2〉飛鳥時代~平安時代―王朝貴族の暮らしと国風文化』
西ヶ谷 恭弘 (監修) あすなろ書房  2002/3/1
『衣食住の歴史 (ポプラディア情報館) 』 西本 豊弘 (監修) ポプラ社 2006/4/1
『ビジュアル 日本の服装の歴史1原始時代~平安時代』増田 美子 (著) ゆまに書房、・2018/10/31
『大化改新を考える』 吉村武彦(著) 岩波新書 2018/10/19
『イラストでわかる日本の甲冑』 渡辺信吾(ウエイド) (著), 日本甲冑武具研究保存会 (監修)マール社 2021/2/3
『古代日本語文法』 小田勝(著) ちくま学芸文庫  2007/10/20

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