2023年に観た映画の感想PART2

映画

探偵なふたり


2015年製作/120分/G/韓国
原題または英題:The Accidental Detective
配給:CJ Entertainment Japan
劇場公開日:2016年2月20日
監督:キム・ジョンフン

あらすじ
本業の漫画喫茶店長の仕事をさぼって警察署に顔を出し、捜査に干渉することを趣味としている推理オタクのカン・デマン。かつては「広域捜査隊の人喰いザメ」と恐れられていたが、現在では左遷されて一介の刑事として警察業務をこなすノ・テス。ある日、デマンの友人である刑事が殺人容疑で逮捕された。この事件に隠された陰謀を感じ取ったデマンとテスは、犬猿の仲ながらも協力して捜査を進めていくが、捜査中にさらなる殺人事件が発生してしまう。カン・デマン役にクォン・サンウ、ノ・テス役にソン・ドンイル。監督は「くだらないロマンス」のキム・ジョンフン。

2023年4月9日鑑賞
人喰いザメの異名を持つベテラン刑事と、かつて警察試験に落ちた妻子持ち名推理ブロガーという名の恐妻家オタクが手を組み事件の真相を追うという、小説でありそうなコメディタッチのミステリ。
ベタでコミカルなのに事件が意外に複雑で殺し方もエグくて面白かったw
ほっこり系やコメディものでも暴力描写だけは手を抜かない傾向があるのよね、韓国ってw
グォン・サンウ、しょーもない男の役も上手いな。続編もあるらしいので観よっかな( Ꙭ)ෆ˚*

青い塩


2011年製作/122分/G/韓国
原題または英題:Hindsight
配給:CJ Entertainment Japan
劇場公開日:2012年3月17日
監督:イ・ヒョンスン

あらすじ
ヤクザ稼業から足を洗ったドゥホンは、夢だったレストランを開業するため料理教室に通い始める。そこで出会った少女セビンと距離を縮めていくドゥホンだったが、セビンの正体はドゥホンを殺すよう命じられた暗殺者だった。セビンが自分の命を狙っていると知ってもなお、ドゥホンはセビンを裏社会から守ろうとするが……。

2023年4月9日鑑賞
隠れた?名作『イルマーレ』の脚本と監督を務めたイ・ヒョンスンの作品。
と言っても、私は韓国版オリジナルがあると知らずにキアヌ・リーブスとサンドラ・ブロックが共演したリメイク版先に観ちゃったのよね…。
今度韓国版も観てみよう。(設定が微妙に違うらしい)

さて、本作は足を洗い料理人を目指す元ヤクザと訳あり女の物語なのだが…韓国映画にしては結構地味かも。
映画通が好みそうな雰囲気はあるが、あれこれ詰め込み過ぎている脚本がかなり酷い…。
でもソン・ガンホとシン・セギョンのやりとりが心地よくてずっと観ていられる。
「おじさんと若い娘」という組み合わせなのに下品に見えないのも良い。
愛の形は色々だね。
韓国映画らしくないオチも新鮮。

ベッキー


2020年製作/94分/アメリカ
原題または英題:Becky
配給:ブラウニー
劇場公開日:2021年10月29日
監督:カリー・マーニオン ジョナサン・ミロ

あらすじ
母を亡くした少女ベッキーは父から再婚相手を紹介され、滞在中の別荘を飛び出す。しかし脱走した凶悪犯4人組が別荘に押し入り、ベッキー以外は人質にされてしまう。反撃に出たベッキーは、恐るべきスキルを駆使して犯人たちを追い詰めていく。

2023年4月23日鑑賞
13歳少女の復讐劇、相手はネオナチ脱獄犯。
グロいホームアローン的な…。
殺し方のエグさはめちゃくちゃ好きだけど何かが物足りない…なんだ?
そいつが一番強敵なのに、っていう超ゴツイ男との対決を期待してたのに味方みたいになっちゃうし。
あと飼い犬死んでもいいのかこの子?って思う場面がモヤる。
「凶暴な少女が大人の男を打ち負かす」という発想だけに頼りすぎてしまったんだな。
94分という時間はちょうどいいんだけどね。
ちなみに、5/24~Netflixにて続編映画『ベッキー、キレる』が配信されたようで、ちょっと期待してるんだけど、レビューがかなり低評価w

フロムヘル


2001年製作/124分/R15+/アメリカ
原題または英題:From Hell
配給:20世紀フォックス映画
劇場公開日:2002年1月19日
監督:アルバート・ヒューズ アレン・ヒューズ

解説・あらすじ
デトロイト生まれの黒人兄弟アレン&アルバート・ヒューズ監督が、UKコミック作家アラン・ムーアの同名作品を原作に、
19世紀イギリスの連続殺人鬼、切り裂きジャックの映像化に挑む。
ヴィクトリア朝末期ロンドンで台頭する新しい科学と古い伝統の相克、そこから生じたオカルティズムの流行など、
史実に基づく時代描写のもと、アヘン中毒の警部(ジョニー・デップ)が娼婦メアリ(ヘザー・グラハム)の協力を得て事件を追う。

2023年5月5日鑑賞
コミックが原作だったのか…あらすじ解説読んで今知ったわ。
どうりで安っぽいはずだよ…いや、でもそれは脚本家や監督の手腕次第よね。
切り裂きジャックは誰やねん、というシンプルなお話、完全にジョニー・デップのイメメンっぷりを堪能するための映画だな。
内容は薄いけど、この時代のイギリスの再現、とても雰囲気が出ていてそこはなかなか良かった。
でも、あれだけの女性が惨殺されたんだから、男たちに罰を加えろよ…、めちゃくちゃストレス溜まったわ!

マッキー


2012年製作/125分/G/インド
原題または英題:Eega
配給:TCエンタテインメント
劇場公開日:2019年11月1日
その他の公開日:2013年10月26日(日本初公開)
監督:S・S・ラージャマウリ

あらすじ
家の向かいに住む美人の慈善活動家ビンドゥに思いを寄せるジャニ。
一方、表向きは建設会社の社長で、裏ではマフィアの顔をもつスディープもまた、ビンドゥに夢中だった。
ある日、ジャニは勇気を出してビンドゥに告白し、2人は両思いになるが、金と権力とルックスで落とせない女はいないと思っていたスディープは激怒。
ジャニをなぶり殺してしまう。やがて小さなハエとして転生したジャニは、殺された恨みを晴らし、ビンドゥを守るためスディープに立ち向かう。

2023年5月6日鑑賞
恋人を守るため、蠅の姿で復活した男の復讐劇、なんという…w
夫が珍しく、熱心に「面白いから観て」とすすめてきた映画なんだなこれ…かわいすぎるやろw
ってか珍しく、ではなく初めてかもしれない。人に感想語ったり、すすめたりするタイプじゃないので…。

前半の、ポジティブすぎるアタックにかなり笑ったw
自惚れマフィアのスディープの間抜けっぷりもw
なのに、男の突然の死は意外にシリアスで残酷…アホだけどやっぱマフィアだな…なんと大人げなく、なんとエゲツない野郎だ…!
そして、ちょいちょい泣けた。
ひとつの作品に惜しみなくアイデアを詰め込んだ超エンタメ映画、蠅の躍動感が半端なく、アクションもなかなか。
ただ、2時間超はちょっと長いかなぁ…。ずーっとテンション高いから疲労感がw
よくよく考えたらすっごく悲しいよね…彼氏、蠅だぜ…。愛ってすごい。
日本では2013年10月に劇場公開したのち、2019年11月にリバイバル公開もあったとか…どんだけ人気なんだw

テロ、ライブ


2013年製作/98分/G/韓国
原題または英題:The Terror Live
配給:ミッドシップ
劇場公開日:2014年8月30日
監督:キム・ビョンウ

あらすじ
不祥事を起こし、テレビ局からラジオ局へ左遷された人気アナウンサーのユン・ヨンファは、
ラジオ番組の生放送中、正体不明のリスナーからソウル市内の漢江にかかる麻浦大橋を爆破するという脅迫電話を受ける。
いたずらだと思い電話を切ると、予告通りに麻浦大橋で爆発事件が発生。
相手が本物のテロリストだと確信し、このスクープがテレビ局復帰へのチャンスになるとにらんだヨンファは、犯人との通話の独占生中継を始めるが……。

2023年5月14日鑑賞
安定のハ・ジョンウ!!
スピーディーな展開とスリルなかなか見応えがあった。
98分ってのも絶妙なんだよね…無駄に長い映画が増えたから。
そして、韓国映画は相変わらず権力の腐敗と人間の汚さを描くのがうまい…!
主人公・犯人・テレビ局の上司・政府の思惑…と視聴者的にも忙しい、いいねいいね!
主人公がとにかく四面楚歌で無慈悲なのがまさに韓国映画w
毎度毎度、守ってくれるはずの上司がちょー汚いのがリアル。
橋の爆破も地味ながら絶望的で、これまたリアル。
容赦なく希望を打ち砕いてくれる。
絶対助かってほしい人が助からないのもこれまた韓国映画だな。
この事件、たった一言謝れば解決したのに、「偉い人」は決して過ちを認めない。

国はいつだって国民を使い捨てにするよね…本来は国民あっての国なのに。
ところで…これも日本がリメイクしたようで、阿部寛主演で「ショウタイムセブン」というタイトルなんだそうだ…。
絶対見劣りするからやめてほしい…。(阿部ちゃんは好きだけど)

この映画のレビューで、「韓国人は政府や権力がそんなに憎いのか」って意見があるんだけど、
むしろ日本人は何故権力に怒りを向けないのか…ってことに思考を巡らせるべきだと思う。
生活保護受給者や外国人にキレてる場合ではない。
誰が一番国民を飢えさせ、国民を殺してるか…政府じゃん、権力じゃんね…。
それに気づいて国民は怒っていいってことが、韓国映画から学べることの大事な1つなんじゃないかね。
私もかつては安倍さんの国葬もまぁええやん、と思ってたが、
今となれば、あの優しい顔の下にどれだけの企みを持ってたんだ…よく国民を騙せたな…と呆れてしまう。
だからと言って殺されていいとは思わないが、生きて説明責任を果たしてほしかった。
彼この国に置いていった負債はあまりにも多すぎる。

アジョシ


2010年製作/119分/R15+/韓国
原題または英題:The Man from Nowhere
配給:東映
劇場公開日:2011年9月17日
監督:イ・ジョンボム

解説・あらすじ
2010年韓国で630万人を動員したサスペンスアクション。
過去のある事件をきっかけに、世間を避けるように孤独に暮らしていたテシク。
隣家の少女ソミは母親が仕事で忙しく、テシクを「アジョシ(おじさん)」と呼び、たった1人の友だちとして慕っていた。
そんなある日、麻薬密売に巻き込まれた母親とともにソミが犯罪組織に誘拐され、ソミを救うため組織を追うテシクは事件の背後に隠された真実を知る。

2023年5月30日鑑賞
少女のために敵地に乗り込む元特殊部隊員テシク(超絶イケメン)と孤独な少女というベタベタな王道ストーリーだが良い…!
ウォンビンがかっこよすぎて全然おじさん(アジョシ)に見えないのにアジョシ呼ばわりなところに高い倫理観が伺える。
ぶっちゃけ私はこの手の作品の元祖とも言える『レオン』が苦手…。
だってさ、あれ、ロリコンですらないペドフィリア(小児性愛者)に見えない?
私には、レオンがマチルダに向ける視線に違和感と気持ち悪さしか感じなかった。(最近初めてレオンを観た映画好きの18歳の息子も私と同じ感想を述べてた)
現実でも、ナタリー・ポートマンはあの映画の影響で、性的視線を向けてくるおっさんファンに随分苦しめられた子役時代を送ったと本人が語ってる。
その記事がこちら
ナタリー・ポートマン、12歳で「性の対象」にされたことへの対処法がせつない(FRONTROW)

さて、話を戻して、ウォンビンって、全盛期キムタクが180cmだったらこんなだったのかな?とちょっぴり思わせる顔立ちだなと。
ただ、キムタクのようなギラギラ感はない。だからこそこの役がハマったんだろう。
なんつーか、無気力な顔してるよね…。
ちなみに『母なる証明』では知的障害者を見事に演じ切ってたことでも有名。
とか言ってるけど私はこの人の演技、この二作品でしか観たことないw

アクションシーンは、本作の方が制作も公開も先だけど、ジョン・ウィック的な面白さがある。
王道映画として安心して楽しめる作品。

すべてはその朝始まった


2005年製作/107分/アメリカ
原題または英題:Derailed
監督:ミカエル・ハフストローム

あらすじ
会社員のチャールズは美しい妻や可愛い娘に囲まれて幸せな暮らしを送っていたが、
ある日通勤電車の中で出会った女性ルシンダと恋に落ちてしまう。
ところが、場末のホテルで一夜を共に過ごそうとしたその時、銃を持った男が乱入し2人に襲いかかる。
その後も男は、ルシンダとの不倫をネタにチャールズを脅迫するようになり……。

2023年5月30日鑑賞
ほう…?口元濃い系痛そうな髭の目力おじさんでお馴染み?クライブ・オーウェン(なんのこっちゃ)が色恋沙汰の映画とな…?
と思ったら脅迫系かいッ!
結構スリリングな展開なのだが、脅迫系ってのはどうしてもイライラしてしまうし先が読めちゃうからイマイチだった。
ストーリーとは関係ないけど、昔からジェニファー・アニストンがダスティン・ホフマンに見えて仕方ない。系統同じよね…?
故に、美人設定がモヤる。
だけどこの役には合ってるなと。何かが足りないサスペンス映画だった…。

映画感想