どスランプで映画に逃げる
駄目だ…全然漫画描く気分になれない…しんどい。
映画観てる場合じゃないのに観てしまう( ̄Д ̄;;
映画感想
以下、映画の話だけです。
INVICTUS/インビクタス~負けざる者たち(2009)
WOWOW放送録画。
ず~っと観たい観たいと思ってて、やっと観た!!!
あらすじ
ジョン・カーリン原作のノンフィクション小説を、
『グラン・トリノ』のクリント・イーストウッド監督が映画化した感動のドラマ。
反アパルトヘイト運動に尽力し、南アフリカ共和国大統領となったネルソン・マンデラと、
同国のラグビー代表チームのキャプテンとの人種を越えた友情を描く。
主演は『ダークナイト』のモーガン・フリーマンと、『インフォーマント!』のマット・デイモン。
新旧の名優たちが熱演する実話を基にした物語に胸が震える。
※シネマトゥデイより引用
イーストウッド監督の得意分野…なのかな?
『グラントリノ』で貧困問題、差別、そういったものへの強い関心や
彼自身の持つモットーみたいなものを感じて、次に観た『チェンジリング』では
実話に基づいたお話を、これでもか!というくらい残酷に描いていたので
今回も南アフリカにとって消すことの出来ないアパルトヘイトの歴史を
結構エグイ感じでみせちゃうのかな?なんて少し身構えてたんだけど、
なんのことはない、
その昔映画館で観たトレーラーの印象通り爽やかで温かく、
とても素直な作品でした。
アパルトヘイトに関してはおまえ等常識だから説明いらねえだろ、
予習しておけや、
という監督の考えが透けて見えるようなw
私はこれを観る前一応予習しました、南アフリカについて。
これらは当然学生時代に勉強したけど、
改めて調べたら、その人種分類の細かさに驚いた。
そして、被支配層のとても同じ人間とは思えないような扱い。
これが近代史だっていうから驚きなんだよなあ…。
遥か昔じゃないんだもん、自分が小さな頃にこの問題がまだあったって
ことがもうね…すごいなと。
そういう知識を備えた上で観ないとただのラグビー映画にしか
見えないなこれ…。
お話のイメージと揃って、
マット・デイモンの演技がとても自然で、過剰さがまったくなかった。
そしてモーガン・フリーマン、『ディープ・インパクト』の大統領役を
演じたとき、(映画館で観た)「だ…大統領に見えない…」と思っちゃったんだけどw
今回はマンデラ大統領に観えた!!!!(゚∀゚*)
今まで観たモーガン・フリーマンの役柄の中で一番似合っていた気がする。
歩き方とか、動作、喋り方、これ相当マンデラ大統領の研究したんじゃないかな…。
何がすごいって、イーストウッド監督がここまでアクの強さを出さずに
ストレートに感動作として作り上げたこと。
もっともっと濃くて押しつけがましくてきっつい内容にしようと思えばいくらでも
やれたはず、、、、題材が題材なだけに。
ほんとすごいわ。
ミスティック・リバー観た後だから余計にそのギャップにびびりました。
物語はマンデラ大統領の釈放から始まるんだけど、
道路を挟んで片側の綺麗なグラウンドでは白人たちがお揃いの綺麗なユニフォームで
ラグビーの練習、もう一方は荒れた土地でボロボロの服をまとった黒人たちが
同じくラグビーをしている…。
その道路をものものしい警察車両が通っていく、
フェンスにしがみつき「ネルソン!!!!ネルソン!!!!!」と大歓声をあげる黒人たち。
(そういえばMJのThey Don’t Care About Usという歌のPVでもこんな場面が出てくる。)
それを観た白人たちが「この国はもう終わりだ…」みたいな台詞を吐く。
この場面以降、さほど過激な表現は出てこない。
なのでアパルトヘイトの壮絶な歴史を知らない人が観たら大統領がラグビー選手励まして
ワールドカップで勝ったよ♪ っていうだけの映画に見えるw
ストーリーに関しては説明不要で、
この映画を観ると、
マンデラ大統領が30年近い投獄生活で得たもの、この偉大な人物が
「人として生きるための大事なこと」を映画の中で静かに教えてくれる。
人の目を見て話す
人の話にしっかりと耳を傾ける
異なる意見に対してもまず理解を示す
相手を赦すということ
そして、
「決してあきらめない」こと…かな
当たり前でいて、誰もが実行困難なことばかり。
そして、物語も終盤にさしかかると、自然「日本人であること」を
強く意識している自分に気づく。
世界中の全ての人が持つアイデンティティに感動して胸の奥が熱くなる。
ちなみにこの映画(字幕版)を一緒に観ていた息子の反応が、
『ミッション・インポッシブル』吹き替え版を
観たときよりはるかによかったこと。
子どもながらに
必死に字幕を追って、ラグビーの試合では「やったああああ」と
叫んでいた。
質問してくるのでちょっと南アフリカの歴史について教えながら一緒に
観てたんだけど、
「じゃあこの白人さんたちすごく酷いね」と言ってきたので
「この人たちも産まれたその時から自分の立場が決まっていて、
突然それを覆されたわけだから怖いんだと思うよ」と
諭して、
息子は「そうか…そうなのかもしれない…」とか考え込んでた。
私自身、知った風なことを言ってしまって、
今の今までそんなことを考えたこともなかった癖に、自分の口から
こんなセリフが出たことに驚いた。
とまあ、ダラダラ書いてしまったんだけど本当に爽快で、爽やかで
優しい、捻りも何もない、ストレートに心に訴えかけてくる、
そして、
辛いときや何かに行き詰ったときにまた観たい、そんな映画でした。
おまけ★
この映画観たことで、今更ながらニール・ブロムカンプ監督の『第9地区』が
アパルトヘイトを揶揄して作られた映画だと気付いたw情けない…
ってことは同監督作品の『エリジウム』なんかもまさしくどストレートに
それを描いてた……ってことだわこれ!!!!!
いやあ、でも第9地区はおかしいよなあ…まるでエイリアン=黒人みたいじゃん
描き方が。エリジウムはまだわかるけど。
この2作の感想も消えたBlogに書いたので今度また観て感想書こうかな。
でも結構きっついんだよな両方とも。(特に第9地区がグロい)
THE LAST BOY SCOUT/ラスト・ボーイスカウト(1991)
あらすじ
ジョーは、大統領の命を救った事もある元シークレット・サービスだったが、
今はしがない探偵に落ちぶれていた。
ダンサーのコリーの身辺警護を仕事仲間が持ち込んできたが、
女房と密通していたそいつは、ジョーの家の前で車ごと爆死する。
一方、コリーの情夫、元フットボーラーのジミーは、妻子を事故で失った傷も癒えぬまま、
麻薬と賭博でリーグを追われ、人生に何の目標も持てない日々を送っていた。
警護に就いたジョーを何者かが襲う。
辛くも相手を倒し、駆けつけるが一歩遅く、
ジョーとジミーの目前でコリーは何者かに殺されてしまう。
※allcinema ONLINEより引用
※ネタバレあり
これまた数年前にWOWOWを録画してブルーレイに焼いておいたもの。
うーん、なんという単純なストーリーw
ジョー役のブルース・ウィリス、これ役作りいらなかったよねw
クビになったマクレーン(ダイ・ハード)??みたいな感じです。
ダンサーのコリー役に若かりし日のハル・ベリーが出てます。
でもあっさり殺されちゃってもったいない。
実は『デ・ジャヴ』のポーラ・パットンとハル・ベリーの区別が最近まで
ついていなかった…けどよく調べたら顔全然違うのね。
いや~~、トニー・スコット映画は好きなんだけどこれは軽いw
そんで下品w
多分トニー監督意識的にやったな…
典型的な悪役、ありがちな捨て台詞、キメ台詞、もうアメリカのアクション?映画の
基本的要素みたいなもの全部詰め込んじゃえ~ってすっげー気楽に作ったんだろうなこれw
例えば
ジョーが殺し屋に捕まる→銃をつきつけられる→不敵な笑み
→敵「何がおかしい」→「「昨日お前の女房と寝たよ」(以下、アメリカンジョークの応酬w)
もうこういうのツボでツボでw
でもなんだかんだで楽しいんだよねこういう映画って。
冒頭からジョーが相当な心の傷を負ってる様子なんだけど、
後に過去が明らかになると
「え……??それだけ?それだけで世捨て人気取ってたのかよ」と
突っ込まずにはいられない。
全然意味がわからないwいいからまじめに家に帰れよw
思春期の娘が歯の矯正器具を笑顔のすきまから見せるっていうのも
洋画で何回観たことかw
内容が軽いのに暴力シーンが結構激しくてやたら鼻を折る、折られる、
爽快ですw
このボーイスカウトは劇中「正義感」という意味で使われてるんだけど、
ジョーは躊躇なく敵をぶっ殺します、ワンパンマンですマジで。
娘の前で「プッシー(性器)」を連呼します。
娘のこめかみに銃口当てて「言う通りにしないとこの娘を殺す」とか
滅茶苦茶なこと言いますw
娘が拒否ったアイスクリームを箱ごと庭に放り投げますw
そしてラストはとにかくすごい、トニー監督、あんたはよくここまで好き放題やれるな…と。
敵の殺され方はとにかく悲惨で、スナイパーはなんと
高所から落下中に飛行中のヘリのプロペラで真っ二つに、
血がぐしゃあああってw
滅茶苦茶なんだけど安心して見られる、下品で軽い王道?アクション?映画でしたw


