らくがきと読書感想60冊
いつぶりだろう…ペンを握ったのは…。
ベジータが描けるか不安で、思ったより描けたときちょっとだけグっときてしまった。
私はまだ漫画が描けるかもしれない…。
ブランクが長ければ長いほど、もう二度と描けないんじゃないかって不安も募っていく。

さてさて…たまりにたまった読書感想、2021年~2025(今年)に読んだ分を、メモをパラパラめくりつつ、少しずつ書いていきます。
以前、2021~2022年に読んだ本がまだあるのにそれらをすっとばして2023年に読んだ本の感想ブログに書いたりしてたので自分でも頭こんがらがってる…(^^;)
ちなみに今日のブログに感想書く小説の中で『ある奴隷少女に起こった出来事』は2022年に読んだ本のMY BESTの7位で紹介したことがあって、感想も書いたつもりになってた…(他の順位の作品は既に書いたので)今日の感想文も、もしかすると過去に感想UP済みのものがあるかも。
やはり、読んだらすぐにブログに書く、を徹底しよう…。
- 1. 読書感想
- 1.1. 失われた名前
サルとともに生きた少女の真実の物語 単行本 – 2013/11/26
マリーナ・チャップマン (著), 宝木多万紀 (翻訳) ※ノンフィクション小説 - 1.2. 再会
(講談社文庫)– 2012/8/10
横関 大 (著) - 1.3. 夏の騎士 単行本– 2019/7/18
百田 尚樹 (著) - 1.4. 最後の証人 (宝島社文庫)– 2011/6/4
柚月 裕子 (著) - 1.5. 誘拐児 単行本- 2008/8/7
翔田 寛 (著) - 1.6. 人間動物園
(双葉文庫)– 2021/5/13
連城 三紀彦 (著) - 1.7. 爆撃聖徳太子
(PHP文芸文庫)– 2012/7/17
町井 登志夫 (著) - 1.8. 改革者蘇我入鹿 (PHP文芸文庫)– 2017/7/11
町井 登志夫 (著) - 1.9. テロリストのパラソル
(講談社文庫)– 1998/7/15
藤原 伊織 (著) - 1.10. 白い雨
(光文社文庫)– 2013/6/12
赤川次郎 (著) - 1.11. 雪虫-刑事・鳴沢了 (中公文庫)– 2020/1/21
堂場 瞬一 (著) - 1.12. 熱い街で死んだ少女
(文春文庫)– 1992/4/1
トマス・H. クック (著), 田中 靖 (翻訳) - 1.13. 猿神
(幻冬舎文庫)– 2022/10/6
太田 忠司 (著) - 1.14. 犬を盗む
単行本– 2022/9/8
佐藤 青南 (著) - 1.15. クロコダイル・ティアーズ 単行本– 2022/9/26
雫井 脩介 (著) - 1.16. オリンピックを殺す日 単行本 – 2022/9/9
堂場 瞬一 (著) - 1.17. 許されざる者 (創元推理文庫) – 2018/2/13
レイフ・GW・ペーション (著), 久山 葉子 (翻訳) - 1.18. ストーンサークルの殺人
(ハヤカワ・ミステリ文庫)– 2020/9/3
M W クレイヴン (著),東野さやか (翻訳) - 1.19. ある男 (文春文庫)– 2021/9/1
平野 啓一郎 (著) - 1.20. 終わりなき道
上下 (ハヤカワ・ミステリ文庫 )– 2018/6/19
ジョン・ハート (著), 東野 さやか (翻訳) - 1.21. 臓器農場 (新潮文庫)– 1996/7/30
帚木 蓬生 (著) - 1.22. 看守の流儀
(宝島社文庫 – 2022/1/8
城山 真一 (著) - 1.23. 看守の信念
単行本 – 2022/2/24
城山 真一 (著) - 1.24. 毒: poison (徳間文庫)– 2011/1/1
深谷 忠記 (著) - 1.25. フェイクフィクション
単行本 – 2021/11/5
誉田 哲也 (著) - 1.26. ある奴隷少女に起こった出来事 (新潮文庫) – 2017/6/28
ハリエット・アン・ジェイコブズ (著), 堀越 ゆき (翻訳) - 1.27. 黒い家 (角川ホラー文庫 ) – 1998/12/10
貴志 祐介(著) - 1.28. オリンピックの身代金
上下 (講談社文庫 ) – 2014/11/14
奥田 英朗 (著) - 1.29. 罪の轍
単行本 – 2019/8/20
奥田 英朗 (著) - 1.30. 殺人依存症 (幻冬舎文庫) – 2020/10/7
櫛木 理宇 (著) - 1.31. 残酷依存症 (幻冬舎文庫) – 2022/4/7
櫛木 理宇 (著) - 1.32. 白い闇の獣
(文春文庫 ) – 2022/12/6
伊岡 瞬 (著) - 1.33. 制裁 (ハヤカワ・ミステリ文庫) – 2017/2/23
アンデシュ・ルースルンド (著), ベリエ・ヘルストレム (著), ヘレンハルメ 美穂 (翻訳) - 1.34. 事件は終わった 単行本 – 2022/8/26
降田 天 (著) - 1.35. 窓辺の愛書家 (創元推理文庫)– 2022/8/19
エリー・グリフィス (著), 上條 ひろみ (翻訳) - 1.36. 狙われた羊 (講談社文庫) – 2022/11/15
中村 敦夫 (著) - 1.37. 噂 殺人者のひそむ町
(集英社文庫) – 2020/8/20
レスリー・カラ (著), 北野 寿美枝 (翻訳) - 1.38. 明日香の皇子 (角川文庫)– 1986/5/30
内田 康夫 (著) - 1.39. 祝祭の子 単行本– 2022/8/18
逸木 裕 (著) - 1.40. 背の眼
上下 (幻冬舎文庫 ) – 2007/10/4
道尾 秀介 (著) - 1.41. いけない (文春文庫 ) – 2022/8/3
道尾 秀介 (著) - 1.42. 方舟 単行本 – 2022/9/8
夕木 春央 (著) - 1.43. リバー 単行本 – 2022/9/26
奥田 英朗 (著) - 1.44. 鉄鼠の檻 (講談社文庫)– 2001/9/6
京極 夏彦 (著) - 1.45. 塗仏の宴 宴の支度
(講談社文庫)– 2003/9/12
京極 夏彦 - 1.46. 塗仏の宴 宴の始末 (講談社文庫)– 2003/10/15
京極 夏彦 (著) - 1.47. 絡新婦の理 (講談社文庫)– 2002/9/5
京極 夏彦 (著)
- 1.1. 失われた名前
サルとともに生きた少女の真実の物語 単行本 – 2013/11/26
- 2. 歴史関連書籍備忘録
- 2.1. 蘇我氏四代の冤罪を晴らす
新書 – 2008/11/28
遠山美都男 (著) - 2.2. 謎の豪族 蘇我氏 (文春新書)– 2006/3/20
水谷 千秋 (著) - 2.3. 地図でスッと頭に入る古代史
単行本– 2021/1/27
昭文社 出版 編集部 (編集) - 2.4. 蘇我蝦夷・入鹿 (人物叢書)単行本– 1985/6/1
門脇 禎二 (著) - 2.5. 和歌森太郎著作集 第4巻 古代の宗教と社会
単行本 – 1980/10/1
和歌森太郎 (著) - 2.6. 消えた古代豪族「蘇我氏」の謎 (中経の文庫) – 2016/5/13
『歴史読本』編集部 (編集) - 2.7. 日本古代の儀礼と祭祀・信仰 中
単行本 – 1995/8/24
和田 萃 (著) - 2.8. 逆説の日本史1
古代黎明編 封印された[倭]の謎
(小学館文庫)– 1997/12/5
井沢 元彦 (著) - 2.9. 逆説の日本史3
古代言霊編: 平安建都と万葉集の謎
(小学館文庫)– 1998/4/3
井沢 元彦 (著) - 2.10. 「大化改新」隠された真相 蘇我氏は本当に逆臣だったのか? ダイヤモンド社 –2008/6
谷口雅一 - 2.11. 日本の歴史をよみなおす(全)
(ちくま学芸文庫)– 2005/7/6
網野 善彦 (著) - 2.12. 古代日本人と朝鮮半島 (PHP文庫) 文庫 – 2018/4/27
関 裕二 (著) - 2.13. 古代日本の超技術
改訂新版
(ブルーバックス 新書)– 2012/12/21
志村 史夫 (著) - 2.14. サイコロジー人物日本史 上巻―小田晋の精神歴史学
– 1992/4/1
小田 晋 (著) - 2.15. 敬語の史的研究
- 古書, 1968/1/1
辻村 敏樹 (著)
- 2.1. 蘇我氏四代の冤罪を晴らす
新書 – 2008/11/28
読書感想


失われた名前
サルとともに生きた少女の真実の物語 単行本 – 2013/11/26
マリーナ・チャップマン (著), 宝木多万紀 (翻訳) ※ノンフィクション小説
1954年、南米・コロンビアの片田舎、民家の庭先から四歳の少女が誘拐され、ジャングルの奥地に置き去りにされた。
一人放り出された少女を救ったのはサルの群れだった。サルたちは少女を受け入れ、生きる術を教えた。そして数年、少女はジャングルでサルとともにたくましく生き延びる。
10歳頃、ハンターに拾われ森を出たが、すぐ売春宿に売られる。そこでは激しい虐待の日々が待っていた。野生で身につけた体力と知恵で脱出した少女は、ストリート・チルドレンの世界に身を投じる。悪と隣り合わせの危険な日々が始まる。
★★★★☆
2022年11月1日 読了
日本のテレビでも取り上げられ、ネット上にもたくさんの情報が出ていたそうな…知らんかった。
「猿に育てられた子どもがいる」みたいな話を子どもの頃からうっすら耳にしたことがあるのはこの女性のことだったのか???
マリーナさん自身が執筆したのではなく、娘さんがライターに依頼して、母の話を本にしてもらったそうで、できたら全てご本人の書いた文章で読みたかったなと。
ジャングル生活も凄いが救出後汚い大人達から受けた壮絶な虐待の話が多め。
「若い肉」に群がる男達の下劣さは時代を問わず。
これが実話とは恐ろしい…あとがきに続編ありと書かれてるが探しても売ってないんだよね…多分執筆してないんだろう。
マリーナさんはもう亡くなってるだろうし、これ以上書くことはないのかもしれない。
再会
(講談社文庫)– 2012/8/10
横関 大 (著)
幼なじみの四人が埋めた拳銃が時を経て再び現れた。全てはタイムカプセルにとじ込めた、はずだった。第56回江戸川乱歩賞受賞作。
★★★☆☆
2021年 読了
THE 江戸川乱歩賞!!という感じで自分好みのお話だった
とある男性の正体は……
小説を読み慣れている人なら序盤で気づいちゃうよね…
それでも面白かった
一人称と三人称が頻繁に変わるが特に読みにくさはない
やっぱりタイムカプセルって切ない響きだなぁ( ˊ̱˂˃ˋ̱ )
夏の騎士 単行本– 2019/7/18
百田 尚樹 (著)
あの夏、僕は人生で最も大切な「勇気」を手に入れた。 新たなる感動を呼び起こす百田版「スタンド・バイ・ミー」、約3年ぶり、待望の長編小説。 勇気――それは人生を切り拓く剣だ。 あれから31年の歳月が流れたが、ぼくが今もどうにか人生の荒波を渡っていけるのは、あの頃手に入れた勇気のおかげかもしれない。 昭和最後の夏に経験した、少女殺害の謎をめぐる冒険、友情、そして小さな恋。
★★★★☆
2022年1月4日 読了
百田版「スタンド・バイ・ミー」、なんて解説がちょっと大袈裟かな…と思いつつ、なんと爽やかで勇気をくれる小説…。
冒頭からずっと目に涙を浮かべたまま一気読み。
もう…本当に最高…。
子どもたちの心から学ぶこと限りなし。
全力を尽くした結果と、己自身をありのまま受け入れることって大切だよね…。
政治面ではしょうもない発言の連続、人種差別と女性差別底なしのうすらハゲ爺だけど、こんな作品を生み出してくれたことは本当に有難い。
作風と人間性重なる作家も多いが、この人は例外だなw(ここらへんは2025年現在の感想です)
最後の証人 (宝島社文庫)– 2011/6/4
柚月 裕子 (著)
元検察官の佐方貞人は刑事事件専門の敏腕弁護士。そんな彼のもとに、殺人事件の被告人から弁護依頼が舞い込む。高層ホテルの一室で起きた刺殺事件。男女間の愛憎のもつれの末の犯行であり、物的証拠、状況証拠から有罪確実だとみられている。しかし佐方の本質を見抜く勘が、事件の裏に何かがあると告げていた。有罪必至の弁護を引き受けた佐方の勝算とは何か。
★★★★☆
2022年2月17日 読了
書店員さんや書評家など、多くの方から絶賛された傑作法廷ミステリーが、待望の文庫化。
号泣…号泣…号泣
なんと苦しくも優しいお話
『慈雨』はジワジワ本作はよりストレートに胸を打つ
ミスリード狙いのあざとさが全くないのに読者の先入観を巧みに利用し驚かされる展開に繋ぐ手法、でもテーマが太いのでそこだけが印象に残ることもなくバランスが良い。
この作家さん、『慈雨』で『このミステリーがすごい!』大賞受賞してるんだけど、そちらも過去ブログに感想書いてたはず…(消えた3年分のブログに書かれていたとしたらもう見れないけど…)
おすすめです。
誘拐児 単行本- 2008/8/7
翔田 寛 (著)
終戦翌年の昭和21年夏、実業家の子息で、5歳になる男の子が東京・成城の自宅前から誘拐された。やがて、犯人から脅迫状が届く。「使い古しの新圓で百萬圓を用意しろ。場所は有樂町カストリ横丁」。警察は犯人逮捕に全力をあげ、屈強な刑事たちが闇市を張り込むが、誘拐犯はその目前で身代金を奪ったうえ、子どもを連れて逃げてしまった。あれから15年、手がかりは何もなく、迷宮入りしたかに見えた。しかし、とある殺人事件をきっかけに、再び児童誘拐事件が動き出した!
★★★★☆
2022年2月26日 読了
第54回江戸川乱歩賞受賞作
昭和21年未解決幼児誘拐事件から15年─今際の際母から驚愕の台詞を聞かされた良雄は母が誘拐犯と疑いながら恋人と真実を探す事に…と同時進行で別の殺人事件を捜査する4人の刑事達が真相に近づく過程が面白く戦後の雰囲気もリアルに伝わってくる。
見事な伏線回収と感動のラスト✨
人間動物園
(双葉文庫)– 2021/5/13
連城 三紀彦 (著)
大雪であらゆる都市機能が麻痺するなか、汚職疑惑の渦中にある大物政治家の孫娘が誘拐された。
被害者宅にくまなく仕掛けられた盗聴器に、一歩も身動きのとれない警察。
追いつめられていく母親。そして前日から流される動物たちの血……。
二転、三転の誘拐劇の果てにあるものとは!?
★★★★☆
2022年2月28日
「このミス」2003年版ランクイン。
誘拐された幼女の母親と盗聴された家、その隣家に張り込みする刑事たちの悪戦苦闘。
トランシーバーやら鈴やら…あっちも盗聴こっちも盗聴…故に、「沈黙」が大きな緊張感を生んでいる。
「誘拐」とはなんぞや、と思わずにはいられないラスト。
タイトル含め、なかなか面白い発想だが大傑作とまではいかないかな。
爆撃聖徳太子
(PHP文芸文庫)– 2012/7/17
町井 登志夫 (著)
隣国を次々に従え、世界帝国への道をひた走る隋帝国。その矛先は琉球、そして朝鮮半島へと向けられた。倭国に攻めてくるのも時間の問題……。この危機に敢然と立ち向かったのが、厩戸皇子、のちの聖徳太子である。
遣隋使となった小野妹子をはじめ、周囲の人びとを巻き込んだ聖徳太子の戦いの行く末は!?
「なぜ隋の煬帝を怒らせる国書を送ったのか」「“聡耳"と言われた理由」「その後半生に政治的空白期があるのはなぜか」「黒駒伝説の真実とは」――聖徳太子をめぐる数々の謎を解き明かしながら、東アジアを舞台に壮大なスケールで描かれる、衝撃の古代史小説。
★★★★★
2022年3月19日 読了(※2022/4/9にも感想書いているが別の感想メモが残っていたので)
かつてあの国書で隋の煬帝をキレさせた厩戸皇子が、朝鮮三国をまたにかけ、神出鬼没・奇想天外な行動の連続で小野妹子や周りの者を驚かせ、倭国を救う冒険活劇エンタメ歴史小説w
厩戸皇子のキャラがとにかくぶっとんでいて、あの名作漫画『日出処の天子』の皇子像が好きな人には怒られそうwww
かくいう私も山岸神の描く厩戸皇子を崇拝している者の1人なのだbが、本作の皇子も全然イケる!!
「煬帝ちゃん、和をもって尊しだよぉぉぉおおお!!」とか言う皇子、新鮮すぎたw
それでいて、エンタメ性が高く、隋vs琉球王国や隋vs高句麗の戦争描写が迫力満点で、大金かけて作られた歴史超大作ドラマを観ているようだった、圧巻…!
コミカルな話と見せかけて、壮大なスケールで描かれたこの珍妙な小説、読み応えあり、時に感動も与えてくれる。
ありきたりな歴史小説には飽き飽きだぜ…って方、おすすめです(*^0^*)
改革者蘇我入鹿 (PHP文芸文庫)– 2017/7/11
町井 登志夫 (著)
本当の悪人は●●だった!
日本史上最も悪評高い蘇我入鹿。しかし彼こそが「改革者」であった!?
七世紀前半、大陸統一を果たした唐帝国の脅威は韓半島、そして倭国にも迫りつつあった。遣唐使に密かに同行し、唐や韓半島の情勢を目の当たりにした入鹿は、皇極女帝の信頼を得て、国を守るべく、新しい国づくりに邁進するが……。
蘇我入鹿は、なぜ殺されなければならなかったのか。黒幕は誰か。最新の研究を取り入れつつ、大胆に謎に迫る大興奮の古代史エンターテインメント巨編。
『飛鳥燃ゆ』を改題。
★★★★★
2022年4月3日 読了(※2022/4/9にも感想書いているが別の感想メモが残っていたので)
MYメモを見ると、『飛鳥燃ゆ』(2009年出版・単行本)を2022年の3月25日に読了後、感動のあまり翌月に改題して出された文庫版を再読してしまうという……よほどこの作品を気に入ったんだな自分。
「これが後に大化改新とよばれる革命の一部始終である。革命と呼ぶにはあまりにも陰惨な、ただの死刑にすぎない」
だよね…冒頭から思わず泣きそうになった。
本作品、入鹿が騙し討ちで惨殺されるシーンから始まり、生前の彼の生き生きとした姿を、壮大なスケールの冒険活劇と共に描いている。
何せ作者は『爆撃聖徳太子』の町井登志夫だ、半端なことはしないw
最高のエンターテイメント小説。
古代史マニア、蘇我氏マニアとして、今まで持っていた蘇我入鹿のイメージが覆った。
『日出処の天子』の番外編で出てくる、一本気で嘘のつけない、強引な入鹿でもなく、黒岩重吾の『落日の王子 蘇我入鹿』に出てくる、傲慢で横柄、自信過剰で、でも皇極天皇(女性)には弱いところがあり、異国の女を愛し、豪傑で大胆でありながらどこか詰めが甘く、鎌足の策略を見抜けぬまま散って行った入鹿でもなく、NHKドラマスペシャルで渡部篤郎が演じた、孤独で色気と憂いのある、破壊者の入鹿でもない、生き悩みながらもキラキラした眼差しで小さな島国を飛び出していく、眩しい青年の蘇我入鹿が、海の向こうの国々で活躍する素晴らしい小説。
本作をよんだとき、「小さな島国に閉じ込められ、蘇我の宿命から逃れられなかった入鹿をフィクションの中で羽ばたかせてくれた、町井登志夫先生、入鹿に旅をさせてくれてありがとう…と言いたい」
と思ったのだが、ふと…そういえば、何かの文献で「蘇我入鹿は渡唐して大陸文化をその目で見ている」みたいなことが書かれていたような……と。
この時代の資料は本当に少なく、歴史は常に勝者が記録してきたので、真相は闇の中なのだが、皮肉ながら、入鹿の旅の終着点は、どうあがいてもあの凄惨な死であるからこそ、彼の「命」が「生」がより輝いているのだと思う。私はいつか、必ず、死ぬまでに必ず、彼の漫画を描く……!
テロリストのパラソル
(講談社文庫)– 1998/7/15
藤原 伊織 (著)
アル中バーテンダーの島村は、過去を隠し20年以上もひっそりと暮らしてきたが、新宿中央公園の爆弾テロに遭遇してから生活が急転する。ヤクザの浅井、爆発で死んだ昔の恋人の娘・塔子らが次々と店を訪れた。知らぬ間に巻き込まれ犯人を捜すことになった男が見た事実とは……。史上初の乱歩賞&直木賞W受賞作
★★★☆☆
2021年11月28日
「史上初の乱歩賞&直木賞W受賞作」とあるが、90年代当時の話なのか、その後W受賞を成し遂げた人がいるのかは知らない、でもすごいことよね。
作者はもう亡くなっているらしい。
話は複雑かつよく練られていて読み応えがあったけど直木賞乱歩賞ダブル受賞は高評価すぎる気がする…。
主役にいまいち魅力を感じないまま読了、当たり前すぎるくらい当たり前だけど、主役って大事だな。
ただ、他作品も読みたいと思えた。
白い雨
(光文社文庫)– 2013/6/12
赤川次郎 (著)
N大ワンダーフォーゲル部、秋のキャンプ。奥多摩の山中に白い雨が降った。雨はミルクのように白く、かすかに光っていた。
その雨滴(うてき)に打たれた男子部員、今井に異変が!日頃の鬱憤が凶気にまで昇りつめ、二人の部員を殺害する。
山麓の町でも雨に濡れた人々が次々と事件を引き起こしていた。白い雨が心の奥底に潜む憎悪を呼び覚まし、殺戮を導く。戦慄のホラー作品。
★★★☆☆
2022年4月21日 再読
単行本は1985年出版。旧表紙版を読んだのは1990年頃だろうか?懐かしくて思わず新装版を買って再読。
昔読んだ時はもっと恐ろしく感じたが、その後色々読んで耐性がついてしまったようでグロさも怖さも半減。
とはいえ冒頭から一気に読者の心を鷲掴みにするところはやはり赤川次郎だな…と、とにかく読みやすい。
サクッと一気読みできる田舎が舞台のホラー小説がお好みの人にはおすすめ。
ほんの少し物悲しさも次郎節だなぁと…。
雪虫-刑事・鳴沢了 (中公文庫)– 2020/1/21
堂場 瞬一 (著)
「仏の鳴沢」と呼ばれた祖父。
「捜一の鬼」の異名を持つ父。
その二人を継ぐ、「刑事として生まれた男」――。
祖父・父を継いで新潟県警捜査一課の刑事となった鳴沢了は、晩秋の湯沢で殺された老女が、かつて宗教教団の教祖で、五十年前に殺人事件に関わったことを突き止めた。了は二つの事件の関連を確信するが、捜査本部長の父はなぜか了を事件から遠ざけるのだった。正義は、そして歳月は、真実を覆い隠すのか?
★☆☆☆☆
2022年5月19日 読了
「堂場瞬一史上人気NO.1警察小説!」
「堂場瞬一の原点にして、警察小説の潮流を創り出した大傑作」
「新装版刑事・鳴沢了シリーズ」
とまぁ解説文では大絶賛なのだが…
540頁の長編…最初から最後まで余すことなく面白くなかったww
主役も父親も祖父も刑事物にありがちな恋人も同僚も、誰一人魅力を感じない上、事件そのものが退屈。
第一弾は主役の名刺代わりかもしれないが、だからこそ重要だろ…これじゃ続きを読む気になれない。
星1つなんてめったにつけないけど…つけちゃったよw
熱い街で死んだ少女
(文春文庫)– 1992/4/1
トマス・H. クック (著), 田中 靖 (翻訳)
1963年5月、アラバマ州バーミングハム。ただでさえ暑い町が、マーティン・ルーサー・キング師に率いられる公民権運動デモで煮えたぎっていた。デモの潮が引いたあとの公園に、黒人少女の死体が残されていた。捜査は白人、黒人双方の偏見と猜疑にはばまれて難航する。
2022年12月21日 読了
「このミステリーがすごい!」1993年版海外編第3位。
同作家の「だれも知らない女」「過去を失くした女」という本を積読中。
殺された黒人少女の遺体の横に落ちていたサイズの合わない指輪の謎…捜査が進むほど、誰もが怪しく思えてくる。
そして何度も行き詰まっては新たな展開を迎えるので飽きない。
事件の捜査をする刑事ベンは正義の言葉を語らないのに内に秘めた正義感や優しさがしっかり伝わってきて共感できる。
事件の真相は凄惨だが、そこが救いかな…。
弁が立つ黒人青年との関係をもっと見たかったな…。映像化に向いている作品だと思うのだが、2025年現在まだ映画化していないのが不思議。
猿神
(幻冬舎文庫)– 2022/10/6
太田 忠司 (著)
バブル末期、巨大自動車会社の最新モデルの部品製造を下請けした飯野電気。工場の全員が連日の深夜残業と休日出勤で心身疲弊の極限に達し、暴行事件が発生。そして聞こえる奇怪な音。事故の連鎖、自殺、突然死さらに殺人。出没する正体不明の影。だが最優先される納期、無言の勤務。気づけばいたるところ隈笹が不気味に繁茂し……。傑作ホラー。
★★☆☆☆
2022年10月23日 読了
バブル末期超大手自動車会社の下請け工場で頻発する奇妙な死と工場に侵食する隈笹。
読むだけで過労死しそうな社員の苦労と陰湿な人間関係…。
これ、作者の実体験を元にして書かれた小説らしい、読み人が読めば、この業界のリアルな描写に関心するらしい。
まぁ確かに自分も従業員の一人になったような、ある会社を覗き見したような感覚は味わえたかもしれないw
後、バブル期ってとこもポイントなんだなきっと。
華やかな時代の裏の部分、そこを楽しめる人もいるだろうし。
ただ、ホラーミステリとしてはやけにアッサリ完結するのでもっと長編でジワリジワリと恐怖を味わいながら読みたい内容だったかな。
塚田は有能なので是非とも会社を興してほしいw
犬を盗む
単行本– 2022/9/8
佐藤 青南 (著)
高級住宅地で一人暮らしの老女が殺害された。部屋には、かつて犬を飼っていた痕跡があり、刑事たちは周辺の捜査を開始する。一方、雑誌記者の鶴崎は、あるスクープをモノにするためコンビニでアルバイトを始める。同じコンビニで働く松本の過去を知る鶴崎は、松本が突然犬を飼い始めたことに驚愕するが――。
深まる謎、犬との絆に感涙&一気読み必至!
★★★☆☆
2022年10月23日 読了
貫井徳郎氏も驚嘆の長編ミステリー。「細かい違和感を憶えておいて。最後に『なるほど』と思うから」だそうだ。
殺された金持ち老女宅から消えた犬、
両親と飼い犬殺しの過去を持つコンビニ店員松本とフリー記者の身分を隠して近づく鶴崎、松本を怪しむ女推理小説家に2人の刑事。
伏線が生きてる
軽快な文章でサクサク読めるが、ちょっぴり切ないところもいい。
犬視点で犬の考えがもろ出てくるの、今までありそうでなかったなw
これは好みが分かれるところだろう。
ガッツリシリアスなミステリ求めてる人には向かないかな…たま~の息抜きにはいいかもしれんが。
赤川次郎の三毛猫ホームズシリーズも、あの飼い猫はあくまで勘のいい普通の猫だしw
ただし、他人の犬におやつあげるのはいかん!!
クロコダイル・ティアーズ 単行本– 2022/9/26
雫井 脩介 (著)
この美しき妻は、夫の殺害を企んだのか。
息子を殺害した犯人は、嫁である想代子のかつての恋人。被告となった男は、裁判で「想代子から『夫殺し』を依頼された」と主張する。犯人の一言で、残された家族の間に、疑念が広がってしまう
★★★☆☆
2022年10月7日 読了
惜しくも第168回直木賞を逃した作品。
元恋人に夫を殺された未亡人が老舗陶磁器店を営む義両親と暮らし始めるが犯人の「妻もグル」発言がジワリジワリと家族間に亀裂を生じさせる。
『火の粉』のような緊張感がたまらない一気読み!
最後の最後までどうなるかわからなかったが納得のラストだった。
ただ、衝撃やインパクトには欠けるだよな…どこかお上品というか…故に直木賞逃したのかもしれない。
「よくできた小説」という感じがする。
新人作家がこれを書いたらすげー!ってなるかもしれないが雫井脩介だから、読者の期待値も上がるよね…。
オリンピックを殺す日 単行本 – 2022/9/9
堂場 瞬一 (著)
五輪を潰せ!メディアを排除し、ザ・ゲームを開催せよ!
コロナ禍にもかかわらず、強引に開催された東京五輪の最中、大学教授が、「五輪は集金・分配システムに変化し、意義を失った」という言葉を残して、日本を去った。
数年後、新聞記者がある情報を手にする。世界的企業が、新たなスポーツ大会「ザ・ゲーム」を企画している、と。
記者は、この大会を仕掛ける、謎の組織の正体を暴けるのか
★★☆☆☆
2022年10月16日 読了
五輪開催日を狙い開催される謎のスポーツ大会ザ・ゲームを菅谷記者が追う話。
表紙もタイトルもめっちゃ面白そうだったのにな…。
コロナ禍開催され様々な問題を浮き彫りにした東京五輪への問題提起だろうけど、それが書きたい!という気持ちだけで書いちゃったのかね…イマイチ盛り上がりに欠ける。
これまた問題山積みの高校甲子園を引き合いに出しちゃう辺り、著者は勉強不足?なのかな。
これ、『雪虫』の人っすわ…どうやら私はこの作家さんと相性悪いみたい。
あと、文庫化されてるけどその表紙がまたダサイ…。
2024年に出された文庫本の表紙とはとても思えない。物語からも表紙からも漂うおっさん臭さ、なんとかならんのかw
許されざる者 (創元推理文庫) – 2018/2/13
レイフ・GW・ペーション (著), 久山 葉子 (翻訳)
国家犯罪捜査局の元凄腕長官ヨハンソン。脳梗塞で倒れ、命は助かったものの麻痺が残る。そんな彼に主治医が相談をもちかけた。牧師だった父が、懺悔で25年前の未解決事件の犯人について聞いていたというのだ。9歳の少女が暴行の上殺害された事件。だが、事件は時効になっていた。ラーシュは相棒だった元刑事らを手足に、事件を調べ直す。スウェーデンミステリの重鎮による、CWA賞インターナショナルダガー、ガラスの鍵賞等五冠に輝く究極の警察小説。
★★☆☆☆
2022年10月29日 読了
安楽椅子探偵…に近いのだがその設定は必要だったのだろうか?…と。
いちいち毒づくのが後遺症のためなのか、はたまた主人公の元からの性格なのか分かりづらい。
特に女医に対しての見下した態度は後遺症のせいだとしても不快でしかない。
隠居した元敏腕長官の気まぐれ事件簿みたいなお話で充分面白くなりそうなのにな。
といってもそもそも爺さんが活躍する話は好きではない。
頑固爺キャラなるものが非常に苦手だし。
爺さんと言われるような年齢の男がやたらと若い女から褒められる描写が多くて辟易してしまった。
解説文に、「スウェーデンミステリの重鎮による」とあるくらいだから作家も爺さんなんだろう、ありがち。
スウェーデン(北欧)ミステリにハズレなし、というイメージが崩れそう。
ストーンサークルの殺人
(ハヤカワ・ミステリ文庫)– 2020/9/3
M W クレイヴン (著),東野さやか (翻訳)
英国カンブリア州に点在するストーンサークルで次々と焼死体が発見された。犯人は死体を損壊しており、三番目の被害者にはなぜか停職中の国家犯罪対策庁の警官ワシントン・ポーの名前と「5」と思しき字が刻み付けられていた。身に覚えのないポーは処分を解かれ、捜査に加わることに。しかし新たに発見された死体はさらなる謎を生み、事件は思いがけない展開へ……。
★★★☆☆
2022年12月19日
「イギリス・ミステリ界の頂点」
「英国推理作家協会賞最優秀長篇賞ゴールド・ダガー受賞」
と大絶賛の人気英国ミステリシリーズ第一弾。
連続殺人被害者の体にワシントン・ポーの名が刻まれていた事で事件解決に借り出された停職中警官のポー。
初対面部下のテイリー(IQ200)との関係はジャックバウアーとクロエみたいで良かったがいまいち盛り上がりに欠ける、なんとか読み終えた。
すごい残酷って聞いてたけど、全然そうでもなかった。
ああしてこうして殺されてた、という事実だけ並べると理屈としては残酷なのかもしれないけどゾッとするような、胸焼けするような表現が一切なかったので至ってあっさりした猟奇殺人だったな(矛盾)
(※上記感想は2022年にメモしていたもので、2025年現在、シリーズ4作目まで買って全て読んでるwなぜなんだ)
ある男 (文春文庫)– 2021/9/1
平野 啓一郎 (著)
弁護士の城戸は、かつての依頼者である里枝から、「ある男」についての奇妙な相談を受ける。
宮崎に住んでいる里枝には、2歳の次男を脳腫瘍で失って、夫と別れた過去があった。長男を引き取って14年ぶりに故郷に戻ったあと、「大祐」と再婚して、新しく生まれた女の子と4人で幸せな家庭を築いていた。ところがある日突然、「大祐」は、事故で命を落とす。悲しみにうちひしがれた一家に、「大祐」が全くの別人だという衝撃の事実がもたらされる……。
★★☆☆☆
2022/12/23 読了
第70回読売文学賞受賞作
キノベス!2019第2位
愛した夫が、ずっと信じていた人とは別人だったら……。
政治色が強い小説は嫌いじゃないが、日ごろからSNSで作者が主張しているようなことをそのまま登場人物たちに代弁させてる感が強い。
強い薬を胃で溶けるカプセルで包まず飲まされて胃が荒れちゃった……みたいな。
あと、アラフォーなのに美涼の口調がやたら幼いのもムズムズした。
女を舐めとんかワレ…。
そんな中、悠人くんの存在が一服の清涼剤。
そしてなんだかんだで私も「彼」に会ってみたかった…とちょっぴり思わされた。
正直面白くなかった。2022年に映画化され第46回日本アカデミー賞で最多の8部門受賞だそうだ…今配信もしているので小説がダメでもそっちなら面白い可能性がある……けど観る気がしない。
「マチネの終わりに」が傑作と言われているがそちらも読む気がしない。
終わりなき道
上下 (ハヤカワ・ミステリ文庫 )– 2018/6/19
ジョン・ハート (著), 東野 さやか (翻訳)
少女監禁犯を拷問の上、射殺したとして、刑事のエリザベスは激しい批判にさらされていた。州警察が内部調査に乗り出すが、彼女には真実を明かせない理由が……。様々な秘密を抱えた者たちの道はやがてひとつに繋がり、信じがたい邪悪の存在を暴く! アメリカ探偵作家クラブ賞史上初の連続受賞を成し遂げた著者の傑作長篇
★★★★☆
2022年11月4日 読了
黒人二人組の少女誘拐レイプ犯を射殺し、刑事人生の危機を迎えた女刑事エリザベスと、13年ぶりに出所した元刑事、そして新たな事件。
めちゃくちゃ面白かった…皆して心と体に深い傷を負ってるし、愛と正義についても色々考えさせられる。
犯人予想はついてたけどエグ過ぎ…((((;゚Д゚))))
90年代の古き良きアメリカ刑事ドラマっぽい雰囲気??好き。
臓器農場 (新潮文庫)– 1996/7/30
帚木 蓬生 (著)
新任看護婦の規子がふと耳にした「無脳症児」のひと言。この病院で、一体何が起こっているのか――。医療の闇を描く傑作サスペンス。
★★★★☆
2022年11月5日 読了
自分が看護師になった気持ちで読める面白さもあり一気読み。
その反面、見てはいけないものを見てしまった気分…人間とは命とは、人が生きるとは何か考えさせられる。
ラストはホロっと泣けて切ない…。
結構面白い作品なのに超無名っぽいのよね…。
看守の流儀
(宝島社文庫 – 2022/1/8
城山 真一 (著)
『このミステリーがすごい! 』大賞作家による最新作。
ひと癖もふた癖もある受刑者との交流、刑務所内の部署間の対立、刑務官としての矜持――。
加賀刑務所を舞台に繰り広げられる、刑務所ミステリー。
★★★★★
2022年10月27日 読了
加賀刑務所の刑務官たちと受刑者のあれこれ。
帯にある横山秀夫✨神✨の「いやぁ、これは久しぶりのドストライクだった」コメントに禿同(死語😂)
帯が某ディスカウントストアーのPOPのようだがそれはまぁいいw
初めて横山御大の『第三の時効』を読んだ時のような静かな興奮を味わえた。
短篇集は苦手なんだけど、連作短編なのでよし、そんで面白いからよし!!あっと驚くラストのために他をおざなりにしない、丁寧さがある。
どの章も胸の奥が熱くなるし火石かっこいいなおいっ!!
ただ、今回のような驚きのオチはもう出してこれないだろうから、続編はだいぶハードル上がるな…。
看守の信念
単行本 – 2022/2/24
城山 真一 (著)
模範囚の失踪、集団食中毒事件、火の気のないところで起きた火災……刑務官たちの信念が問われる事件。
その時、敏腕刑務官・火石に不穏な噂が――傑作『看守の流儀』に続く待望の刑務所ミステリー
★★★☆☆
2022年11月7日 読了
前作同様、加賀刑務所で起きるあれこれ、連作短編集。
惚れた女と手紙のやり取りをする安東のエピソード第4話の「がて」がなかなか良かったけど全体的にあっさり…
火石は相変わらずカッコいいけどね!
ラストは前作既読済み読者の期待に応える驚きをくれた👀お見事✨
第三弾熱望、でも右肩下がりになるだろうな…。
毒: poison (徳間文庫)– 2011/1/1
深谷 忠記 (著)
ある朝、少年は父を殺そうと思った。母に罵詈雑言を浴びせ、暴力をふるう父に対し、少年は恐怖を覚えていた。
そんな少年が父を殺そうと決意したのは「あの言葉」を聞いたからだった——。
★★★☆☆
2022年11月6日 読了
脳神経外科病棟での殺人と劇薬の盗難事件。
これでもかというほど醜いDV男に不快感MAX!!!とにかくDV爺シネ!と思いながら読む小説だなw
後半ネタバラシが少しややこしい。毒をもって毒を制すべし!!!
っていうかこれ以前も読んだ気がする…深谷忠記と伊岡瞬はタイトルがどれも似たり寄ったりで、タイトル見てもどれがどれだか思い出せないんだよな…。
フェイクフィクション
単行本 – 2021/11/5
誉田 哲也 (著)
東京・五日市署管内の路上で、男性の首なし死体が発見された。刑事の鵜飼は現場へ急行し、地取り捜査を開始する。死体を司法解剖した結果、死因は頸椎断裂。「斬首」によって殺害されていたことが判明した。一方、プロのキックボクサーだった河野潤平は引退後、都内にある製餡所で従業員として働いていた。ある日、同じ職場に入ってきた有川美祈に一目惚れするが、美祈が新興宗教「サダイの家」に関係していることを知ってしまい……。
★★★☆☆
2022年11月26日 読了
カルト宗教団体『サダイの家』との対決のお話。
とぼけた元キックボクサー潤平と同僚美祈の会話がいちいち面白いw
殺人描写も組織の闇もそこそこで、残忍な割に全体的にあっさりした印象。
ジウのようなワクワクする怖さが欲しかったかなぁ…。
雰囲気は以前Blogで紹介した韓国ドラマ(Netflix)『ナルコの神』っぽさがあるかも。
ある奴隷少女に起こった出来事 (新潮文庫) – 2017/6/28
ハリエット・アン・ジェイコブズ (著), 堀越 ゆき (翻訳)
(原題:Incidents in the Life of a Slave Girl)」は1861年に出版されたハリエット・ジェイコブズによる自叙伝である。
奴隷であった自身の経験をもとに描かれている。主人公の奴隷少女の名をリンダとして、奴隷として生まれ、そこから自由を求めて逃亡する生涯を記述している。
著者のハリエット・ジェイコブズは1813年にノースカロライナ州に奴隷として生まれた。
★★★★★
2022年11月11日 読了
「奴隷制は男にとっても酷いものだが女にはさらにおぞましい。全ての奴隷が担う重荷の他に悪事、苦悶、そして恥が特別に加算されるのだから─」
一人の人間として女としてそして子を持つ母としてこの残酷物語を最後まで読むのは辛かった。
「奴隷制は黒人だけでなく白人にとっても災いなのだ。それは白人の父親を残酷で好色にし、その息子を乱暴で淫らにし、それは娘を汚染し、妻を惨めにする」
奴隷を所有する側にいる女達もまた女性差別に苦しめられ優しく生きる機会を奪われている…そこも書かれてて素晴らしい。
傲慢で残忍な主人の下で、虐待を受け、裏切られたのにも関わらず、「疑うより信頼したほうが、いつでもずっと良いのだから」という著者の言葉、残酷極まりない奴隷制下アメリカに生きながらも高潔であろうとしたその精神、自分なら絶対こんな風に思えないだろうな…。あと、翻訳が時々おかしい?ところは少し気になった。
ちなみに、私はあとがきを読んでおらず、翻訳者があとがきを書いていたらしいと最近知った。そして、そのコメントがとにかく酷いらしい、と。
久々に作品名で検索したらそういった声が多く見られたため、私ももあとがきを読んでみたのだが、本当に酷くて絶句……。
まず「政治的見解やその描写」「著者の人生からはオフトピックな人や出来事」「当時の女性特有の感傷的な重複箇所」を削った、ということが書かれている。
なんでやねん、勝手なことすんなよ。
そしてさらに酷いのが、要約すると、「現代の女性差別に嘆く女たちもこの黒人女性に比べたらマシだからこの本読んで元気出そう」みたいなことまで…。
こんなこと書いてるのが同じ女性だっていうんだから呆れるやら情けないやら…。
それは、貧困家庭で飢えている日本の子どもたちに「アフリカの子よりマシだからアフリカの現状知って元気出せな?」って言ってるようなものじゃんか、アホだろ。
素晴らしい作品が台無し。
他の訳者の文で本作品を読み直したいくらいだ…。
やはり外国の作品は原語で読まなきゃいかんよね…(英語勉強しよ…)
黒い家 (角川ホラー文庫 ) – 1998/12/10
貴志 祐介(著)
若槻慎二は、生命保険会社の京都支社で保険金の支払い査定に忙殺されていた。ある日、顧客の家に呼び出され、期せずして子供の首吊り死体の第一発見者になってしまう。ほどなく死亡保険金が請求されるが、顧客の不審な態度から他殺を確信していた若槻は、独自調査に乗り出す。信じられない悪夢が待ち受けていることも知らずに……。第4回日本ホラー小説大賞受賞作。
★★★★☆
2022年10月3日 読了
ゾっとするも、なんとも悲しい、複雑な気持ちになった、だが面白い…!これそ貴志作品。
貴志祐介、相変わらずサイコパスを書くのがうまいなぁ…と思いつつ、この作品は1997年のもので、2010年に出版された『悪の教典』でとんでもねえことしでかすサイコパス教師の恐ろしさにはまだ到達していないんだよね、初々しさすら感じるw
未鑑賞だが映画化もされてる模様。
オリンピックの身代金
上下 (講談社文庫 ) – 2014/11/14
奥田 英朗 (著)
昭和39年夏、オリンピック開催に沸きかえる東京で警察を狙った爆発事件が発生した。
しかし、そのことが国民に伝わることはなかった。これは一人の若者が国に挑んだ反逆の狼煙だった。
★★★★★
2022年6月5日 読了
東京五輪の華やかさの裏にある悲しい現実と優しすぎるテロリスト島崎国男、夢中で一気読みした。
既にドラマ化されてるみたいだが私の中で国男は三浦春馬さんのイメージだな。
繊細な男がテロに走るまでの心の変化がとても丁寧に描かれているて、刑事との攻防、躍動感が凄い。
罪の轍
単行本 – 2019/8/20
奥田 英朗 (著)
東京オリンピックを翌年に控えた昭和38年、浅草で男児誘拐事件が発生し、日本中を恐怖と怒りの渦に叩き込んだ。
事件を担当する捜査一課の落合昌夫は、子供達から「莫迦」と呼ばれる北国訛りの男の噂を聞く――。
★★★★☆
2022年6月6日 読了
「世間から置き去りにされた人間の孤独を、緊迫感あふれる描写と圧倒的リアリティで描く社会派ミステリの真髄。
刑事たちの執念の捜査×容疑者の壮絶な孤独――。犯罪小説の最高峰、ここに誕生!」
とまぁ解説で絶賛されているのだが、それが言い過ぎと思わないほど面白くて一気読み。
手に汗握るスライムサスペンス。オリンピックの身代金といい本作といい、弱者や貧困を書くのがうまい…なんとも言えぬ息苦しさを覚える。
電話開通がまだ新しい昭和の時代に起きた幼児誘拐事件、手探りの捜査、刑事たちの戦いが熱い。
群衆の愚かさは今と変わらず恐ろしいものだなと…。
後味悪いが傑作。
こんなシリアスで切ない作品を書いてるのが、ドクター伊良部の小説を書いてる人と同じとはとても思えん、作家ってすごい。
殺人依存症 (幻冬舎文庫) – 2020/10/7
櫛木 理宇 (著)
息子を六年前に亡くした捜査一課の浦杉は、その現実から逃れるように刑事の仕事にのめり込む。そんな折、連続殺人事件が勃発。捜査線上に、実行犯の男達を陰で操る一人の女の存在が浮かび上がる。彼女は一体何者なのか――。息をするように罪を重ねる女と、最愛の家族を失い死んだように生きる刑事。二人が対峙した時、衝撃の真実が明らかになる。
★★★☆☆
2022年12月9日 読了
一気読みできる読み易さだが、グロ平気な自分も子どもへの拷問強姦描写はキツかった。
それで読者を麻痺させてる間に強引なラストを迎える。
続編ありきとはいえスッキリしない。
犯人の生い立ちも凄まじいが万能すぎてマフィアのボスみたいなんだよね。
主役の浦杉刑事に全く共感出来なかったことも残念。
あと、注意しなきゃならんのは性暴行描写がやたらリアルで、
「不衛生で伸びた爪が膣の粘膜をガシガシ…」みたいな、血が出る描写があり、文字だけで痛くなってくる。
この、性被害を男目線のファンタジーエロにしないリアルさは女性作家ならではかもしれない。
残酷依存症 (幻冬舎文庫) – 2022/4/7
櫛木 理宇 (著)
サークル仲間の三人が何者かに監禁される。犯人は彼らの友情を試すかのような指令を次々と下す。互いの家族構成を話せ、爪を剝がせ、目を潰せ。要求は次第にエスカレートし、リーダー格の航平、金持ちでイケメンの匠、お調子者の渉太の関係性に変化が起きる。さらに葬ったはずの罪が暴かれていき……。殺るか殺られるかのデスゲームが今始まる。
★★★☆☆
2022年12月9日 読了
殺人依存症の続編だけど前作を読まなくても全然平気な内容。
ストーリーは割と単純だけど映画『ソウ』のようなエグさが面白くて一気読み
近年抑圧された女の怒りをぶち撒けるような小説が増えてきてる?
それだけ女性の権利が向上してきたような錯覚から、思わず喜んでしまいそうになるが、
それほどの怒りが蓄積されていたと思うと、先人たちの苦悩はどれほどだったのだ?…と切なくもなる。
白い闇の獣
(文春文庫 ) – 2022/12/6
伊岡 瞬 (著)
小6の少女朋美が誘拐・殺され捕まったのは少年3人。だが少年法に守られ、「獣」は再び野に放たれた。
4年後、犯人の1人が転落死する。 朋美の元担任・香織はある秘密を抱えながら転落現場に向かう。
★★★☆☆
2022年12月25日 読了
少年たちによる性暴力と残忍さがリアルで胸がムカムカした、彼らは獣以下だ。
失踪した朋美の父・俊彦が復讐に動いたのか?という謎、細かい伏線が見事に回収されて読み応えがあったけど、俊彦や元教師を最後まで好きになれなかったんだよなぁ…。
この手の小説で被害女児の父親に、ぼんやりと好感が持てないって物語としてどうかと思う。それともそう感じる私が特殊なのか??伊岡瞬の作品は結構な数読んできたし、どれも必ず面白く、今回も決してつまらなくはないんだけど、登場人物に共感させるのが上手な作家さんなだけに、本作はそこだけ少しモヤる。
制裁 (ハヤカワ・ミステリ文庫) – 2017/2/23
アンデシュ・ルースルンド (著), ベリエ・ヘルストレム (著), ヘレンハルメ 美穂 (翻訳)
凶悪な殺人犯が護送中に脱走した。市警のベテラン、グレーンス警部は懸命にその行方を追う。一方テレビの報道を見た作家フレドリックは凄まじい衝撃を受けていた。見覚えがある。この犯人は今日、愛娘の通う保育園にいた。彼は祈るように我が子のもとへと急ぐが……。
★★☆☆☆
2022年11月11日 読了
スウェーデン作家、アンデシュ・ルースルン。
北欧ミステリ最高の「ガラスの鍵」賞を受賞。
北欧ミステリ最高の警察小説と謳われている〈グレーンス警部〉シリーズ第一作らしい。
テーマだけは良いが、貫井徳郎『紙の梟』を読んだ時のようなガッカリ感。(多分以前Blogに感想書いてる)
ペドフィリア(小児性愛者)への復讐や私刑に対しての、司法や世間の反応が一辺倒すぎてどうにも薄っぺらい。
こういうときは正反対の意見を持つ人達の様子も出した方がリアルだと思う。
そしてラストは「なんだありゃ」である。
事件は終わった 単行本 – 2022/8/26
降田 天 (著)
年の瀬に起きた痛ましい〈地下鉄S線内無差別殺傷事件〉。
突然、男は刃物を振り回し、妊婦を切りつけ、助けに入った老人を刺殺した。
時は過ぎ、事件に偶然居合わせてしまった人々には、日常が戻ってくるはずだった───。
★★★☆☆
2022/11/1 読了
会社員の和宏は、一目散にその場から逃げ出したことをSNSで非難されて以来、日々正体不明の音に悩まされ始め……(「音」)。
切りつけられた妊婦の千穂は、幸いにも軽傷で済んだが、急に「霊が見える」と言い出して……(「水の香」)。
事件発生直前の行動を後悔する女子高生の響が、新たな一歩を踏み出すために決心
したこととは(「扉」)。
人生に諦念を抱える老人が、暴れる犯人から妊婦を守ろうとした本当の理由とは(「壁の男」)。
など、全6編。
大注目の『このミス』大賞日本推理作家協会賞受賞作家が贈る、事件が終わって始まった、少し不思議でかなり切ない“その後”を描く連作短編集。
淡々としたお話ばかりだがスランプ中のイラストレーターと酔いどれオヤジの奇妙な出会い『壁の男』で綺麗にまとまり涙がホロリ、読後感が良い。
高校生池渕と野江、男女の友情…その後が気になる。
窓辺の愛書家 (創元推理文庫)– 2022/8/19
エリー・グリフィス (著), 上條 ひろみ (翻訳)
本好きの老婦人ペギーが死んだ。彼女は「殺人コンサルタント」を名乗り、数多くの推理作家の執筆に協力していた。死因は心臓発作だが、介護士のナタルカは不審に思い、刑事ハービンダーに相談しつつ友人二人と真相を探りはじめる。だがペギーの部屋を調べていると、覆面の人物が銃を手に入ってきて、ある推理小説を奪って消えた。
★☆☆☆☆
2022年11月3日 読了
多くの推理作家の執筆に協力していた本好きの老婦人ペギー(殺人コンサルタントと呼ばれている…なんやそれw)が死んだ。
死因は心臓発作だが、ペギーの介護士ナタルカはその死に不審を抱き、刑事ハービンダーに相談しつつ、友人二人と真相を探りはじめる。
ペギーと友人2人が、いわば素人探偵トリオとして事件を追うわけだが、どうも私は「探偵」なるものが好きではないようだ(自分では長年好きだと思い込んでいたが)、特に「素人」だとなおさらムズ痒くなる。三毛猫ホームズシリーズとか今読むと主人公片山刑事の妹と猫がまだ探偵ぶらないキャラだった一作目が一番面白いしな…。
で、本作、海外ミステリ好きの間ではかなり高評価だったので期待して読んだのだが全然面白くなかったw
ぼんやり思っていることなのだが、多分私は英国小説と相性が悪いw
妊婦バッチに苛つき、服を褒める人を上から目線と決めつけ、他人の言葉を差別だ悪意だとひねくれた解釈しがちなインド系女刑事(レズビアン)の癖が強くてなかなか物語に集中できず読むのが苦痛だった(^^;)
シリーズ2作目らしく、前作は『見知らぬ人』、多分この先も読むことはない。
狙われた羊 (講談社文庫) – 2022/11/15
中村 敦夫 (著)
カルト宗教は、心を奪い、カネを奪い、家族を壊す!
カルト教団によるマインドコントロールの恐怖と、悪辣な集金システムを描いた名作フィクション、緊急文庫化!
最近は浮気調査ばかりしている探偵の牛島のもとに、奇妙な依頼が舞い込んできた。
「人さらいはやってもらえるんでしょうか?」
依頼人の息子は、突如連絡を絶ったのだという。どうやら、あやしげな団体に深入りしているらしい。
「厄介な仕事」と踏んだ牛島は当初依頼を断ったが、秘書の坂巻に説得されて調査を開始。すると、依頼人の息子は、近年様々な問題を起こしているカルト教団に入信していることが判明した――。
★★★☆☆
2022年11月27日 読了
1994年から30年の時を経て再版、某カルト宗教をモデルに信者の洗脳と家族の苦悩を赤裸々に書いた小説。
作者は俳優業、キャスター、ジャーナリストと色んな肩書があるようで、誰だかわからんのでググったらなんだか見たことある顔だった。
しかしまぁ作家一筋でやってるような人でもないのに事件ルポを読んでるようなリアリティ…でもエンタメ小説としても成立してる。
自民政権と統一教会のズブズブな関係、実は韓国発祥の統一教会に支配されていた保守政党を崇めていた日本のネット右翼たち……とまぁ現実とリンクしまくり。
だがこれに関しては、どう考えても与野党グルでなければここまで野放しにはならないよね…と嫌気が差した。
古い作品だが全然古くない、読み応えあり。
噂 殺人者のひそむ町
(集英社文庫) – 2020/8/20
レスリー・カラ (著), 北野 寿美枝 (翻訳)
イギリスの海辺の田舎町。シングルマザーのジョアンナは奇妙な噂を耳にする。この町に、10歳のときに5歳の幼児を殺した悪名高い女が、名前を変えて住んでいる――面白半分のゴシップ話だったはずなのに、その噂に搦めとられ、周囲の人が怪しく見え始める。疑惑が錯綜するなか暴力行為や脅迫メール、遂には、ひとり息子の身にも危険が……。
★★☆☆☆
2022年3月9日 読了
噂話から住民が想像を膨らますが「子持ちの女同士の揉め事」は日本も海外も同じなのね…と妙なところで親近感がw
登場人物の年齢も、事件から何年経過してるのかもよくわからず、途中で「もう犯人誰でもいいや」と飽きてしまった…。
それでもまだ好感持てる人物がいたらよかったけど、それも皆無だった。タイトルもあらすじもめっちゃ面白そうだったのになぁ。しかもレビューも高評価が多い…謎…。もいっかい書くけど英国小説と相性悪いなwでもカズオイシグロは最高なんよ…。
明日香の皇子 (角川文庫)– 1986/5/30
内田 康夫 (著)
巨大企業エイブルックにまつわる黒い噂。謎の連続殺人。恋人・恵津子の出生の秘密。事件を解く鍵は一枚の絵に秘められていた! 東京、奈良、飛鳥を舞台に、古代と現代をロマンの糸で結ぶ伝奇ミステリ。
★☆☆☆☆
2022年8月7日 読了
巨大な陰謀に巻き込まれる主人公村久に全く魅力がない。
大好きな古代史が絡んでくるので期待していたが悲しい程つまらなかった。
古典作品では感じない古臭さや説教臭さを本作で感じてしまうのは何故だろう…。
昭和作品かと思ったら2010年初版文庫とは衝撃的だわ…。
2025年現在、調べたら初版1986年の作品だったw2010年ってどこから得たんだ??新装版?
ちなみに、2011年に出版されたベストセレクションとして2011年に出版された本作単行は何故かプレミアがついて30000円近い…。
祝祭の子 単行本– 2022/8/18
逸木 裕 (著)
かつて、宗教団体〈褻〉のトップ・石黒望は、子供たちに命じ信者らを殺害する。
殺人を犯し生き残った子供は〈生存者〉と呼ばれ、その存在は多くの議論を呼んだ。
時が経ち、生存者のわかばは警察に石黒の遺体が発見されたと聞くが、その後何者かに襲われる。
共に暮らした仲間と再会するが彼らもまた被害に遭っていた……
★★★★☆
2022年10月2日 読了
先の読めない展開と、ほんのり漂う中二病感が良い。
テーマは重いが合間合間に入るバトル展開が刺激となり、飽きることなく一気読みできた。
『同志少女よ敵を撃て』のように、女キャラがかっこいいのも結構好きかな。
ただ、これは傑作だ!!と思えないのは…読みやすさと引き換えってわけじゃないが…何か物足りなさがあるからだと思う。
背の眼
上下 (幻冬舎文庫 ) – 2007/10/4
道尾 秀介 (著)
児童失踪事件が続く白峠村で、作家の道尾が聞いた霊の声。
彼は恐怖に駆られ、霊現象探求所を営む真備のもとを訪れる。
そこで目にしたのは、被写体の背中に人間の眼が写り込む、同村周辺で撮影された4枚の心霊写真だった。
しかも、彼ら全員が撮影後数日以内に自殺したという。これは単なる偶然か?
★★★★☆
2022年11月2日 読了
第5回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞作。
真備のキャラが京極堂の中禅寺秋彦っぽいが、真備の方が人間臭くて身近に感じた。
村の伝承がゾクゾクする…そもそも私は閉鎖的な村で起きるナンチャラとか、その村にしかないおどろおどろしい掟や習わし…みたいな話が出てくる小説が大好物w
だが、出会う村人が皆温かくてホッコリしたのは意外だったw
皆それぞれ「愛する者の死」という傷を抱えていて切ない。
それにしても、作者と同名の道尾というキャラに事件を追わせ、その相棒役に真備をもってくるあたり、道尾秀介はきっと京極夏彦先生の百鬼夜行シリーズ(主役?の中禅寺秋彦は京極堂という古書店の店主であり「憑き物落とし」を特技とする)が好きに違いないw
いけない (文春文庫 ) – 2022/8/3
道尾 秀介 (著)
★★☆☆☆
2022年10月27日 読了
第一章 「弓投げの崖を見てはいけない」
→自殺の名所が招く痛ましい復讐の連鎖。
第二章 「その話を聞かせてはいけない」
→少年が見たのは殺人現場? それとも……。
第三章 「絵の謎に気づいてはいけない」
→新興宗教の若き女性幹部。本当に自殺か?
終 章 「街の平和を信じてはいけない」
→そして、すべての真実が明らかに……。
解説文に
「ラスト1ページですべてがひっくり返る。
話題の超絶ミステリがついに文庫化!
各章の最後のページに挟まれた「写真」には、
物語がががらりと変貌するトリックが仕掛けられていて……。
2度読み確実! あまりの面白さが大反響をもたらした、
道尾秀介渾身の超絶ミステリ。
騙されては、いけない。けれど絶対、あなたも騙される。」
と書かれているのだが……写真のページに気づかずいくつか飛ばして読み終えるという、致命的ミスを犯してしまったww
真実がわかればまぁ面白いっちゃ面白いけど、文章のみで完結する小説の方がやっぱ好きだな。「写真を使うなんて小説ではない!」とか、昔のМ-1審査員みたいなことは言う気はないし、自由な創造こそが新しい面白さを生み出すわけだが…やっぱ好きじゃないものは好きじゃない。
中国人少年のところだけホロっと泣いた。
方舟 単行本 – 2022/9/8
夕木 春央 (著)
大学時代の友達と従兄と一緒に山奥の地下建築を訪れた柊一は、偶然出会った三人家族とともに地下建築の中で夜を越すことになった。
翌日の明け方、地震が発生し、扉が岩でふさがれた。さらに地盤に異変が起き、水が流入しはじめた。いずれ地下建築は水没する。
そんな矢先に殺人が起こった。
だれか一人を犠牲にすれば脱出できる。生贄には、その犯人がなるべきだ。ーー犯人以外の全員が、そう思った。
タイムリミットまでおよそ1週間。それまでに、僕らは殺人犯を見つけなければならない。
★★★★☆
2022年9月30日 読了
「週刊文春ミステリーベスト10」&「MRC大賞2022」堂々ダブル受賞!
読書オタの間で2022年発売当時めちゃくちゃ話題になっていた本作。
結論から言うと、確かにラストは凄い。
登場人物誰一人魅力のある人がいない…と感じたのも、オチに向けて作者の張った罠…というか計算なんだなぁと。
そうしておかないといくら大どんでん返しとはいえ後味の悪さばかりが残っていたと思う
皆の身勝手さが不快だったのでラストはむしろ爽快だった。自分もまんまと作者の手のひらの上で転がされたわけだ…。
惚れた〇を一人置いて自分は助かろうとする〇〇(まぁ彼女は殺人犯という過去を持つのだし、ある意味仕方ないけど)、見事にそのバチが当たった。
ただ、ラストは素晴らしかったとはいえ、そこに辿り着くまでが結構退屈だったかなぁ…。
生きるか死ぬかの切迫した感じがそこまで伝わっててなかった。
まぁそれも考えようによってはリアルかも…。確かに死が迫っているという実感の湧きにくい状況ではあったので。
皆が突然殺し合う、とか派手なことが起きたらそれはそれで嘘くさいかもしれないな。
まぁとにかく犯人の頭がよすぎて感心した。
そして、主人公の従兄弟ちょっと笑えたw笑うようなストーリーではないのだが。
名探偵ぶってたのにあの結末だもんなぁ…wなんだかんだいって、ミステリ好きにはおすすめの一冊。
リバー 単行本 – 2022/9/26
奥田 英朗 (著)
群馬県桐生市と栃木県足利市を流れる渡良瀬川の河川敷で相次いで女性の死体が発見!
十年前の未解決連続殺人事件と酷似した手口が、街を凍らせていく。
かつて容疑をかけられた男。取り調べを担当した元刑事。
娘を殺され、執念深く犯人捜しを続ける父親。
若手新聞記者。一風変わった犯罪心理学者。新たな容疑者たち。
十年分の苦悩と悔恨は、真実を暴き出せるのか───
★★★☆☆
2022年10月9日 読了
10年前起きた二件の連続殺人と同手口の殺人が続け様に二件起き、群馬県警と栃木県警と遺族が3名の容疑者を追う重厚な警察小説
真犯人の意外性はあるが真相に近づく過程が少し退屈で山場がなく地味
でも徹夜で一気読みしてしまった
遺族の執念が凄い
少し不完全燃焼なラスト
鉄鼠の檻 (講談社文庫)– 2001/9/6
京極 夏彦 (著)
忽然と出現した修行僧の屍、山中駆ける振袖の童女、埋没した「経蔵」……。箱根に起きる奇怪な事象に魅入られた者――骨董屋・今川、老医師・久遠寺(くおんじ)、作家・関口らの眼前で仏弟子たちが次々と無惨に殺されていく。謎の巨刹(きょさつ)=明慧寺(みょうけいじ)に封じ込められた動機と妄執に、さしもの京極堂が苦闘する、シリーズ第4弾!
★★★★☆
2022年2月18日 読了
シリーズ1~4までの中で一番好きかも。
寺と旅館を行ったり来たり、皆で右往左往、いつにも増して探偵ものっぽさが強い巻だった?かも。
私は探偵ものがそもそもあまり好きじゃないんだけど、でも面白かったwまぁこのメンバーだしな。
和尚さん?たちのキャラもなかなか濃くて…w
しかし今回1341ページだぜ…漬物石かよ!いや、ちょっとした鈍器だろもう。
まぁでも作者の物知り自慢癖を満足させるための「中禅寺(京極堂)の蘊蓄ページ」を私はガッツリ飛ばすので、それだけで200ページ分くらいは時間短縮できてると思うww
塗仏の宴 宴の支度
(講談社文庫)– 2003/9/12
京極 夏彦
宴の支度は整いました――。京極堂、挑発される。
「知りたいですか」。郷土史家を名乗る男は囁く。「知り――たいです」。答えた男女は己を失い、昏(くら)き界(さかい)へと連れ去られた。非常時下、大量殺戮の果てに伊豆山中の集落が消えたとの奇怪な噂。敗戦後、簇出(そうしゅつ)した東洋風の胡乱(うろん)な集団6つ。15年を経て宴の支度は整い、京極堂を誘い出す計は成る。シリーズ第6弾。
2022年10月13日 読了
965頁読んで、あれ…?話が終わらない?と思ったら『宴の始末』に続くようだ😂
葬られた全村人惨殺事件を探る関口、何故か警察の尋問に遭いあわや大ピンチ…。
話があっちこっち飛びまくりで続編で迎えるフィナーレが楽しみ
今回、変人探偵榎木を初めてカッコいいと思ったw強い!!
塗仏の宴 宴の始末 (講談社文庫)– 2003/10/15
京極 夏彦 (著)
後の始末をお願いします――。京極堂、覚悟を決める。
「愉しかったでしょう。こんなに長い間、楽しませてあげたんですからねえ」。その男はそう言った。蓮台寺温泉裸女殺害犯の嫌疑で逮捕された関口巽と、伊豆韮山の山深く分け入らんとする宗教集団。接点は果たしてあるのか? ようやく乗り出した京極堂が、怒りと哀しみをもって開示する「宴(ゲーム)」の驚愕の真相。
★★★★☆
2022年10月16日 読了
前後編約2000頁😅長かった…登場人物多すぎる!あと、今回オチ読めちゃったなぁ…。
でも榎木と木場がやけに格好良かったし(関口…)京極堂の人間臭さ(弱さ)が垣間見れたのは貴重。やっぱ、イイ男のツンデレに弱いよな、女は。
宗教団体五つ巴てんやわんやw
バリケード突破のくだりからお祭り騒ぎ、そして真相がかなりエグいのは毎度のこと、疲れたッ!!!
絡新婦の理 (講談社文庫)– 2002/9/5
京極 夏彦 (著)
当然、僕の動きも読み込まれているのだろうな――2つの事件は京極堂をしてかく言わしめた。
房総の富豪、織作(おりさく)家創設の女学校に拠(よ)る美貌の堕天使と、血塗られた鑿(のみ)をふるう目潰し魔。連続殺人は八方に張り巡らせた蜘蛛の巣となって刑事・木場らを眩惑し、搦め捕る。中心に陣取るのは誰か?シリーズ第5弾。
★★★★★
2022年11月25日
1374頁余すことなく面白かった。
無関係に見える連続絞殺魔事件と連続目潰し事件が見事に交差する 、お見事!!
以前、間違えてシリーズ6弾から読んでしまったのだが、いつにも増して京極堂達が前の事件のトラウマ抱えてた様子だったのも納得、酷い結末…。
関口ラストしか出ないしw
歴史関連書籍備忘録
蘇我氏四代の冤罪を晴らす
新書 – 2008/11/28
遠山美都男 (著)
乙巳の変孝徳黒幕説は新鮮…!
確かに古人大兄皇子を次期大王に望んだ入鹿と手を組む軽皇子にずっと違和感あった
タイトルに反して「書記の蘇我氏悪臣説を盲信するべからず、だが好意的記述も鵜呑みにするべからず」
といった内容の冷静な本だった。
2022年3月13日読了
謎の豪族 蘇我氏 (文春新書)– 2006/3/20
水谷 千秋 (著)
素晴らしかった
関裕二氏のやや感情的な(かなり面白かった)本を読んだ後なので淡々とした文体と冷静な考察、そして蘇我氏を決して美化し過ぎない公平な視点がより際立っていた。
締めの一文がとても愛感を帯びていて少し泣きそうになった。
直に入鹿の首塚が見たいな…。
2022年2月13日読了
地図でスッと頭に入る古代史
単行本– 2021/1/27
昭文社 出版 編集部 (編集)
面白い!
古代史と地図系の本はいくつか持ってるけど表現が柔らかくとても読みやすい
イラストや写真や復元図など豊富
古代史初心者でも楽に読めると思う😌
付箋たくさん貼って楽しむぞー😄
(自分の好きな時代のとこばっか読んでしまうw)
2022年2月19日 読書
蘇我蝦夷・入鹿 (人物叢書)単行本– 1985/6/1
門脇 禎二 (著)
探し回って古書店で取り寄せたのに再販してたー😭…それはいいとして、蘇我満智=百済の木満致説は賛同できないがさすが門脇氏、読み応えあった!まさに無我夢中で読み耽っしまった。 大化改新までの蝦夷の葛藤と入鹿の奮闘が克明にかつ簡潔にまとめられていた、すごい。
2022年3月11日読了
和歌森太郎著作集 第4巻 古代の宗教と社会
単行本 – 1980/10/1
和歌森太郎 (著)
ものすごい濃い内容が詰まってる…!
読むのに時間がかかり必要箇所をメモしきれないかも。
買いたいけど高い…!
こんな時本当に図書館に感謝🙏
2022年3月16日読書
消えた古代豪族「蘇我氏」の謎 (中経の文庫) – 2016/5/13
『歴史読本』編集部 (編集)
蘇我氏考察初心者向けとでもいうか、とても読みやすく、恣意的な解釈記述もない、綺麗にまとめられた本
むしろこの淡々とした文調が妄想を掻き立てるかも でも古代史マニアにとってはやや物足りない
2022年3月22日読了
日本古代の儀礼と祭祀・信仰 中
単行本 – 1995/8/24
和田 萃 (著)
上下巻貸出中の為中巻を…。古代史漫画を描くにあたって、墓や葬儀についてもっと知りたくて借りた本。
古事記の内容が頭に入っていれば祭祀の項はスンナリ読める。
道教的信仰というのはいまだ謎めいてて、読んでもやっぱりスッキリしない。
日本は古来より、信仰に対して柔軟性ありすぎてほんと面白いよね。
2022年3月25日読了
逆説の日本史1
古代黎明編 封印された[倭]の謎
(小学館文庫)– 1997/12/5
井沢 元彦 (著)
お…面白すぎる!
古代怨霊編から読んじゃって慌ててこちらを買い足して、まだ序章までしか読んでないが凄い…😂
(古代怨霊編の感想って以前Blogに書いたような気がするけどうろ覚え)
「イデオロギーが先に来る人民史観・唯物史観の学者たち」への痛烈な批判、
めちゃくちゃスッキリするわ。
井沢元彦氏ってほんと文章うまいなぁ…。
でも、正当な歴史書として楽しむのではなく、エンタメとして楽しむ本って感じはする。
2022年3月30日読書
逆説の日本史3
古代言霊編: 平安建都と万葉集の謎
(小学館文庫)– 1998/4/3
井沢 元彦 (著)
古代怨霊編の途中で思わず古代言霊編を読み出してしまった…。
やばい、孝謙女帝と道鏡のくだりめちゃくちゃ腑に落ちる… まさに儒教の男尊女卑思考からくる「愛人関係」説だよね。
「寵愛=男女関係、という思い込み」同意だわ、この時の、仲麻呂の新羅侵攻という国難の予兆はかなり重要。
2022年3月30日読書
「大化改新」隠された真相 蘇我氏は本当に逆臣だったのか? ダイヤモンド社 –2008/6
谷口雅一
読みやすい😊
そしてCGでの創造図が色々あって面白かった。
特に甘樫丘の蝦夷・入鹿邸のCG再現、こういうのもっと欲しい…!
ただ、こちらの本なかなかマイナーでAmazonでもい中古情報しかない、不人気なんか??
NHKスペシャルで放送されたものを本にしたからかな??
私はその放送を知らなかったので楽しめた。
資料も発掘の成果もまだまだ少ないだけに夢が広がった!
2022年4月2日読了
日本の歴史をよみなおす(全)
(ちくま学芸文庫)– 2005/7/6
網野 善彦 (著)
第三章「畏怖と賤視」
古代から形を変化させていく「穢れ」の概念と、ある種職能者として日本の中でうまく機能していく被差別民がいかにして鎌倉江戸以降の被差別民の形に変化していくかをうまくまとめてあり今まで疑問だった事が多少なりともわかった。
2022年4月20日読了
古代日本人と朝鮮半島 (PHP文庫) 文庫 – 2018/4/27
関 裕二 (著)
この人の本はどれも安定して面白い(都市伝説作家的な扱いではあるが)
この時代の倭国と半島の関係ってめちゃくちゃややこしいんだけどガッツリ前知識があるのでサクサク読めた。
締めの言葉
「あいまいな日本」は美徳にもなり得るし「あいまいな共存」は必要
イイ事言う👍
2022年4月28日読了
古代日本の超技術
改訂新版
(ブルーバックス 新書)– 2012/12/21
志村 史夫 (著)
縄文時代技術
五重の塔
古代木造加工技術
古代「瓦」
奈良の大仏
古代「鉄」と日本刀
知りたいことが詰まっている一冊でサクッと読めた😊
すごいなぁ古代人の知恵✨
2022年4月27日読了
サイコロジー人物日本史 上巻―小田晋の精神歴史学
– 1992/4/1
小田 晋 (著)
人間心理から歴史を捉えるユニーク本。
現代病のように言われてる鬱病なんかも古代からあったのよねきっと。
人間って変わらないな。
学生時分に記号のように覚えた歴史上の偉人が改めて自分達となんら変わらぬ生身の人間だと実感できて楽しい。
2022年4月29日読了
敬語の史的研究
- 古書, 1968/1/1
辻村 敏樹 (著)
やはり古代に関しては書簡資料も少ないためこの本にもあまり記述がない…。古代漫画を書くにあたって、なるべく当時の言葉遣いに近づけたい…という、到底無理な願いをかなえてくれるような本を私は探し続けている…。
2022年5月12日
