映画感想

昔描いた「揺れる心」という漫画のリメイク比較画像。
表紙と1頁目

父子の絆、うまく描けているかわからないけど数年ぶりにリメイク中。
もうすぐ完成です。

新作更新ない中拍手くださる方本当にありがとうございます。
チマチマ…ではあるけど本の制作は一応進んではいます。

映画感想

ブラッド・ダイヤモンド(2006)
監督 エドワード・ズウィック

あらすじ
ダイヤの密売人であるダニー・アーチャー(レオナルド・ディカプリオ)は、巨大なピンク・ダイヤを隠し持つソロモン(ジャイモン・フンスー)
という男の存在を知る。一方、ジャーナリストのマディー(ジェニファー・コネリ)は、反政府組織“RUF”の資金源となっている“ブラッド・ダイヤモンド”の真相を探っていた……。

解説
1990年代後半のアフリカ、シエラレオネでの激しい内戦を描いた社会派アクション映画。
“ブラッド・ダイヤモンド”というダイヤモンドの不正な取引をめぐって起きる不毛な争いをサスペンスフルに描く。
元傭兵の密売人にレオナルド・ディカプリオ、やり手の女記者にジェニファー・コネリー、家族を愛する漁師役には実際にアフリカ出身のジャイモン・フンスーがふんし、緊迫感あふれる迫真の演技でみせる。
地域紛争が激化する“ブラッド・ダイヤモンド”の現実問題に言及した内容について、米国務省が批判したことでも話題となった問題作。
(シネマトゥデイより引用)

数年前に観た覚えがあるんだけどすっかり内容を忘れてた…。
で、なぜかいつもワールド・オブ・ライズとごっちゃになっていた(レオ様とラッセル・クロウが出てる中東が舞台の映画)

いやあ…こんないい映画だったっけ。マジかなり泣きました、本気泣き。
もしかして、レオ様の魅力が一番詰まった映画ではないだろうか?
「タイタニック」も素晴らしいし、「太陽と月に背いて」もいいけど、美少年美青年期を過ぎたレオ様映画としてはこれ最高かも。

まずテーマが重いし、そりゃ米国務省も慌てるわな…。しかし自由の国アメリカ、圧力などに屈せずこれをヒットさせた。

少年時代に親を惨殺され人殺しの訓練を受けた元傭兵アーチャー。
ダイヤの密売人なんてやってて打算的でずるがしこい男……なんだけど、やはりどこかレオ様特有の甘さがあって
結局は真の悪人にはなれず、また飛び立つこともできず…ソロモン親子の命を救うことになる。
女記者とのラブシーンはなく、それが余計に物悲しく2人の通い合った心をとても美しく演出してくれた。

寂しげな少年の面影を残した男……いくつになってもレオ様のそういう雰囲気って消せないけど、こういう映画ではそれが最大限に生かせるんだなあ…。

また、反政府組織“RUF”によって虫けらのように村人が殺されていく冒頭シーンと、傭兵部隊にこれまた虫けらのように殺される“RUF”の男たち(子どもたち)という終盤の山場シーン。
この二つが命のはかなさと、先進国と発展途上国の力量差、技術力の差、資金の差をまざまざと見せつけてくれる。

時々挟まれる先進国のきらびらやかな様子、そしてまたアフリカ……と場面転換するたびに胸が張り裂けそうになる。
自分はもともと宝石類に興味がないのでまだいいけど、こんなん観たらダイヤなんて絶対つけたくない、つけられない。

RUFに連れ去られたソロモンの息子が洗脳されていく様が本当に辛い。
でもこういった現実から目をそらしちゃいけないんだよな…。

現実の社会問題を描いていながら、きちんと娯楽映画として感動大作に仕上がっているし、心底善人だったソロモンが報われるラストも心地よい。
1ミリの無駄もなく、完璧な配役、あの「ラストサムライ」も手掛けたエドワード・ズウィック監督、あっぱれ。
素晴らしい映画っていうのは一人の人間の心情をきちんと丁寧に描いていて、それちゃんと観る者に自然な形で伝わってくるんだよね。
本作もまさにそう。レオ様の演技と脚本の素晴らしさによって、彼が目的のために突き進みつつ、そこか非常になりきれない様子が切なくて、すごく心に響いてきた。
本当に素晴らしい映画です。
ただ、監督……「アメリカン・アサシン」はどうかと思うわ……。
やっぱり配役って大事なんだなあ~と思う。適材適所ってのかな。
あんまり感動したので予告編はっておきます。

 

ハングマン(2017)
監督 ジョニー・マーティン

あらすじ
絞首刑をモチーフにしたゲーム「ハングマン」を殺人に見立て、次々と人の命を奪う者が現れる。刑事レイ・アーチャー(アル・パチーノ)と相棒のウィル・ルイニー(カール・アーバン)は、ジャーナリストのクリスティ・デイヴィス(ブリタニー・スノウ)の同行取材を受けながら犯人の行方を追う。遺体の胸元や背中に刻まれた文字などをヒントに、プロファイル術を駆使して捜査をするレイたちだったが、24時間ごとに新たな犠牲者が出てしまう。

はっきり言ってアル・パチーノとカールアーバンの無駄遣いです。
しかしながら、アル・パチーノの存在感はいまだ健在、ということがわかってよかった。
いわば生存確認のような映画…(2年前なのできっと今も大して衰え方は変わっていないはず)

この方はある程度年齢がいってからあまり変わらない印象。
相変わらずかっこいい!!!

これ、無駄に死体を見せたがるんだけど残酷かと聞かれればそれほど大したことはなく、恐ろしいかと聞かれれば別に……って感じ。
雰囲気はいいんだよね、夜の学校に傷だらけの首つり死体、連続殺人、捕まりそうで捕まらない、一人目の犠牲者は実は一年前に殺されたウィルの妻だった……とまあテンコ盛り。

だけど肝心のところで何が起きてるわからないカメラワーク?アホみたいな構図、場面転換。
なんでこんな下手なの…。
とある家に突入して犯人はまだ中に??という緊張感ある場面、レイの横を通り抜ける制服警官。
「奴だ!!!!」と言って追いかける場面。一瞬何がなんだか、もうすっごい下手!

ラスト、教会の階段で殴り合う犯人とウィル。
突然レイが出てきたと思ったらいつの間にかなんか怪我して死んでる(頭部強打?)
ここも「ガバッ」と出てくる場面がいまいち表現不足で、気づいたら取っ組み合いに参加して気づいたら死んでる、みたいなw

色々な謎が解けるシーンも「これだ!!!」とか2人で盛り上がってるけど「どれだよ」っていうつっこみせずにいられない。
視聴者おいてきぼり。
そんでもって、妻の遺体の傷、どう考えても今回の連続殺人と類似性あるじゃん。
一度は思い出して疑えよ……。

ジャーナリストのクリスは紅一点?なのに華がないし、突然の泣き語りも心打たれません…。
最初の犠牲者の恋人(レズ)が何故かついでのように殺されるし、本当に一つ一つの死がまったく怖くない。

妻の死と関連性がある、という話を聞いたウィルが取り乱すも、「お前は壊れてる」とかいきなり怒鳴られるほどのことでもない。
どうせそんな言い方するならもっと壊れてるところ見せてくれないと全然響いてこない。

ボーンコレクターっぽい雰囲気は嫌いじゃないけど、夜の学校や夜の精肉工場で怖さ演出するもアホな脚本のせいで全て台無し。
台詞のセンスもゼロ。
あと、忘れちゃいけないのがエンディング……。
あのさあ……その手法は一流映画だけに許されたやつですよ、いい加減にしてください監督!!!!!
こんな酷い映画は久しぶりだー(´Д`)

映画感想