令和5年だった(´,,•ω•,,`)◝w
今年一番目のBlogに載せたらくがきが「令和四年」ってどういうことだよ…。
めっちゃ恥ずかしい…w
年末は紅白に安全地帯が出ていたなんて知らずに見逃すという痛恨のミスしちゃうし…泣
コメントくださった方ありがとうございます(´ω`*)
どうしても…オタクサイトなのに漫画も描かず更新せず読書感想だけ書くのもなぁ…といつも躊躇してしまい、すっかりご無沙汰しちゃいました(´д`ι)
こんな亀更新サイトに遊びに来てくれるなんて本当に嬉しいです…。
溜まりに溜まった読書感想文、やっぱり読み終わったらすぐ次の本に行かず、ちゃんと毎回感想したためないと駄目だな…ってまたもや後悔。
すぐ忘れちゃうんだよな…その時の感動を。
ってことでとりあえず、特に印象深かった作品を時系列に並べず、適当に書いていきます。
その前に、twitterでたまにやりとりさせてもらってる韓国人の方に教えてもらった台湾の若手バンドの名曲を紹介。
読書感想

グレイス・イヤー: 少女たちの聖域 – 2022/11/16
キム・リゲット (著), 堀江 里美 (翻訳)
STORY
「だれもグレイス・イヤーの話はしない。禁じられているからだ」ガーナー郡では、少女たちに“魔力”があると信じられている。
男性を誘惑したり、妻たちを嫉妬に狂わせたりできるのだと。その“魔力”が開花する16歳を迎えた少女たちは、
ガーナーの外に広がる森の奥のキャンプに一年間追放される。
“魔力”を解き放ち、清らかな女性、そして妻となるために。この風習について語ることは禁じられていて、
全員が無事に帰ってくる保障もない。16歳を迎えるティアニーは、
妻としてではなく、自分の人生を生きることを望みながら、
〈グレイス・イヤー〉に立ち向かう。キャンプではいったい何が? そして、魔力とは?
生死をかけた通過儀礼が、始まる──。
強烈、強烈、強烈なディストピア&フェミニズム小説、ほんとにすごい!
これは世界中の女性必読!!
同種の小説(思想は真逆だけど)では百田尚樹の『カエルの楽園』が挙げられるかな…って思ったけど、
あっちの迫力が霞んでしまうほどに本作はすっげーパンチ効いてる。
16歳を迎えるとまず「男たちに選ばれる」んだけど、その後選ばれなかった子も含め「キャンプ」に向かわされる。
これが本当に凄い。
何があるってわけじゃないんだが……これどうやって書いてもネタバレになるので詳細は伏せておくけど、
この小説世界で味わう女たちの地獄が決してフィクションとは言い切れない、そう思わせる見事な表現力なんだよね。
そして、冒険、ホラー、ラブロマンスとしてもめっちゃ楽しめるのが何重にもおいしい。
主人公の少女ティアニーの成長と共に読者もまた様々な発見と反省がある。
これは女にしかわからない感覚なんだろうなきっと。
だけどシンプルに面白い小説、とも言い切れないんだよね、相当なストレス描写の連続だから。
なので軽率に人に読んでみたら?と言えないかも。
だけど若い女性がこれを読んでどう感じるか、私はとても興味深い。
そして、これだけの大風呂敷を広げておいてそのラスト、見事に期待を外すことなく納得の着地だったなって、そこもまた素晴らしい。
割とエグイけど当サイトに来てる皆さんなら多分大丈夫だと思うのでぜひぜひ機会があれば読んでみてください。
ネイティヴ・サン: アメリカの息子 (新潮文庫 ラ 20-1) – 2022/12/23
リチャード・ライト (著), 上岡 伸雄 (翻訳)
STORY
1930年代、大恐慌下のシカゴ。アフリカ系の貧しい青年ビッガー・トマスは、資本家令嬢で共産主義に傾倒する白人女性を誤って殺害してしまう。発覚を恐れて首を斬り、遺体を暖房炉に押し込んだその時、彼の運命が激しく変転する逃走劇が始まった――。現在まで続く人種差別を世界に告発しつつ、アフリカ系による小説を世界文学の域へと高らしめた20世紀アメリカ文学最大の問題作が待望の新訳。
あとがきによると本書は1940年に出版されアメリカ読書界を震撼させたらしい。
しかしアメリカ史上避けては通れない文学作品として高い評価をされたのち日本では『アメリカの息子』というタイトルで翻訳出版されたのだが数十年前から絶版になっていたんだと。
そして令和4年12月ついに新訳版が日本で出版再開されたって流れ。
いやぁ…これも本当に凄い小説だった…。
序盤は普通のミステリっぽいんだよね、なんかあらすじも雰囲気もドフトエスキーの『罪と罰』っぽさがあって。
で、もうずっと主役のビッガーのこと嫌な奴だな……って思いながら読み進めていく。
だから殺人を犯した後もさっさと捕まっちゃえよ…自業自得だよまったく、みたいな気持ちが続いていくんだけど
しつこいくらいビッガーが頭に中で思っていることが文章化されて、何度も何度も…だんだん疲れてくる。
読んでも読んでもいまいちビッガーのことが理解しきれない、ピンとこない。
逮捕され裁判だなんだとなっても、彼の母親が泣こうが弟と妹が不遇に巻き込まれようがやったことが酷過ぎてやっぱこのまま死刑でよくね?って思い始める。
せっかく彼を守ろうとする白人(ユダヤ人)弁護士のマックスが登場しあれこれ彼と問答を始めてもやっぱりビッガーの言う事が腑に落ちない。
ちなみにこのマックス、結構高齢みたいで30代の爽やかな男性と思い込んでたのでびっくりしたw
そんなこんなでうーんどうなるんだ?スリルのある逃亡劇も観たことだしあとは死刑か無期懲役か?って気持ちになったわけだ…。
しかし、その気持ちがマックスの最終弁論によって一気に変わる。
私の浅はかな考えと、読者としての感想は想定内でありある意味当たり前だったんだ…と。
まさに私は間抜けな傍観者で何一つ理解していなかった…と。
43ページにも及ぶマックスの最終弁論。
無罪主張から一転有罪を認め、その上でビッガーに死刑を下すことがこの社会でどういった影響を及ぼしこの国がどこへ向かうか…という、
一個人への同情とか哀れみを凌駕した大きな問題だということが見事に言語化されていた。
決してビッガーの行いを肯定するものではなく、いかにして何を考え彼が行動し、何が彼をそうさせてきたのか、
私は全くもって無知だったことを痛感した。
この本を読まずして黒人差別を語るべきではないんじゃないか…とすら思えた。
彼がメアリーにしたこと、そしてその後逃亡中に及んだ犯行、全てが死刑に値する残虐な犯罪であることは間違いない。
だけど、死刑反対派のこの私でさえとても頭を抱えてしまった。
何が正しい、こうするべきだ、という単純なことじゃないんだと、そう思った。
そして判決が下された後のマックスとビッガーの会話もまた難解で、今まだここに関する答えが私には見えてこない。
もう一度時間をおいて読んだ方がいいのかもしれない。
ペンギンの憂鬱 (新潮クレスト・ブックス) ペーパーバック – 2004/9/29
アンドレイ・クルコフ (著), 沼野 恭子 (翻訳)
STORY
恋人に去られた孤独なヴィクトルは、憂鬱症のペンギンと暮らす売れない小説家。生活のために新聞の死亡記事を書く仕事を始めたが、そのうちまだ生きている大物政治家や財界人や軍人たちの「追悼記事」をあらかじめ書いておく仕事を頼まれ、やがてその大物たちが次々に死んでいく。舞台はソ連崩壊後の新生国家ウクライナの首都キエフ。ヴィクトルの身辺にも不穏な影がちらつく。そしてペンギンの運命は…。欧米各国で翻訳され絶大な賞賛と人気を得た、不条理で物語にみちた長編小説。
ウクライナのロシア語作家アンドレイ・クルコフのよる不条理小説。
なんとも言えない読後感。
日本人にはわからない時事ネタが飛び出すので国際情勢をもっともっと知りたい、と思う今日この頃。
この本は2004年に出版されたのでそれから19年…ロシアとの戦争が起きて、アンドレイが新作を書く日は来るのだろうか。
この小説の魅力はまさに「物書き」の日常を身近に感じられるところ、そしてなんとも癖の強い独特の不穏な空気&とぼけた表現。
こういう小説は初めてかもしれない…。
これがウクライナカラーなのか??
主人公のヴィクトルの容姿はどうなのか、一切その描写が出てこない、不思議すぎる。
この、ずーーーーっと不安な感じなんなの?ってモヤりながら読むんだけどラストの一行で「え?」ってなったよ。
なんか心持って行かれたな…よくわからん小説なのに。
この不思議さは飼ってるペンギンの存在と、周囲がペンギンと接するときのこれまた不可思議な態度が大きな要因なんだと思う。
お前らペンギンにちゃんと驚いてる?なんか妙にすぐ納得してね?ってなるw
ウクライナって割とペンギン飼うの???
ほんとよくわからんw
でも、一言で説明できるくらいシンプルなんだよね、ストーリーは。
要は追悼記事を書いた人が死んでいく、っていうそれだけなんだけどなんか面白いの。
図書館で借りて読んだのにその後わざわざ買ってしまった。
しかしな~、欧米各国で翻訳されたって言うけど本当に絶大な人気を得たの??
よくわからんわ……ほんと…でも好きだわ…w
突然の描きかけハウルらくがき
なんか、真剣に観たら面白かった

