久々にハマったドラマ、映画の話
面白いものに出会えるのは幸せだ。
ドラマ
THE HEAD

制作国 スペイン Hulu配信
監督 ホルヘ・ドラド
製作総指揮 ラン・テレム
2020年6月12日にスペインを始めとする、30以上の国や地域で放送、配信され 、その後90カ国で公開されている。
STORY
ポラリスVI南極科学研究基地では、10名の越冬隊のみが残って南極を覆う極夜を耐え忍び、
研究を6ヶ月間続けるはずだった。
しかし冬が明ける3週間前に彼らとの連絡が途絶える。
南極にようやく太陽が昇った日、心配になって駆けつけたヨハン率いる救助チームは世にも恐ろしい光景を目にする。
最近また観たいドラマ(篤郎の)があった為、Huluに加入して、たまたま目にしたドラマ。
え?山下智久が出てるの??これは同じ日本人として応援の意味も込めて観なければ…と、
軽い気持ちで観たらまぁ面白くて面白くて。
ちなみに私は日本のドラマ映画をもうずーーーっと観てないので、実は山下智久の演技を観るのはこれが人生初!!
口元に特徴があってモゾモゾ喋る人なのね…。
最初英語だからそうなのかと思ってたけど、日本語で答えるインタビュー映像とかでもモゾモゾしてたw
まぁでも綺麗な人だねホント。
あの寂し気で憂いのある瞳が、なんとも今回の役にガッチリはまってたな~。
閉鎖空間で一人また一人と死んでいく…っていう、アガサクリスティー『そして誰もいなくなった』っぽい、
皆が好きなベタ展開なんだけど、本作はまず最初に誰が死んだかほぼネタバラシした状態から、回想シーンに入る形。
生き残った2名のどちらかが嘘をついてる…?っていうもうゾクゾクするやつ!!!
2009年アメリカで放送され、私もWOWOWで観たHARPER’S ISLANDというドラマを思い出す…。
あれも島で惨劇が!犯人は誰?犠牲者が次々と……っていう、私好みのドラマだった。
久々にその系統の話が観れて嬉しいw
ラストは切ない……!!おすすめです!
Bad and Crazy

2021 韓国
原題: 배드 앤 크레이지
STORY
出世のためなら手段を選ばずに駆け抜けてきた反腐敗捜査係のスヨル(イ・ドンウク)。
当然、自分の物になると思っていた昇進が水に流れ、
国会議員ユゴンの従弟で強力係刑事インボム(イ・サンホン)の事件を引き受けることになり、
ギョンテ(エン(VIXX))を何らかの理由で暴行したインボムを懲戒処理し、
国会議員のラインに乗ろうと企む。
そんなスヨルの前にK(ウィ・ハジュン)が現れ、思い切り殴られる…。
いや~、こんなにコメディタッチで始まるドラマなのに結構な暴力描写w
凝った演出の数々、韓国ドラマってなんかベタな恋愛もののイメージだったけどこれは斬新。
コメディタッチな部分と、ガチガチのシリアスがうまく混ざり合っててそれが全然チグハグじゃない。
スヨル役のイ・ドンウク。私は初めて知った…っていうか全員誰だが知らんけど)は貴公子とかなんとか韓国では呼ばれてる俳優さんらしいが、
私はどうにも錦戸亮とかいうジャニーズの人に似てて、なおかつイ・ドンウクはイケメンだのなんだのと感じる以前の問題で、
すっげーいちいち表情がダサくて気持ち悪いw
なんだろう、残念なイケメン?なんか貧相なんだよね…どこが貴公子なんだ?
背は高くて細身(でも筋肉はそこそこある)なのはわかるけどさぁ…。
でも、そう思わせるくらい演技力があるってことなのかね?
喋るとキモイんだよねwなんだろうこの人。
…って文句ばっかり言ってしまったけどかなり楽しく観れましたw
女優さん、不細工だなぁ…だんだん見慣れていったけど…。
でもアクションがすごく良くて、動ける俳優さんが多いのかな、韓国は。
あ、あと若手の警官役の子が椎名桔平に似てる。
ラストは笑ったw
映画
ファナティック ハリウッドの狂愛者

THE FANATIC
2020 アメリカ
STORY
映画オタクのストリートパフォーマー、ムース(ジョン・トラヴォルタ)は
人気俳優ハンター・ダンバーの熱烈なファンで、いつか彼のサインをもらうことを夢見ていた。
ある日、念願かなってサイン会に参加するもダンバーに冷たく扱われたことから、
ムースの愛情はゆがみ始める。ダンバーの家を突き止め何度も接触を試みたムースは激しく拒絶されてしまい、
彼の行動はさらにエスカレートしていく。
すっっっごくトラボルタがキモイ!!!!
最初誰だこれ??ってなって、すぐ確認したわw
こんな役もやれるのね…。
でも、せっかくの名演技も肝心のストーリーがイマイチで、ラストも納得できないし、とにかく雑な映画だった。
トラボルタの頑張りが無駄じゃん!!
なんか、ちょっと知能面に難を抱える中年の役なんだけど、何故か理由が明かされるでもなく、
やたら周りに好かれてたり、若い女の子が親友だったり、説明不足すぎるんだよね。
必要なことを描かないままラストまで突っ走っちゃってる感じ。
同じようにスターに執着する映画なら、デニーロの『ザ・ファン』の方がずっといい!!
しかもさぁ…レビューサイトには、この映画唯一の救いだと思ってたトラボルタの演技をボロクソに言ってる人がいて、
そうなるともう一つもいいとこなしの映画ってことになっちまうw
トラボルタの無駄遣い!!
っていうか、トラボルタって一部から大根役者扱いされてるの??
私はずっとそこそこ演技派と思ってた。
まぁ、存在感のすごさと個性だけでも充分って感じはするけどw
プラットフォーム

EL HOYO/THE PLATFORM
2021 スペイン
STORY
中央に四角い穴の空いた謎の部屋で目を覚ましたゴレン。
そこは塔の「48階層」であり、上下には無数の階層が続いていた。
ゴレンは、同じ階層に暮らす老人トリマカシからここでのルールを聞かされる。
それは、階層は1か月ごとに入れ変わること、
食事が取れるのはプラットフォームと呼ばれる台座で上の階層から順番に降りてくる残飯が自分の階層にある間だけというものだった。
1か月後、ゴレンは「171」階層のベッドに縛り付けられた状態で目を覚ます。
いや~、面白かった、かなり好き!!
結構グロイ場面もあるけどいいよコレ!
スペイン映画いいね~。
確か、棺桶?に閉じ込められて土に埋められ助けを求めるだけの低予算映画、あれもスペインだったはず。
結構な胸糞映画なんだけどなかなか斬新で当時かなり話題になってた。
プラットフォーム、すっごい社会風刺というか、社会の在り方、資本主義だなんだ、貧富の差、人間の本質…等々、色々と見えてきて
自分はどうなんだ?と思うし、夢も希望もなくなりそうな気持になる。
ラストまでこの部屋がなんなのか全然わからないのもまた楽しいw
暗くてちょいグロが平気な人にはぜひ観て欲しい。
考察するような映画ではないんだけど面白かった。
一見ありがちっぽく見えるけどかなり斬新だと思う。
私の中のあなた

MY SISTER’S KEEPER
2009 アメリカ
STORY
白血病の姉(ソフィア・ヴァジリーヴァ)に臓器を提供するドナーとして、
遺伝子操作によって生まれた11歳のアナ(アビゲイル・ブレスリン)。
彼女はこれまで何度も姉の治療のために犠牲を強いられてきたが、母サラ(キャメロン・ディアス)は
愛する家族のためなら当然と信じてきた。そんなある日、アナは姉への腎臓提供を拒否し、両親を相手に訴訟を起こす。
なんか、キャメロン主演で『運命のボタン』ってなかったかな??
たまにそっちとごっちゃになってた。
大体の内容は耳にしたことがあるので、嫌な気持ちになるんだろうな…と身構えながら鑑賞。
キャメロンの演技、うまいなぁ…、ヒステリックな女を演じたら右に出る者なし!ってくらいうまいw
バニラスカイでも怖かった…。
以下、ネタバレあり
ストーリーは、途中までは予想通りな感じで運んでたんだけど、
なんかラストが意外で、ちょっと残念だった。
病気の長女を救いたいという親のエゴ(臓器提供のため)に産まれた次女が、
人権を勝ち取るために戦うシンプルで重い物語と思って観ていたので、
実は姉が妹に臓器提供の拒否をこっそり頼んでいた(もう死にたいから)、
というオチがわかった瞬間なんだか一気に気持ちが冷めてしまった。
いや、これはこれで悪いストーリーではないことはわかる。
親の執念と、もう生きる事をやめたい本人、誰よりも愛し合っているだけに……というメッセージ。
それでもやはり、期待してた映画ではなかったかなぁ…。
障害を持って生まれた子の介護要員として次の子を作る、というのは現実社会でもよく聞く話だ。(この映画では介護要員より臓器提供が目的だが)
そう言った意味で、本作で妹が裁判で勝ったことにより助かるかもしれない姉の命が助からず、
その結果を受け止めた上で家族がバラバラになるのか、
母親はそれを受け止めて次女を愛せるのか、という、現実でも到底答えが出ないような
難しい問題を真正面から描いて欲しかった。
自分は健康に長生きしていし、姉のためとはいえ臓器を失うなんて嫌だ!
という本来人間が持つべき当然の権利を奪う親と娘を逃げずに最後までやりきってほしかったんだよ…。
この映画の妹はあまりにも人間が出来過ぎている。
子どものそんな姿、私はどうにも納得できない。
死にゆく長女の姿は涙を誘うが、これではキャメロンのウザさばかり印象に残ってしまう…。
ビューティフル・カップル 復讐の心理

DAS SCHONSTE PAAR/THE MOST BEAUTIFUL COUPLE
2020 ドイツ
STORY
あらすじ・解説
マルテと恋人のリヴは、バカンスに訪れた海辺のコテージで若者たちに襲われ、彼の目の前で彼女が乱暴されてしまう。2年後、事件の悲しみを乗り越えようとしていた彼らだったが、主犯格の少年が恋人と寄り添い穏やかに暮らす姿をマルテが見かける。憤りを覚えたマルテは激しい復讐(ふくしゅう)心に駆られるが、リヴは前に進もうと彼を説得する。
うーん、何を表現したい映画なのかちょっと考えてしまうなぁ…わかりづらい。
あえて言うなら、レイプ被害に遭った本人ではなく、むしろそのパートナーに焦点を定めてる映画って感じ?
どう立ち直っていくか、と言う話でもないし…。
まぁでもラスト、皿を割る場面がなかなか良くて、ぼんやりとだけど理解できたかもしれない。
前に進むとはなんぞや?ってことなのかな…。
バクラウ 地図から消された村

BACURAU/NIGHTHAWK
2020 ブラジル/フランス
STORYと補足
テレサは村の長老カルメリータが亡くなったことを受けて、
故郷の村バクラウに戻ってくる。しかしその日以降、
インターネットの地図上から村が消え、謎の飛行物体が上空に出現し、
村の命ともいえる給水車のタンクが銃撃を受けるなど、村では異変が続発。
やがて村外れで村人が殺害され、それまでほとんど見かけなかったよそ者の来訪によって、
村は血なまぐさい暴力の渦に巻き込まれていく。
受賞歴
NY批評家協会賞第86回 外国映画賞
カンヌ国際映画祭第72回 審査員賞
これ、歴史博物館(という名の小さな小屋)が重要なカギを握っててまぁ言いたいことはわかるし、つまらなくもなかったんだけど、
『パラサイト』とカンヌで競った?とかなんとか…。
私は圧倒的にパラサイト派かな。
単純に本作はあまり面白くない。
議員?との揉め事や、村人との関係性がいまいちわからんし、
村人を狙っておっさんの突然の弱気もなんだかしっくりこないし…。
終始漂う不気味さは結構好みなんだけど、うーん…よくわからん。
母なる証明

原題:마더/MOTHER
2009 韓国
STORY
早くに夫を亡くして以来、一人息子のトジュン(ウォンビン)と静かに暮らすヘジャ(キム・ヘジャ)。
そんなある日、街で殺人事件が起こり、もの静かなトジュンが第一容疑者に。
事件の解決を急ぐ警察がトジュンを犯人と決めつけ、無能な弁護人も頼りにならない中、
ヘジャは真犯人を捜し出し、息子の無実を証明しようとする。
『殺人の追憶』が素晴らしかったのでポン・ジュノ監督作品はとりあえず全部観たいと思ってる。
本作もかなり有名だよね…。
なんか、息子の冤罪を証明するために奔走する母、なんてすごい感情移入しちゃいそうだからずっと避けてたんだけど。
まぁ見事でした、お見事!
『殺人の追憶』ほどではないけど……というのも、
やっぱり裁かれるべき者が正当な方法で裁かれる、
というのを求めてしまうわけです、私は意外に常識人なのでw
全編通して夢中で観れたので面白かったんだけど、冒頭の白昼堂々轢き逃げはありえるのか??
というのと、轢き逃げ犯を追跡してゴルフ場に行ってみたところでそんな簡単に犯人わかる?
という点がやや気になったw
それと母親役のキム・ヘジャの絶妙にムカつくおばさん顔は……素晴らしいんだけど(褒めてる)
謎のダンスは一体なんなの??
それっぽい雰囲気を演出するためか?それとも韓国の文化なの?
まぁそんな細かいとこがやや気になったけど、全く先が読めず、なかなかの傑作でした。
グエムル -漢江の怪物-

THE HOST/怪物
2006 韓国
STORY
ソウルを流れる大河の漢江(ハンガン)に、謎の怪物“グエムル”が現れ、
次々と人を襲う。河川敷で売店を営むパク家の長男カンドゥ(ソン・ガンホ)の中学生の娘、ヒョンソ(コ・アソン)も怪物にさらわれてしまう。
カンドゥは妹ナムジュ(ペ・ドゥナ)らとともに病院に隔離されていたが、携帯電話に娘からの連絡が入ったことから一家で脱出を試みるが……。
韓国版のポスター、かっこよすぎん??で、日本版ダサすぎる…。
さて、こちらもポン・ジュの監督作品。『殺人の追憶』の刑事役、ソン・ガンホが活躍する

タイトルは知ってたんだけどめっちゃグロそう…と思い避けてた映画。
全然グロくなかった。
っていうか家族愛が中心の結構切ないお話……。
この監督はどの作品でも社会風刺とか貧困層を描くのね。
この人死なないだろう、というハリウッドなら絶対期待に応えてくれる願望を見事に打ち砕く、これぞ韓国映画なのか??
怪物も結構アクティブでいい動きしてた、映画館で観たらすごい迫力だったかもな~。
あと、ヒロイン的な中学生女子を演じた子が美少女でもなんでもなく、そこらにいそうな感じ…。
日本だととりあえず売れてる顔の良いアイドルだか女優を使うんじゃないか?
すげーな韓国。
ラストが悲しすぎる、そしてとっても優しい。単なる怪物系パニックアクション映画ではない、ヒューマンドラマであり、社会派映画でもある。
パラサイト 半地下の家族

PARASITE
2019 韓国
STORY
半地下住宅に住むキム一家は全員失業中で、日々の暮らしに困窮していた。ある日、
たまたま長男のギウ(チェ・ウシク)が家庭教師の面接のため、
IT企業のCEOを務めるパク氏の豪邸を訪ね、兄に続いて妹のギジョン(パク・ソダム)もその家に足を踏み入れる。
これ、ちょー話題になってたのでいつか観たいと思ってたんだけど、どうせ金持ちに寄生して、
金持ち殺して家と名前を乗っ取る系でしょ?胸糞確定じゃん!
なんて早合点して観てなかった。
いや……ほんと、観て良かった。
すげー映画だった…圧巻っす…!
これまたポン・ジュノ監督だし、ソン・ガンホ出てるしw
2人はセットだな!
堤幸彦と渡部篤郎的なw(失礼ながらこっちが下位互換)
富豪と、貧困層と、そして……という三段落ち、お見事すぎる。
大雨で町が浸水する場面の絶望感、悲壮感、そこにきて高台に住む裕福層の優雅な事…。
さらに、(ネタバレになるけど)下には下がいる…という意味での「半地下」と「地下」の存在、マジで対比がうまい。
キム一家の気持ちの揺れ動く様が、全く台詞などで説明されていない、なのにめちゃくちゃ
ガツンと脳天に響いてくる、ジワジワと…。
『殺人の追憶』でもラスト顔面ドアップシーンが世界から評価されたソン・ガンホ、本作でもすごい表情を見せてくれた。
あれです、あのシーン。「〇い…」と言われて何かがガタガタと崩れたパラサイト一家ギテクの顔…えげつない演技力…。
すっごい映画だよほんと。これだけ深く描いてるのに映画としてもめっちゃ面白い。
ワクワクしながらハラハラしっぱなし。
いいの?悪いの?と自問自答しながらモヤりながら、でもめっちゃ先が気になって、
すごい。
色んな賞獲得したのも納得。この映画の脚本制作についての本とか出たら絶対買いたい。
ちなみに受賞歴はこんなに。
アカデミー賞第92回
作品賞
監督賞
脚本賞
国際長編映画賞
NY批評家協会賞第85回
外国映画賞
ゴールデン・グローブ第77回
外国語映画賞
LA批評家協会賞第45回
作品賞
助演男優賞
監督賞
カンヌ国際映画祭第72回
パルム・ドール
